鹿児島市野尻町の姫宮神社のご紹介です。
指宿市開聞の枚聞神社とつながりのある神社です。
神社に関心のある方は、参拝されてはいかがでしょうか。
アクセス&駐車場情報
桜島フェリーターミナルから車で約6分の場所にあります。
姫宮神社は海を臨む住宅街の中に佇んでいます。
神社の前には無料駐車場の広場があります。
こちらが神社の外観です。生命力に溢れる木が天に向かって勢いよく梢を伸ばしています!
鳥居
オーソドックスで素朴な石造りの鳥居です。見事なしめ縄が飾られています。
社殿
ちょうどお祭りの時期だったので、奉納の旗が立てられていました。
歴史
姫宮神社は枚聞神社(指宿市)の末社です。
姫宮神社の由緒記には、次のような話が刻まれています。
枚聞神社には姫宮という神様が数人祭られていました。
そのうち、足に不具合のあった一人の姫宮様は「ここには置いておけない」と言われて船で流されました。
ちょっと気の毒な話ですね💦
姫宮様は桜島の東海岸に流れ着きました。
姫宮様が「寒い」と言うと、湯が湧いたので、その地域は「湯之」と呼ばれるようになりました。
ところが、そこでは人々が神を敬う心を失っていたため、再び舟を漕ぎ出し、野尻(湯之から1.5キロほど西)に到着しました。
その頃、野尻は水が無く生活に困っていましたが、
姫宮様が「水がのみたい。髪を洗いたい」というと、たちまち水が湧き出てきたそうです。
野尻は水が豊富な場所となり、姫宮様はこの地に落ち着いたと伝えられています。
個人的には具体的な姫宮様の名前を知りたいところですが、それが分からないところにロマンも感じます。
石碑の最後に「姫宮神社の神力は、今尚、病気や悩みで苦しむ人々に心優しく守護の手を差し延べている」と刻まれていることから、病気平癒などにご利益があるものと思われます。
御朱印情報
社務所はありません。
姫宮神社の参拝情報
住所
鹿児島市野尻町363
地図
枚聞神社の末社