大河ドラマ西郷どん23話「寺田屋騒動」あらすじ&感想~地元鹿児島人のレポート!

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この記事は鹿児島地元人のララが書いています。

前回、西郷どんは島津久光の許可なく京都に向かい島津久光の大ヒンシュクを買ってしまいました。

視聴者として、今回の展開はどうなるのか気になります。

ハラハラしてしょうがありません!

どうなる!?西郷どん!

 

前回の感想はこちら!

オープニングの鹿児島の美しい景色をみるたびに、自分は美しい故郷に生まれて幸せだなと感じます!

 

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切腹の沙汰

一蔵が西郷どんに会うために京都にやってきました。

「何をやっているんだ!?吉之助さん!」

島津久光もカンカンですが、正助もカンカンです!

 

正助は西郷どんが奄美大島にいる間、西郷どんが薩摩に戻ってこれるように力を尽くしました。

そして、何とか島津久光公の許しを得て、西郷どんを連れ戻したのです。

それなのに、西郷どんは無断で京都に行ってしまいました。

そのおかげで、一蔵の面目は丸つぶれです。

 

普通の会社員だったなら、一蔵はあっさり西郷どんを見捨てていたでしょう。

「こいつは俺を裏切った。一人で死ねばいい」

しかし、二人は親友です。一蔵は西郷どんの理解者であり、かけがえのない存在だと思っています。

 

正助は西郷どんに「刺し違えて死のう」と言いますが、西郷どんは「俺は死なない」と答えます。

西郷どんは今までの人生の中で悟ったことがあったからです。

心から尊敬する島津斉彬公が亡くなり、共に入水しようとした月照が亡くなり、今まで大切な人を失ってきた人生。

そんな人生の中で、自分が生き残ったのは「生きているうちに自分が何かを為すべき」だからと思ったのです。

西郷どんは絶対に自分が死ねないと思っていました。

 

最近は自殺をする子どものニュースが多いですよね。

理想論なのかもしれないですが、私は一人ひとりが「何かを為すべき存在」だからこそ生まれてきたと思うのです。

西郷どんのこの言葉、元気のない子どもたちに聞かせてあげたいと思いました。

 

西郷どんは「俺は逃げも隠れもしない。堂々と久光公に会う」と言いました。

ここまで肝の据わった人間は、なかなかいないのではないでしょうか?

度胸の座った西郷どん、カッコイイです!

 

さらに、海江田がやってきて、西郷どんに切腹の沙汰があったことを仲間に告げます。

有馬新七は一蔵を問い詰め、二人はふたたび争いはじめように見えたのですが…。

ここでタイミングよく村田新八のお腹がグーと鳴ります。

赤山靱負の切腹前日の時もそうでしたが、村田新八のお腹の音には本当にホッと癒されます。^^

今回は数回もお腹が鳴って、まさに大活躍でしたね!

このおかげで、場の雰囲気が和み、西郷どんはみんなをウナギを取りに誘いました。

まるで、第1話の少年時代の日々のように。

大人になってもこのように仲間同士で楽しく過ごせる友達がいるのは、うらやましいですよねえ。^^

 

一蔵と新七も酒を酌み交わし、わだかまりが無くなって安心しました。

今まで衝突することが多かった二人が打ち解けて、良かった良かった。^^

 

宿に戻ると、西郷どんを捕まえに来た薩摩の役人が待ち構えていました。

刀を抜こうとする新七を制して、西郷どんは笑顔で捕まります。

どうか再びみんな揃って鰻取りができますように!

そう祈ってしまいました。><

 

久光怒りマックス!(゚Д゚)

あなたは上司を怒らせたとき、どのような対応をしますか?

何かしら理由を一生懸命考えて自分の身を守りますか?

それとも、素直にひたすら頭を下げて謝りますか?

 

久光は京都に到着し、西郷どんに面会すると、改めて切腹を申し付けました。

一蔵が「西郷は京都で暴発しそうな志士たちを抑えるために京都に行った」と一生懸命フォローしますが、久光は聞く気がありません。

やばい、やばいぞ、西郷どん!?

 

西郷どんは弁明をするわけでもなく、謝罪するわけでもなく、ただ自分の意見を述べました。

「私のやったことは薩摩のためでした。罰は受けます。これからは国父様が日本を変える策を考えなければならない。そのためには国父様が変わることが必要です」

自分の命を懸けて仕事をする人間とは、かくも肝が据わっているものなのでしょうか?

サラリーマンとしては西郷どんには頭が下がりっぱなしです・・・。

しかし、この言葉で上司の久光の怒りは更に増しました!久光は顔を真っ赤にして西郷どんを斬ろうとしました!

ああ、もうダメだ…!

 

しかし、そこで久光の側近、小松帯刀が静かに意見します。

「斉彬公は西郷は役に立つ男だと申されました。使い方さえわかれば、こんなに役に立つ男はいません。使いこなせるかどうかは主君の器量次第です。」

その言葉を受けて、一蔵が続けます!

「久光様ならできます!」

有能と言われる指揮官には、だいたいの場合、有能な部下に支えられているものですよね。

ここまで言われると、さすがに怒り頂点の久光といえど、西郷どんを殺すことはできません。殺してしまうことは、自分に部下を使う能力がないということを部下に示すことになるのですから…。

久光は小松帯刀のおかげで、一時の感情に流されて、西郷どんを失うことを回避できました。

なお、小松帯刀は薩長同盟や大政奉還など日本の歴史が変わる重要な局面に貢献した人物です。

 

西郷どんは切腹を免れることができましたが、村田新八と共に島流しの刑に処されることになりました。

西郷どんは2回目の島流しです。

前回は幕府から存在を隠すために奄美大島に流されましたが、今回の島流しは「罪人」として送られます。

厳しい島での暮らしを強いられることになりそうです…。

西郷どんは大丈夫でしょうか?心配ですね。💦

 

お虎(近藤春菜さん)が「私も一緒に連れて行ってください」と西郷どんを追ってきました。

役人を吹き飛ばす様子は、迫力あって圧巻でしたが(笑)、同時に、どこか可愛らしかったです。^^

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凄惨すぎる寺田屋騒動!

西郷どんが京都を去り、鹿児島へ向かった数日後…。

なんと、天皇陛下から久光公に京都にいる浪人を取り締まるよう勅許(命令)が下ります。

この命令を受けて、久光はひどく舞い上がって興奮しているように見えました。

「この久光、命に代えても、都の平安を守ってみせます!」

国父となった久光ですが、この時の瞳は兄を慕う素直な幼い頃に戻っているように見えました。

声高らかに答える久光公を見て、一蔵は不安そうです…。

 

そもそも京都に浪人たちが集まっていたのは、薩摩の挙兵に乗っかって幕府を武力で倒そうと考えていたからです。

なので、薩摩が浪人たちを取り締まることになったのは、、最悪の知らせでした。

 

薩摩藩では西郷どんの弟・吉次郎と熊吉が、牢屋に入れられていた西郷どんと村田新八に手紙を届けます。

その手紙の内容は「寺田屋騒動」について書かれていました。

 

寺田屋にて、有馬新七たちは決起しようとしていましたが、それを知った久光公が激怒して、説得に従わなければ打ち取るよう命令したのです。

有馬新七と同じ郷中仲間で、志士たちの説得に向かった大山格之介は、薩摩藩でも随一の薬丸自顕流の使い手であったと伝えられています。

「兄さんがいたら、こんなことは絶対やめろというに決まっている!」

西郷どんの弟・信吾の訴えも虚しく、薩摩藩士たちが薬丸事件流の構えで剣を高々と掲げて向かい合ったとき、ドラマを見ている私まですごく悲しい気持ちになりました。

 

薩摩藩の武士同士が斬り合うという最悪の悲劇…!

西郷どんと同じ郷中仲間として切磋琢磨してきた有馬新七は命を落としてしまいます。

西郷どんが新七との別れ際に「信吾を頼む」という願いのとおり、新七は信吾をかばっていました。

「吉之助、すまん…」

「今は堪える」という吉之助との約束を守れなかった、新七の最後の言葉が、とてもやるせなかったです。

 

「買ったら、またみんなでウナギを食べよう」

少年時代に戻って、あんなに楽しくウナギを取っていたばかりなのに…!

信吾も、有馬新七たちといた罪で謹慎を命じられ、西郷どんの家にも罰が下されることになりました。><

生き残った志士たちで逃亡しなかった者は、切腹が命じられるか、月照上人と同じように薩摩藩に向かう道中で斬り捨てられました。

 

薩摩藩の者同士、考え方は違っていても、日本を強くしたいという思いは同じはずなのに。

なぜ殺し合わないといけなかったのか。

気持ちを一つにしていかねば、と思う西郷どんの気持ちとは裏腹に、小さな日本の中で味方同士が血を流し合うという結末。

西郷どんは、悔しくてしょうがないでしょう・・・!

次回はどんな展開になるのか!目が離せません!!

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あらすじ&感想特集(まとめ)

西郷どんレポート

 

西郷隆盛特集

 

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せっかくなので、薩摩弁を5つご紹介します♪

・「びんこ」⇒「肩車」

・「鼻んっ」⇒「鼻の先」

・「たたっっど!」⇒「叩き斬る!」

・「うし」⇒「後ろ」

・「待ったもんせ」⇒「待ってください」

いかがでしたか?読み方としては、語尾を上げるのがポイントです。

次回も大河ドラマ「西郷どん」の劇中に登場するかもしれないし、しないかもしれない薩摩弁をご紹介しますので、楽しみにしていてくださいね!

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