大河ドラマ『西郷どん』の第13話。皆さん、今回もご覧になりましたか?
篤姫もいよいよ輿入れとなり、数話続いた江戸編がひと段落し、島津斉彬と西郷どんは鹿児島に帰ってきました。
ところが、老中阿部正弘が急死してしまい・・・?
ますます面白くなってきました!
前回のレポートはこちら!
薩摩の守り神
いよいよ篤姫は将軍・徳川家定に嫁ぐことになりました。
このとき、父・島津斉彬から篤姫に「お守り」として渡された小さなキツネの人形に気づきましたか?
キツネは稲荷伸の化身として、島津家の初代から守り神として考えられていました。
初代・島津忠久は産まれるときに狐火によって命を守られ、武勇で名高い第17代・島津義弘も朝鮮半島での戦で絶体絶命の危機に陥ったときキツネによって命を守られました。
鹿児島市には、この稲荷神を祭る神社がありますよ!
篤姫が将軍家に嫁ぐことについて、島津斉彬は「(篤姫が)不幸になる」と西郷どんに言っていましたが、歴代の島津家当主が崇拝するお稲荷さんのパワーのこもったお守りを娘である篤姫に渡すことで、少しでも多くの災厄から守ってほしいと願い、このお守りを渡したのでしょうね。(;O;)
薩摩切子でお祝い
めでたく篤姫の嫁入りが決まり、島津斉彬と西郷どんは縁側でささやかなお祝いをしました。
なかなか鹿児島弁をしゃべらない島津斉彬ですが、「おやっとさあ」(お疲れさま)のセリフが印象的でした。
このときに焼酎を汲んでいたガラスが美しかったですね。これは有名な薩摩切子です。
島津斉彬が集成館事業で開発した薩摩切子ですが、これは大名への送り物として活躍した高価なものです。
少なくとも1つ数万円します。
鹿児島市の尚古集成館(磯庭園)の隣りにある磯工芸館では、薩摩切子を購入することができ、また、製造光景を見学することができます。
西郷どんと正助どんの熱い友情!
島津斉彬は一橋慶喜(ヒー様)を次の将軍にしようとしていましたが、強力な味方だった阿部正弘が亡くなってしまいます。
再び江戸に向かうことを命じられた西郷どんは、島津斉彬に親友・大久保正助も江戸に向かわせてもらうようお願いしました。
西郷どんに対する嫉妬心から、最初は断ってしまった正助でしたが、
西郷どんを追いかけ、二人は龍門司坂(たつもんじさか)で再会し、一緒に江戸に向かうことになりました!
正助どんは良か嫁じょをもらいましたよね。(*’ω’*)西郷どんのように早々に離婚しませんように!(笑)
(史実では、大久保利通は子煩悩で離婚はしなかったようです。)
あらすじ&感想特集(まとめ)
西郷隆盛特集
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さあ!今週も薩摩弁を5つご紹介します♪
・「よかぶんな!」⇒「調子に乗るな!」
・「いっど!」⇒「行きましょう!」
・「おやっとさあ」⇒「お疲れ様」
・「ばったいならん!」⇒「これはどうしようもない。お手上げだ!」
・「“そら”をとってくいやい」⇒「“たわし”を取ってください」
いかがでしたか?読み方の基本としては、語尾を上げるのがポイントです。
次回も大河ドラマ「西郷どん」の劇中に登場するかもしれないし、しないかもしれない薩摩弁をご紹介しますので、楽しみにしていてくださいね!
ぜひ、学校や職場で薩摩弁をご活用ください!