鹿児島市の花尾神社のご紹介です。
安産のご利益で有名な神社です。
ご出産間近の方はぜひ参拝してはいかがでしょうか?
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アクセス&駐車場情報
九州自動車道「薩摩吉田」インターチェンジから車で約25分かかります。
のどかな田んぼの風景のなかに、朱塗りの鳥居が立っているのを見つけました!
参道の途中には、花尾神社が祭っている神様・丹後局(たんごのつぼね)がお座りになったと伝えられる岩があります。
丹後局については、後程触れることにします。
さらに進んでみましょう!
境内に向かう道の右側に社務所があります。私はこちらで御朱印をいただきました。
背の高い木々に囲まれた境内に到着しました。
島津家の家紋「丸に十の字」の鳥居が立っています。
境内に到着しました。駐車スペースは広々としています。
手水舎
こちらで心と体を清めてから参拝します。
長い歴史を感じる彫刻の手水鉢ですね。
社殿
では、参拝しましょう。
社殿は江戸時代の正徳三年(1713年)に建てられました。実に華やかです。
日光東照宮(栃木県)は徳川家康を祭る神社ですが、花尾神社は「さつま日光」と名前がつくほど見事です!
社殿のとなりでは、稲荷大明神(島津家の守り神)と春日大明神が祭られています。
社殿
天井に鮮やかな色彩の絵が描かれています!
その数は約400枚もあります。それぞれ違う草花の絵が鮮やかな色で描かれています!
社殿の横から入って観賞することができるので、ぜひご覧になってください。
そういえば、大隅一之宮「鹿児島神宮」(霧島市)の社殿も天井が見事ですね。
社殿のとなりでは、お守りが売られていました。特に安産のお守りが充実していますね。
花尾神社はどのような神様を祭っているのでしょうか?
ご祭神
源頼朝公(ミナモトヨリトモコウ)
1192年に鎌倉幕府を開いた将軍です。島津家初代・忠久の父であると伝えられます。
丹後局(タンゴノツボネ)
島津家初代・忠久の母です。
清和天皇(セイワテンノウ)
島津家と源氏の祖先にあたる天皇です。
永金阿闍梨(ヨウギンアジャリ)
丹後局が深く帰依したというお坊さんです。
由緒
健保六年(1218年)に初代・島津忠久公が三州(薩摩・日向・大隅)の守護職として来たとき、花尾山(現在の社殿の裏山)の麓に御堂を建てて源頼朝を祭ったのが花尾神社の始まりとされます。
記録によると、忠久公は母・丹後局を薩摩に迎え、現在の花尾神社の周辺に土地を与えたので、丹後局はこの地に住んだそうです。
安貞元年(1227年)に丹後局が亡くなると遺言により花尾神社の近くに葬られ、僧・永金も同じ場所に葬られました。
参道の上側に丹後局・永金・鎌倉から従者たちが眠るお墓があります。(お墓なので撮影は控えました。)
丹後局が忠久を出産するとき稲荷明神の狐火(きつねび)に守らたおかげで安産となったことから、花尾神社は特に安産のご利益で有名です。
なお、花尾神社では丹後局の墓の苔(こけ)を安産のお守りとして削って戴く習慣がありますよ。
最初、社殿は花尾山の頂上にあったそうです。
歴代の島津家当主たちは、祖先を祭る花尾神社を特に厚く保護してきました。だから社殿がこんなに立派なのですね。
島津家当主を主祭神として祭る神社は次のようなものがあります。
第15代当主・貴久は松原神社(鹿児島市)で祭られています。
第17代当主・義弘は精矛神社(姶良市)や徳重神社(日置市)で祭られています。
当主ではありませんが、義弘の弟・歳久は平松神社(鹿児島市)で祭られています。
第28代当主・斉彬は照国神社(鹿児島市)で祭られています。
初代忠久を主祭神として祭る神社がどこにも見つからないのが意外ですね。
忠久は、ずっと鎌倉で生活をしていたので、地元の人たちと距離感があったのでしょうか…。
他の神様と一緒に祭られている神社であれば、天御中主(北辰)神社(霧島市)などがあります。
御朱印
神社に向かう途中の右手にある社務所で御朱印をいただけます。
風格の漂う美しい字ですね。
花尾神社の参拝情報
電話番号
099-298-7669
住所
〒891-1101 鹿児島県鹿児島市花尾町4043
地図
社殿の天井が見事です。
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