1858年に井伊直弼によって行われた「安政の大獄」で幕府に反対する人々が弾圧されました。
尊王攘夷派の一人「月照上人」と西郷隆盛は都を追われ、薩摩に逃れてきました。
この記事では月照上人と入水した西郷隆盛が命を吹き返した史跡を紹介します。
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西郷さんの復活の地
しかし、薩摩藩は月照聖人を匿うことで幕府と対立することを恐れ、匿うどころか日向(宮崎)に送還する途中で月照聖人を殺す決定を下します。
絶望した西郷隆盛と月照上人は鹿児島湾(錦江湾)に身を投げますが、亡くなったのは月照聖人だけで、西郷さんはここ(鹿児島市竜ヶ水)で救助されました。
西郷隆盛は自分だけが助かってしまったことを恥じ、月照上人と身を投げたときに自分は死んだと思うようになります。
一度は捨てた命。
西郷隆盛は命を懸けて激動の時代に身を投じていくのです。
その結果、死んだ人が写真に写るのはおかしいと考え、自分が写真を撮影されることを嫌ったというエピソードもあります。
現在も西郷隆盛の写真は存在していません。
西郷隆盛蘇生の家(動画)
国道10号線沿いにあります。場所が鹿児島市内から遠い上に、車以外の交通が不便なため、なかなか来れない方も多いと思います。
動画を撮影してきたので、ぜひご覧ください。^^
ただし、家の窓や門は、固く閉ざされていて中の様子がわかりません・・・。残念!
この茅葺屋根の家は、1969年(昭和44年)に復元されたものです。
家の前から広がる桜島と錦江湾の景色はきれいですよ!
アクセス
・鹿児島中央駅から国道10号線を車で20分。駐車場なし。
途中は鹿児島湾と桜島の眺めが素敵です♪過去に何回かイルカが車を伴走してくれて感動したことがあります!^^
1858年、西郷隆盛が月照上人と入水した際、救助された場所