西郷どんは息子・菊次郎と弟・信吾に背中を押され、政治の世界に戻る決心をしました。
新しい政府は数々の問題を抱えています。
西郷どんや大久保は新時代の試練を乗り切ることができるのでしょうか・・・?
改めて西郷どんの空よりも高く海よりも深いスケールの大きさを感じるとなりました!
前回のレポートはこちら!
CONTENTS
岩倉と大久保、鹿児島へ
岩倉と大久保が新政府の代表として、国父・島津久光を東京に来るよう催促するために、薩摩までやって来ましたが・・・。
久光は明らかに仮病を使って、東京に行くのを拒んでいましたね💦
昔は久光に取り入るために必死に頭を下げていた大久保一蔵ですが、今では毅然(きぜん)とし、久光に対する態度がガラッと変わっていました!
ついこの間まで家臣だった者に命令されるのは、元上司の久光としては屈辱の限りです。
新しい時代になり権力を奪われた今、悔しいけれど何もできない。
久光の無念かつ悔しそうな表情が印象的でした。
颯爽(さっそう)と去る大久保に「行かないでくれ」と泣きつく様子は、もう可哀そうなくらい哀れでしたね・・・。
一枚岩ではない明治政府
税金を増やして豊かな国造りをするためには、江戸時代まで長く続いてきた藩を早く廃止する必要がありました。
各藩の反対を抑えるため、天皇陛下直属の軍隊「御親兵」が創設され、その指揮官に西郷どんが任命されましたが、薩摩・長州・土佐・肥前で構成されたメンバーたちは激しく対立。
このまま、まとまりのない新政府で新しい日本は大丈夫なのでしょうか!?
すごく心配になりました!
雨が降りしきる中、西郷どんが出かけようとした、熊吉が鹿児島の雨を懐かしく思い出すシーンがありました。
このとき、「島津雨」という言葉が出てきましたね!
雨はマイナスのイメージを持っている方が多いと思いますが、鹿児島では吉兆(良いことが起きるサイン)とする考えがあります。
この考えは、島津家初代・忠久の生まれたときのエピソードが関係していますよ。^^
うまくまとめた西郷どん!
岩倉具視と大久保は天皇陛下の許可を得て、廃藩置県を断行しました。
土佐と肥前はこれに激怒!ついに政府は崩壊するように見えたのですが、うまくまとめたのは西郷どんでした!
「全ての民に、こんなつまらない政府だと思わせてはいけない!」
「維新で出た膿(うみ)は、反乱でもなんでも、私が引き受けましょう」
自分の保身に走りがちな偉い政治家たちには、ぜったいに言えない言葉です!
西郷どんの「自分のことより民が大事」という姿勢は、新政府を離れようとしたメンバーたちの心をガッチリ捕まえ、再び話し合いのテーブルに戻したのです!
西郷どんの懐の深さを痛感したセリフでしたね!
実際に西郷どんがこんなセリフを言ったのかはさておき、西郷どんの懐の深さと政治家としての潔さに、心から痺れてしまったシーンでした!
しかし、西郷どんは、この後さらに感動させてくれました。
会議の後、大久保と二人きりで並んで座っているとき、西郷どんはこのように言います。
「お前が抱えきれないものは俺が背負う。」
ぐあーっ!これまた痺れる言葉を…!!
こんなこと言ってくれる真っすぐな友達が欲しい、と思いましたよ!
いや、自分がこんなことを友達に言えるように、もっと自分の性格を磨いていきたいと思います!!!
西郷どんが大久保にそっとおにぎりを差し出します。
「食べんね」
質素なおにぎりの味は二人が貧しかった少年時代を思わせるものだったのでしょう。
今ではすっかり立派な身分になり、日本を導く存在となった大久保が、おにぎりを受け取るのを一瞬ためらう表情が良かったですね!
大久保は言葉で「ありがとう」とは返さなかったものの、うれし涙を称えた表情が十分に感謝を伝えていました・・・。
大久保はきっと頭の良い人なのでしょうが、効率的に物事を進めようとするあまり、相手の気持ちを察したりすることが不器用なようです。
日本の先を見据えながら、早く新しい国作りをしないといけないという焦りもあったでしょうね。
幼い頃から支え合ってきた西郷どんに「お前が抱えきれないものは俺が背負う。」と言われてどんなに嬉しかったことか(´;ω;`)
西郷どんのような人情深い人がとなりでサポートしてくれると、大久保はとっても心強いでしょうね!
新政府の責任を引き受けるところや、大久保に対する熱い友情など、西郷どんの心の大きさを改めて痛感する回でした!
あらすじ&感想特集(まとめ)
第1話から感想レポートを地元目線で書いています。
西郷隆盛特集
西郷どんの盛り上がっている鹿児島の観光スポットをご紹介!
大河ドラマ「西郷どん」観光コース
おススメの「西郷どん」観光コースを交通手段・地域ごとにまとめました!
豆知識☆ちょこっと鹿児島弁講座( ..)φメモメモ
今回も、薩摩弁を5つご紹介します♪
・「ねっかい」⇒「根こそぎ」「すべて」
・「みっちぇん」⇒「右側」
・「ずんなか」⇒「うるさい」
・「こらえっくいやい」⇒「こらえてください」
・「やんばる」⇒「(積み重なった)ゴミ」
いかがでしたか?読み方としては、語尾を上げるのがポイントです。
次回も大河ドラマ「西郷どん」の劇中に登場するかもしれないし、しないかもしれない薩摩弁をご紹介しますので、楽しみにしていてくださいね!