大河ドラマ西郷どん21話「別れの唄」あらすじ&感想~地元鹿児島人のレポート!

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この記事は鹿児島地元人のララが書いています。

前回は大久保正助が活躍しましたが、今回は再び奄美大島に舞台が戻ります。

西郷どんと愛加那に別れの予感が・・・。

胸が切なくなりすぎてしょうがない回でしたね。(>_<)

前回の記事はこちら。

 

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長男・菊次郎の誕生

愛加那との間に、ついに長男が誕生しました。

西郷どんは涙を流して喜んでいます!立派な体格の大きな男が、人目もはばからず、ただただ嬉しくて泣いている表情が素敵でした!(´;ω;`)

今まで大切な人たちを失ってばかりだった西郷どんにとって、自分の子どもが生まれたのは、幸せの絶頂ですね。

みんなで踊ったり歌ったりしているシーンで、イギリス発祥のアイリッシュ音楽が流れていました。奄美大島は日本の一部ですがイギリスのBGMの効果で、本土から遠い感じを強く感じられて、面白い演出だと思いました。

 

「虐げる薩摩の私を、暖かく迎えてくれた島の人々の優しさに感謝している」

最初はあまり歓迎しなかった島民たちの中にに、西郷どんがすっかり溶け込んでいるのを見て安心しました。^^

 

長男は第一候補だった「菊太郎」の代わりに、将来薩摩に行く可能性を考え、「菊次郎」となりました。

時代がそうだから仕方ないとはいえ、我が子に好きな名前を付けることができないのは、親としてはとても辛いことです…。

なお、西郷どんは「男でも女でも菊をつけるつもりだった」と劇中で語っていますが、二人目の子ども(女子)には「菊子」という名前をつけています。

 

大久保一蔵の説得

出世して島津久光の重臣となった大久保正助が一蔵と名を改め、奄美大島にやってきました。

西郷どんを薩摩藩に戻すために必死だった前回の努力がやっと報われて、久光から西郷どんの償還命令をもらうことができました!

以前西郷どんが正助どんにお願いしたサトウキビを絞るための鉄輪をお土産替わりにもってきました。

一度は鉄輪の作製をことわった一蔵ですが、ニクい演出ですね。^^

西郷どんと一蔵は久しぶりの再会を飛び跳ねて喜んでいましたが、その様子を隣で見つめる愛加那の表情は複雑でした…。

 

薩摩藩に帰ろうとしない西郷どんに対し、今まで西郷どんを連れ戻すために努力を重ねてきた一蔵も譲れません。

「鉄炮も大砲もそろっている。やっと亡き斉彬公の遺志を成し遂げられる!」

「薩摩と言えば西郷じゃ。西郷吉之助がおらんといかん!」

西郷どんは情に厚い人です。今までも仕事ではなく家族を大切にしてきました。

最初の妻・須賀と結婚したときも、一蔵や周囲の避難から須賀を守り、江戸行きのチャンスを失ってでも、須賀と家族のもとに留まろうとしました。

 

一蔵は奄美大島を去る前に愛加那に「吉之助さんを返してください。」と愛加那に頭を下げました。

愛加那としては、なんとも辛いお願いです。

 

別れの唄の名は「朝花節(あさばなぶし)」

汝きゃが先々(あなたがこの先)

果報がなくとぅ あらしたぼれ(幸せになってください)

 

劇中に登場したこの歌。

朝花節は奄美大島の伝統民謡です。

最初に菊次郎が生まれたシーン、次に西郷どんと愛加那が海辺で歌うシーンで使われました。

この朝鼻節を歌うシーンは、どちらもかなり泣けましたね…!

 

二人ともずっと一緒にいたい。でも、別れなくてはならない。

「相手に幸せになってほしい」と願い、歌に気持ちを込める二人を見ていると、本当に切なくなりました。(>_<)

 

妻として、母として…愛加那の強さに涙!

一蔵から西郷どんへの包みが開けられた時、そこには敬愛する亡き島津斉彬の短刀が入っていました…。

奄美大島での生活でリラックスした西郷どんの表情に、ピリッと緊張感が走りましたね。

菊池源吾が西郷吉之助に戻った瞬間でした。

 

愛加那は西郷どんの文をグチャグチャにして、ガシッと西郷どんの胸ぐらを掴みます!

「薩摩に帰ってください!」

「俺はお前と菊次郎と一緒に暮らすと決めたんだ!」と抱きしめる西郷どんを

「嘘じゃ」と跳ね飛ばす!

「ここにいるのは旦那様じゃなくて、薩摩の西郷吉之助だ!」

 

愛加那は西郷どんの足枷になるのではなく、夫と別れる運命を選んだのでした。

最初の妻・須賀と同じですね。

波打ち際で愛加那を抱きしめながら、大泣きする西郷どんの背中を、「がんばれ、がんばれ!」と力づけるように叩く愛加那を見て、

「この女性はなんて強くて、愛情深いのだろう!」と感動してしまいました!

 

西郷どんが奄美大島をさった後も、菊次郎を背に元気にサトウキビ刈りをしている愛加那は、カッコよかったです。

細くて小さい身体に辛さをいっぱい抱えながらも、それでも懸命に前向きに生きようとしていったのですね…!

 

家庭より仕事を優先する世の中しなくてはならない世の中。

今でも仕事優先の世の中ではある気がしますが、西郷どんの生きた時代とくらべればかなりマシです。

今ならば愛加那や菊次郎、お腹の子どもを連れて、薩摩に戻ることも可能でしょうに。

仕方ないとはいえ、悔しいです!

 

最後に奄美大島に古く伝わる民謡が流れていました。

行きゅんにゃ加那(あなたは行ってしまうのですね)

我きゃくとぅ忘れて 行きゅんにゃ加那(私のことを忘れてあなたは去ってしまうのですね)

うたちやうたちぁが 生き苦しゃ(離れてみると心が苦しいのです)

戻てぃもれ(戻ってきてください)

お役目果たせば 戻てぃもれ。(お役目を果たしななら 戻ってきてください

妻子ぬ元ちや 戻てぃもれ(妻子の元に 戻ってきてください)

まさに愛加那の気持ちを歌った歌ですね。

次回は「偉大な兄 地ごろな弟」です!

 

あらすじ&感想特集(まとめ)

 

西郷隆盛特集

 

豆知識☆ちょこっと鹿児島弁講座( ..)φメモメモ

今週も薩摩弁を4つと番外編1つをご紹介します♪

  • 「どげんした」⇒「どうしたの?」
  • 「さしかぶいじゃの」⇒「久しぶりだね」
  • 「とぜんねか」⇒「さびしい」
  • 「なっべ」⇒「泣き虫」
  • 番外編・島言葉「すみよらん」⇒「ごめんなさい」
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