鹿児島のスイーツといえば、あくまき(ちまき)が有名です。
端午の節句になると、鹿児島県内のスーパーにはあくまきが並び、あくまきを手作りするための灰汁やもち米、竹の皮などの材料も販売されるほどです。
そう、あくまきは鹿児島人にとってまさに「ソールフード」です!
そんな鹿児島では必須の「あくまき」の作り方などをご紹介します。
CONTENTS
あくまきとは?
あくまきとは、もち米を竹の皮で包んで、木炭の灰汁で煮て作る鹿児島の銘菓です。
竹の皮を開いてみると、
ぷるるんとしたあくまきがお目見えします。
これを2~3センチほどに切り分けます。
あくまきの由来
あくまきは男の子の単語の節句を祝うために作られます。
戦国時代の薩摩の武将・島津義弘が戦場に食料として持ち込んでいたとも伝えられています。
あくまきのレシピ(材料・作り方)
あくまきの材料(12本分)
- もち米 9カップ
- 灰汁(あく)7カップ(湯 9カップ、木炭 500g)
- 孟宗竹の皮 13枚(※内1枚はひも状に裂いておく)
- きな粉 50g
- 砂糖 50g
- 塩 少々
出典:鹿児島市
あくまきの作り方
- ボウル、または鍋の上部に合うザルをのせ、さらし木綿を数枚張り、灰を入れ、湯を灰の上から少しづつ注ぎ、ろ過させて灰汁をとる。
- もち米は洗って、2倍に薄めた(1)の灰汁(あく)に一晩つけておき、ザルに取り上げて水気を切る。
- 竹の皮は一晩水に漬けてから、縦に3分の1ずつ打ち合わせて折り、さらに片方を横に折り、その袋になったところに、(2)の米1カップをゆるく詰め、口の方を折る。ひも状にさいた竹の皮で3カ所くらい結ぶ。
- (3)のあくまきを大釜または大鍋に入れ、水11リットルと灰汁3カップを加え、ふたをして強火で3時間以上煮る。途中、水気がなくなったら水をつぎ足し、弾力がついてきて、米粒がつやのある琥珀(こはく)色になったらできあがり。
出典:鹿児島市
あくまきを作る様子
妹キキの旦那さん・タロウが、ご家族総出であくまきを作っている様子を撮影し、映像を私たちに提供してくれたので、ご紹介します!
毎年の一大イベントになっているそうです♪
鹿児島では、昔は各家庭で作られていたあくまき。
それぞれの家庭のあくの味加減や固さが異なります。
私たちもおすそ分けを頂きましたが、あくの加減と柔らかさが最高でした!
あくまきの食べ方
黄な粉や砂糖をまぶして食べます。
ポイントは、極少量の塩を混ぜることです。これで、あくまき本体の自然な甘さが際立ちます。
もう少し上品な食べ方として、黒蜜をかけて食べることもあります。
あくまきのカロリーは?
1本(300グラム)あたり約400カロリーあります。
だいたいですが、ご飯大盛り1杯や、かけうどん1杯と同じです。
ちなみに我が家では、あくまきをゲットしたときは、昼ご飯やおやつにあくまきを食べます♪
あくまきは日持ちする?賞味期限は?
あくまきはもち米が原料でみずみずしくやわらかいため、あまり日持ちしないような気がします。
しかし、だいたいですが常温で1週間程度は持ちます。
戦国時代に武将が保存食として持ち歩いていたというのも納得できますね。
冷蔵庫に入れておけば約2週間は持ちますよ。
あくまきの保存方法
あくまきは日にちが経つと、内側が固くなってきて、美味しさが減少していきます。
小さくカットしてラップにつつんで冷蔵しておくと、美味しさを長持ちさせることができます。
食べる時は、ラップにつつんだ状態でレンジでチンすると、美味しく食べることができます。
お土産にもおすすめ!ネットでも買える?
あまり日持ちしないお菓子ですが、ネットでも買うことができます。
あくまきの有名な販売店「梅木商店」
鹿児島の銘菓「あくまき」は、いろいろな店で販売されていますが、中でも有名なのが「梅木屋」さんです。
鹿児島を代表する銘菓「あくまき」を、ぜひご賞味あれ!!