行人岳は長島の中央にある標高394メートルの山です。
毎年2月中旬から3月の頃には、ツルが出水からロシアへ帰る北帰行の様子を眼下に見ることができます。
長島は夕陽が美しい場所としても有名です。
長島の高い山から見下ろす夕陽は、いったいどれほど美しいのでしょう!
気になったので、さっそく行ってみますね!
CONTENTS
行人岳に登ろう!
行人岳の頂上まで車で行くことができます。
行人岳は昔から修験道(しゅげんどう)の聖地でした。修験道とは、山に籠って厳しい修行を行う日本古来の信仰に、仏教や神道が融合した宗教です。
山頂には蔵王権現や不動明王が祭られています。
修行を「行」う「人」がたくさんいるという事から「行人岳」という名前がつきました。
ここが参道の入口です。
頂上の広い駐車場につきました。
この駐車場のあたりで、修験道の山伏が修行をしていました。
駐車場の片隅に「長島八景」の石碑を発見!
駐車場から景色を眺めると、思わずため息が出てしまいそうなくらい、うっとりする景色が広がります。
伊唐島、獅子島、天草の島々が目の前に広がっています。
なお、下の写真で手前の場所は「坊主屋敷」と言って、修験道の修行者が寝泊まりをしていた場所です。
時が経つのを忘れて、いつまでも眺めていられそう。
行人岳のパノラマ写真
行人岳の動画
動画も撮影してきたので、ぜひご覧ください!
不動明王廟(山頂公園)
行人岳の山頂では、不動明王と蔵王権現(ざおうごんげん)が祭られています。
公園内には不動明王の像がありました。
不動明王は、右手の三鈷剣(さんこけん)で魔を退散させ煩悩を断ち切り、左手の羂索(けんじゃく)で悪を縛り上げ、煩悩から抜け出せない人々を救い出す仏教の信仰対象です。
とても強そうな外見ですね!
東の方角を見ると、今まさに夕日が沈もうとしていました。
ゆっくりと大きく回る風車と、島影が印象的で、思わずうっとり。
さらに上に登ってみましょう。何があるのかな?
大きな鐘がありました!
参拝客はここで鐘を撞いて家内安全や無病息災を願います。
さらに登っていくと、山頂に蔵王権現を祭った廟(びょう)があります。
蔵王権現は、「あらゆるものを司る王」という意味があります。
残念ながら私が訪問したときは、廟は門が閉ざされていました。
この像は、江戸時代中期の1762年(宝暦12年)に奉納されたとの記録されています。
長島八景・行人岳の観光情報
アクセス
長島町役場から車で約10分。
住所
鹿児島県出水郡長島町鷹巣
地図
近くのランチスポット
道の駅「長島ポテトハウス望陽」
近くのカフェスポット
花カフェ