歴代の島津のお殿様たちが大切にしてきた若宮神社をご紹介します。
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由緒
神社の御朱印をいただいたときの由緒沿革史によると・・・。
文治二年(1186年)島津家初代の藩主・忠久は、薩摩・大隅、日向の地頭職に補任され、現在の出水市の木牟禮城を居城として三つの国を治めました。
島津家6代・氏久の頃は、出水よりも地理的に統治しやすい東福寺城(鹿児島市清水町)に移りました。
延文二年(1356年)氏久が大隅八幡宮の三の神輿を若宮神社勧請して創建されたと伝えられます。当時の若宮神社は「若宮八幡宮」と呼ばれました。
その後も若宮八幡宮は歴代の島津家の守護神として崇敬されてきました。島津家15代・貴久は鶴岡八幡宮(鎌倉市)の神像を彫り、分霊を勧請して若宮八幡宮に合祀したと伝えられています。
島津家の当主が変わるときは、若宮八幡宮に参拝し、たくさんの金品が奉納したようです。
御祭神
御祭神として、応神天皇、神功皇后、仁徳天皇、玉依姫(神武天皇の母)が祭られています。これらは、八幡神と呼ばれる神々です。
応神天皇
韓国との国交を樹立し、大陸文化を我が国に輸入して政治経済を奨励したことから文化の守護神として崇敬が厚いです。
神功皇后
安産の守護神であり、子孫繁栄の神様としても良く知られています。
仁徳天皇
応神天皇の子です。平民の家に煙がたっていないことから、平民の生活の苦しさを理解して租税を免除したり、その間は宮殿の屋根のリフォームを控えるなど、慈悲深い神として有名です。
なお、相殿として、天照大神、ニニギノミコト、スサノオ、大国主命も祭られています。
例祭日
- 1月1日 歳旦祭
- 1月7日 七柱祭
- 2月3日 節分祭
- 3月9日 祈年祭
- 7月9日 夏越祭
- 10月9日 例祭日
- 11月15日 七五三詣神社
他の五社と比べて年間行事の数が多いですね。
若宮神社を参拝
鹿児島五社の一つ春日神社を参拝した後にやってきました。
春日神社から歩いてわずが五分の場所にあります。しずかな住宅街のなかにあります。
若宮神社の狛犬。とても強そうです!
こちらは手水舎の様子です。
参拝にあたり、手と口を清めました。
手水舎の横には神社の由緒の説明版があります。
若宮神社の社殿。
夕方になってくると、中の提灯(ちょうちん)がともされていてきれいでした。
相殿の様子です。
ここには、天照大神、スサノオ、ニニギ、大国主が祭られています。
江戸時代の天明二年(1782年)、第25代当主・島津重豪公が改築したようです。
重豪公は有名な島津斉彬公の曾祖父にあたります。
御朱印
参拝の記念に御朱印をいただきました。
御朱印を書いて頂いている間、社殿のなかで待たせていただきました。
若宮神社の参拝情報
アクセス
春日神社から歩いて5分。若宮公園を過ぎたらすぐ右手に見えます。
電話
099-248-2789
住所
鹿児島市池ノ上町7-30
地図
〒892-0806 鹿児島県鹿児島市池之上町7−30
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