大河ドラマ西郷どん18話「流人 菊池源吾」あらすじ&感想~地元鹿児島人のレポート!

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この記事は鹿児島地元人のララが書いています。

大河ドラマ『西郷どん』の第17話。

西郷どんと月照が錦江湾に身を投げたシーンで終わった前回。

二人はどうなってしまったのでしょうか?

 

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月照上人は還らぬ人に…

月照は無くなり、西郷どんだけが蘇生しました。

自宅で蘇生していますが、西郷どんが蘇生した家の史跡が鹿児島市竜ヶ水にあります。

Discovery! "House Where Mr.Saigo Takamori Recovered" - Important Historical Site for Japanese History!
In 1858, the Tokugawa Military Government ran a campaign "Ansei no Taigoku" to punish those who opposed to Tokugawa and ...

なお、月照上人は鹿児島市の南洲寺に眠っています。

僧月照の墓~鹿児島市南林寺町~
鹿児島市南林寺町にある月照上人のお墓にお参りしました。

 

舞台は奄美大島に移ります。

正直に申しますと、「鹿児島観光ガイド」を名乗っておきながら、奄美大島はまだ未取材なのです・・・。

いずれは奄美大島へ、大河ドラマ「西郷どん」ゆかりの地を取材しに行こうと考えています!

乞うご期待!!p(^_^)q

 

オープニングに変化が!

オープニングを聴かれていて、歌が変化したことにお気づきですか?

里アンナさんの歌が島唄バージョンに変化していました!

 

この島唄バージョンの歌詞の現代語訳を見つけました。

とても印象的だったので、ご紹介させてください!

大きくはばたけ

涙をこらえ

叫びだす

散り行く人々の

信念を

ヨーハレイヨハレイ(かけ声)

愛があふれる世界のために

出典 : NHK

 

まさに、これからの西郷隆盛が歩みだしていく人生そのものではありませんか!?

主君・島津斉彬を失い、月照を失い、同志・橋本佐内を失い、大きな悲しみを背負いながらも、

亡き人々の信念を受け継ぎ、愛のあふれる世界を作っていく・・・。

この歌詞を見た時、私は感動で身震いしてしまいました!

 

オープニングが少し変化したことの他に、島言葉に字幕が付くことによって、

西郷どんが薩摩から遥か遠く遠くに離れた場所にやってきたのだということをヒシヒシと感じました。

 

舞台は奄美大島へ!

薩摩藩は西郷どんを匿うために、西郷どんを奄美大島に島送りにしました。

月照を一人で死なせてしまった自分を責める西郷どんに、橋本佐内が死んだという知らせももたらされました。

 

月照と橋本佐内が死に、自分だけがおめおめと生き残っている事実に、西郷どんはますますどん底へ打ちひしがれていきます。

今回の西郷どん、かなりメンタルが参ってましたね・・・。見ていて、私も胸が苦しくなりました。(´;ω;`)

 

西郷どんは、激動の人生の中で、多くの人々に出会い、そして別れています。

それは私たち視聴者も同じことです。

土砂降りのスコールの中、西郷どんが友を失った悲しみを嘆き叫ぶ姿を見て、自分の姿を重ねてしまった人も多かったのではないでしょうか。

 

しかし・・・。

そんな可愛そうな西郷どんには申し訳なかったんですが、ドラマに出てきた奄美大島の自然は、南国の生命力と美しさに溢れてました!

島民がサトウキビ刈り・黒砂糖の製造を行うシーンなどは、奄美半島より更に南にある沖永良部島で撮影されたものです。

私が取材で訪れているときも、沖永良部島には広いサトウキビ畑が広がっていました。

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3番目のマドンナ・愛加那登場☆

奄美の自然の美しさに溶け込んでいるかのように、大河ドラマ『西郷どん』の3番目のマドンナが登場しましたね!

西郷隆盛の2番目の奥さんとなる、愛加那(あいかな)さん(劇中は“とぅま”という名前で呼ばれています)。

愛加那さんについて、少しご紹介しておきましょう♩

 

愛加那さんは1837年(天保8年)に生まれました。西郷どんの9歳年下です。

薩摩藩の支配のもと、奄美大島を治めていた龍(りゅう)家の娘として生まれました。

日本人は明治時代になってからすべての人が姓を持ちましたが、当時の龍家は奄美大島で公式に姓を持つ唯一の家柄だったようです。いわゆる、お嬢様だったわけですね☆

実際に、龍家の石高や領地は、西郷家よりもはるかに多かったそうです。

また、愛加那さんは、奄美大島の特産品である芭蕉布(ばしょうふ)を織る腕前が一流だったことでも有名です。

芭蕉布は夏に着ると涼しくて軽いので、奄美大島の暑い気候に適しています。大河ドラマ中でも西郷どんは芭蕉布を着ていますよ。^^

 

さて、ドラマの劇中では、とぅまはイヤイヤながらも、西郷どんの給仕役を引きうけます。

もともと父を殺した薩摩の武士が大嫌いだったこともありますが、西郷どんの悪態のつきっぷりにとぅまは怒り爆発!

海に行って、海の神に「どうかあん男に 災い与えてくれしょりー!」と叫んでいます。

しかし、島言葉なせいか、なぜか可愛く聞こえてしまったのは私だけでしょうか。(^^;)

 

とぅまの祈りを海神様が信じてしまったのか、西郷どんは高熱に倒れました。

とぅまの祈りの力はすごいですね!

とぅまは西郷どん精神世界のなかで、死に向かいかけていた西郷どんを光の方向へ導くのでした。

 

とぅまが作ってくれたソテツのおかゆを口に運び、元気を取り戻した西郷どん。

主君・島津斉彬が幸せにしようとしていた「民達」に奄美大島の人たちは含まれていなかったことを恥じ、

「島のことについて教えてくれ」ととぅまに頭を下げました。

ようやく島と島の人々に向き合う気持ちになった西郷どん。

良かった☆良かった!

次回からは、本来の西郷どんらしさを取り戻した姿が見られそうですね♫

 

黒糖地獄?!(`・ω・´)

西郷どんがとぅまに看病を感謝したときに語ったとおり、サトウキビのおかげで、薩摩は「大藩」となり、他の藩より強い力を持つことができました。

第1話と第2話に登場した調所広郷が薩摩の財政を立て直したのも、

島津斉彬が日本の近代化のために藩のお金を使って集成館事業を行えたのも、

薩摩藩が明治維新を起こす原動力となれたのも、

背景には奄美大島の人々が「黒糖地獄」と呼ばれる環境の中で搾取されていた黒い歴史があることを考えると、内心がどうしても複雑になりました。

西郷どんがこの黒糖地獄とどのように向き合っていくのか、今後の展開に注目です!

 

あらすじ&感想特集(まとめ)

大河ドラマ「西郷どん」感想&あらすじ~地元鹿児島人の後追いレポート特集!~
地元鹿児島人の目線で後追いレポートを作成しています。 毎週の放送を夫婦で楽しんだ後に、夫婦で感想を書いています。 ご覧いただければうれしいです! NHK大河ドラマ「西郷どん」を、故郷・鹿児島から熱く応援します!

 

西郷隆盛特集

 

豆知識☆ちょこっと鹿児島弁講座( ..)φメモメモ

今週も薩摩弁を4つと番外編1つをご紹介します♪

  • 「まくんな」⇒「負けるな!」
  • 「ぐらしか」⇒「かわいそう」
  • 「ただでんすんちおもな!」⇒「ただで済むと思うな!」なるべくなら使わないに越したことのない表現ですね。汗
  • 「ねっがじゅっ」⇒「熱が出る」
  • 番外編・島言葉「ありがっさまりょーた」⇒「ありがとうございました」

私も少しずつ島言葉を勉強していこうと思っています!

視聴者のみなさんも一緒にがんばりましょう!

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