子宝安産のご利益!?初代天皇の母を祭る「飯倉神社」鹿児島県南九州市川辺

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この記事は鹿児島地元人のララが書いています。

南九州市川辺にある「飯倉神社」のご紹介です。

この神社は初代天皇(神武天皇)の母を祭っています。

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アクセス&駐車場情報

鹿児島市から車で約50分の場所にあります。

飯倉神社

鳥居の前に10台ほど車を停めるスペースがあります。

鳥居

黒塗りの力強い鳥居です。

飯倉神社

飯倉神社

飯倉神社

境内に入ってから後ろを振り返ると、向こうに第一の鳥居が見えます。

川辺の大クス

鳥居をくぐってすぐ右側に立派な大クスがそびえています!

飯倉神社

全長は25メートル、根の周囲は22メートルもあり、樹齢は1,200年にもなります!

近づいてみてみると、まるで2本の木のように見えますね。

飯倉神社

これは落雷で幹が3つに裂けて、1つが枯死したため、2本に見えるのだそうです。

飯倉神社

鹿児島県内では蒲生の大クス(姶良市)、志布志の大クス(志布志市)に次ぐ大きさのクスです。

思わず大クスにも手を合わせてお参りしました。

手水舎

こちらで心と体を清めてから参拝します。

飯倉神社

社殿

飯倉神社

なんとなく女性的な雰囲気を感じさせる社殿です。

飯倉神社  社殿の前のソテツが南国の情緒を感じさせてくれます。

飯倉神社    

飯倉神社はどのような神様を祭っているのでしょうか?

 

祭神

玉依姫(タマヨリビメ)

タマヨリビメは初代天皇の母君です。

海神の娘で豊玉姫の妹にあたり、豊玉姫がウガヤフキアエズ命を出産し、海の世界に帰った後は、ウガヤフキアエズ命を育てました。

甥に当たるウガヤフキアエズ命と結婚し、4人の子どもをもうけ、そのうち一人が神武天皇となりました。

タマヨリビメは子宝安産・豊作豊漁・商売繁盛などのご利益で有名です。

玉依姫は夫のウガヤフキアエズ命と一緒に吾平山上陵(鹿屋市)で眠っています。

大綿津見命(オオダダツミノミコト)

大綿津見命は豊玉彦の別名です。

豊玉彦は海の神様で、タマヨリビメの父です。

山幸彦が兄の釣り針を無くして海の世界に来たときは釣り針の捜索に協力し、山幸彦が地上の世界に帰るときは山幸彦に強力な力を秘めた二つの玉を授けて兄・海幸彦を屈服させました。

豊玉彦は航海安全・豊漁などのご利益で有名です。

食飯魂命(ウガタマノミコト)

稲荷大明神(お稲荷さん)は、日本古来の神様です。

白い狐の姿をしていて、全国の神社の数ではアマテラスよりも多い人気の神様です。

五穀豊穣や商売繁盛の神様として有名です。

島津家はお稲荷さんと深い関係を持ちます。

初代忠久が生まれたときや、第17代義弘が朝鮮戦争で敵に包囲されたときは、お稲荷さんの加護によって危機を脱しています。

このことから、お稲荷さんは島津家の守り神とされています。

 

歴史

姉・豊玉姫を祭る豊玉姫神社の社記には二人の神についての伝説があります。

昔、豊玉姫と玉依姫がそれぞれ川辺と知覧の地域を治めるために開聞の辺りを出発しました。

玉依姫は川辺の土地のほうが豊かで水が良いことを知り、ご飯を玄米のまま食べて先に川辺に先回りし、川辺を治めることになりました。

豊玉姫はいつも通り玄米を精米して白米にしてから食べたため出発が遅れ、やむを得ず妹が治めるはずだった知覧の土地を治めることになりました。

今でこそ、川辺も知覧も豊かな土地なので大差ないように思えますが、スピードが重要なことを学ばされるエピソードですね。

 

飯倉神社は、最初は開聞岳一帯に鎮座していましたが、8世紀初期に現在の場所に移動したと伝えられています。

御朱印情報

社務所はありますが留守のようで御朱印を頂けるかは不明です。

飯倉神社の参拝情報

電話

0993-56-3399

住所

鹿児島県南九州市川辺町宮4778

地図

初代天皇の母君を祭る神社

 

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玉依姫の姉・豊玉姫を祭る神社です。こちらも子宝安産のご利益で有名ですよ。

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