薩摩半島の南西海岸をのんびりドライブしてきました。
青い海、切り立った山々、美しい海岸線は忙しい日常を忘れさせてくれます。
今回のドライブでは「南さつま街道八景」を辿ってみました♪絶景の連続でしたよ!
CONTENTS
ドライブマップ
鹿児島市を出発
※時間はあくまでも目安です。あなたなりのドライブを楽しんでください。^^
10:00 鹿児島市を出発。
県道20号線を南西方向にドライブします。
笠沙に入ってからコンビニはないので、途中で買っておくのをおススメします。
笠沙路の始まり
薩摩半島の西側は白浜と松林の美しい吹上浜が長く続きます。
吹上浜は日本三大砂丘の1つとしても有名です。
さらに吹上浜を南にいくと、白い砂浜の海岸は終わり、コバルトブルーの美しい海と荒々しい岩の海岸がせり出し始めます。
笠沙路の始まりを示す石碑に到着しました。
11:15笠沙路のドライブスタート!
笠沙路の石碑の向こうには、孤高にそびえる美しい山「野間岳」(標高512メートル)が見えます。
笠沙へしばらく南下すると、南さつま海道八景のスタート地点の案内がありました。
今からこの8か所を順番に巡っていきます!
スタート地点から眺めた海の様子です。
青い海がとても美しいです!
スタート地点で、すでにこれだけ美しいなんて!
これから見に行く八景の景色が楽しみです!
①高崎山(こうさきやま)展望所から見る海岸線
11:45 高崎山展望所
最初の南さつま街道八景に到着しました!
あまりにも見事な海と空の青の共演!
思わず写真を撮りまくってしまいました。
看板の「#22」は、「南さつま市役所から22キロメートル地点」という意味です。
下の写真は高崎山展望所から北側を見た風景です。
ひゃっほーっ!気分は爽快!
遠くに吹上浜の白く長い砂浜の海岸が見えます。今回の旅では、パノラマ撮影にもチャレンジしてみました♪
撮影にいそしむ妻と、ビデオカメラで遊ぶ1歳の娘。
こちらは南の方角の風景です。海にニョキッと突き出した野間半島が見えます。
高崎山展望所は見晴らしがよい場所なので、昔から役人が片浦港(展望所の北)に入出港する船を監視する場所だったり、定置網に魚がかかったことを仲間に知らせる魚見櫓が置かれたこともありました。
高崎山展望所の素晴らしい眺めをパノラマでもお楽しみいただけるよう、動画を撮影しました。ぜひご覧ください!
こちらは展望所から数メートル進んだ場所で撮影しました。今にも海に飛び込みたくなりますよね♪
さて、次の展望所ではどんな眺めが待っているのでしょう?
楽しみです!
②谷山展望所の段々畑
12:00 谷山展望所に到着。
高崎山展望所から車で5分ほど南に進み、「南さつま街道八景」2番目の谷山展望所に到着しました。
ここから山を見上げると、急な山の斜面に段々畑が広がっています。
最近、耕す人がいなくなったためてから荒れていましたが、平成18年頃までは見事な石垣が見えていました。
今はほぼ緑に覆われてしまっています。
南向きの段々畑は日当たりがとても良さそうです。実際はサツマイモが栽培されていました。
この急斜面の段々畑を、クワを背負いながら登り降りするのは、かなり大変そうですね・・・。
谷山展望所から数十メートル進むと…美しい海が現れました!
お?面白い岩が見えます・・・!
望遠レンズで拡大してみると、二つの岩の間に大きな岩が挟まっていました。
笠沙恵比寿で美味しいランチ!
12:30 笠沙恵比寿に到着。
食事や宿泊を楽しめるほか、笠沙の歴史や文化を知ることのできる博物館もあります。
私たちは海の幸のランチを堪能しました。
③後浜展望所から見る野間岬一帯
14:00 後浜展望所に到着。
笠沙恵比寿でランチを楽しんだ後、すぐ近くの後浜展望所にやってきました。
後浜展望所は、南さつま市役所から約28キロメートルの場所にあります。
波の寄せては返す音だけが聞こえます・・・。
面白い形をした岩が海面からニョキッと顔を出していました!
まるでサメの背ビレのような形ですね!
海が透き通るようにきれいです。
ちかくまで来ると意外と大きい・・・!
岩の周りの水がクリアに澄んでいて海底がそのまま見えるくらいでした。
シュノーケルを楽しんでいる親子がいましたが、とっても楽しそう。
ここでもパノラマ写真を撮影してみました。
遠くに東シナ海に突き出した野間岬が見えます。
動画を撮影したので、ぜひご覧ください!
下の写真は後浜展望所から坊津(南西方向)を眺めた景色です。こちらも絶景☆
キレイな海で泳ぎたい気持ちがウズウズしました。
さらに南に向かってドライブします。
(寄り道)坊津の海岸から見た野間岬
14:15 野間岬の絶景ポイントに到着。
笠沙から南に向かうドライブの途中で、野間半島と野間岬を望めるポイントを発見!
切り立った岩場が東シナ海に突き出しています。
笠沙恵比寿のスタッフの方にお伺いしたところ、残念ながら野間岬へ車で行くことはできないそうです。
途中で車両通行止めになっており、その先は徒歩で30~40分ほどかかるとのこと。猛暑の時季だったため私たちはあきらめました。(;´・ω・)
ぴょこっと立っているのが野間岬。
このポイントも絶景でした!こんなに綺麗に野間岬が見れる場所は、ここで最後だったので、立ち止まって正解でした(*”▽”)☆
動画も撮影してきました。海岸線が美しいです。
(寄り道)古事記ファンはぜひとも見に行ってほしい!『笠沙宮跡』
14:45 笠沙宮跡に到着。
笠沙恵比寿から枕崎へ海岸沿いをドライブしていると、何かの史跡らしきものを発見!
④笠沙美術館展望所から見る沖秋目島
15:15 笠沙美術館展望所に到着。
ここの展望所からは笠沙美術館から眺める景色を眺めることができます。
美術館の駐車場と一緒なので、車が多く停まっていました。こちらの景色も素晴らしい!
美術館の中からみたら、「まさに借景!」といった感じなのでしょうね☆
笠沙美術館の沖に浮かぶ沖秋目島。
沖秋目島は、まるで怪獣が横たわっているような迫力がありますね。
笠沙美術館から国道を挟んで向かい側に「杜氏の里笠沙・焼酎づくり伝承展示館」があります。
焼酎に興味がある方は、ぜひ見学してみてはいかがでしょうか?(営業時間09:00-17:00・入園料大人300円、小学生150円)
(寄り道)坊津秋目港
15:45 坊津秋目に到着。
坊津秋目港は奈良時代(753年)に鑑真和尚が上陸したことで有名です。
有名なスパイ映画「007は二度死ぬ」のロケ撮影が行われたことでも有名ですよ!
⑤落水展望所から見る亀ヶ丘岩壁
16:15 落水展望所に到着。
秋目から車を南に走らせていると、思わず見逃してしまいそうなところに6番目の亀ヶ丘岩壁を眺めるポイントがあります。
今まで「谷山展望所」以外はすべて海の景色だったので、おのずと海のほうへ目を向けていました。
今回は岩壁。山のほうに目を向けなければいけないと通り過ぎてから気づき、慌てて引き返すことになりました。(;^ω^)
車から降りて見上げてみると、迫力ある岩山を発見!
これが亀ヶ岡岩壁か!
標高は387メートルあります。山頂へ登山することも可能のようで一応、登山道は展望所・休憩所・トイレ・遊歩道も整備されているようです。
山頂からの眺めは、さぞかし素敵な景色でしょうね!ぜひ一度、登って自分の目で確かめてみたいな~(*’▽’)
⑥丸木崎展望所~180度以上の絶景パノラマ!~
16:30丸木崎展望所に到着。
さらに車を南に向かって走らると、丸木崎展望所に着きます。
(南さつま市役所から海岸沿いに55キロメートルの場所にあります。)
どんな景色なんでしょう!?ワクワク!
駐車場からトコトコと展望所まで歩くと、見えてくるのがこの絶景!
左方向に目をやると、泊漁港を眺めることができます。
右方向に目をやると、海水浴客でにぎわう丸木浜を一望することができます。
なんて美しいんだ!夕暮れ時も綺麗だろうなあ…。
丸木崎展望所から海岸線を動画で撮影しました。
丸木浜は地元では有名な美しいビーチで、夏になると大勢の海水浴客でにぎわいます!
⑦輝津館展望所~双剣石~
17:15 輝津館展望所に到着。
八景の7番目ともなると、だいぶ陽が傾いてきた頃に到着しました。
さずがに観光案内所も閉まっていました(;^_^A
見えてきたのは…この景色☆
おっ、双剣石が見えました!
双剣石がきれいに望めます。芸術的な形は、自然が創り出したとは思えません!
双剣石はそれぞれ高さ27メートルと21メートルもある奇岩です。
輝津館から少し南に行った場所に、地元の新鮮な食材を使った素敵な隠れ家的カフェ「ラフィーユ」があります。
ここで絶景を眺めながらランチやカフェ休憩するのがおススメです!^^
⑧耳取峠展望所~枕崎市街地と開聞岳~
17:30 耳取峠展望所に到着。
ついに「南さつま街道八景」最後の展望所に到着しました。
ここからはカツオの漁獲量日本一の枕崎市街地と、開聞岳の美しい姿を眺めることができます!
枕崎市街地が眼下に広がります。
東シナ海に突き出すように開聞岳が美しくそびえています。
江戸時代の書物では、この眺めは「薩摩藩で第一」と記録が残されるほど高い評価を受けました。
ちょうど真東方向を眺める形になるので、きっと朝日が美しいと思います。
全て回り切って、かなりの達成感を感じながらシャッターをきる私です(^O^)
アドバイス
今回は順番通りに八景を巡り、笠沙から枕崎へ向かうルートをドライブしました。
この海岸線から眺める最もおススメの時間帯は夕暮れ時です。
東シナ海の水平線に沈みゆく夕陽に心が奪われること間違いなし!
★ こんなコースもおススメ ★
今回ご紹介したドライブコース(国道226号線)は、場所によっては「これって本当に国道ですか?」と思うほど道が狭く、曲がりくねっています。
あまり暗くならないうちにドライブを終えることをお勧めします。
そうすると、逆回りに八景を回るのが良いかもしれません。
例えば以下のようなスケジュールもおススメです。
昼前に耳取峠(8番目)
↓
12時頃、ラフィーユでランチ
↓
7番~3番の八景を訪問
↓
16時頃、笠沙恵比寿で休憩
↓
2番・1番の八景で最高の夕暮れを楽しむ
笠沙から坊津まで自動販売機や食堂は一応ありますが、コンビニは一切ありません。
八景をめぐる前に買っておくことをお勧めします。
今回は日帰りのドライブコースをご紹介しましたが、アウトドア好きな方は、丸木浜や笠沙恵比寿で楽しむのもいいですね!
今回のドライブコースでは場所によっては携帯が全く通じないところもあります。
しかし、それでも十分で満足させてくれる絶景を味わえるでしょう。
ぜひ家族や友達と笠沙・坊津にドライブに行ってみてください!
きっとあなたも南薩の海岸線の虜になってしまうことでしょう。