平家の落人伝説「居世神社」鹿児島県垂水市

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この記事は鹿児島地元人のララが書いています。

垂水市にある居世(こせ)神社のご紹介です。

美しい錦江湾と桜島を望む神社です。

小さな神社ですが、歴史上の重要人物たちとも関係があります。

神社に関心のある方は参拝してみてはいかがでしょうか?

 

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アクセス&駐車場情報

居世神社は、桜島フェリーターミナルから車で約30分の場所にあります。

神社には駐車場がないので、路肩に停めて参拝することになります。交通量が多いので気を付けてください。

居世神社

鳥居の前からは美しい桜島と錦江湾の光景が広がります!

居世神社

心は晴れ晴れとなる美しい光景です!

 

鳥居

素朴な力強い印象のする鳥居です。

居世神社

居世神社

 

境内の様子

居世神社

鳥居から階段を登って振り返ると錦江湾が広がっています。

 

社殿

居世神社

居世神社

居世神社

天皇家の家紋である菊紋が見えます。

天皇家とどのようなかかわりのある神社なのでしょうか?

 

居世神社の歴史

平家の落人伝説

壇ノ浦の戦いで源氏に敗れた平家の武将たちは、安徳天皇をお守りして、この地へ漂着しました。

この神社の周辺には「東小路」「中小路」「宮崎小路」という京風の地名が残っています。

かつて京都で栄華を誇った平家の落人たちが、故郷を懐かしく思って、このような地名を付けたのかもしれません。

西に500メートルほどの場所に安徳天皇の陵があります。

宇喜田秀家との関係

天下分け目の戦として有名な関ケ原の戦いで、宇喜田秀家は西軍に参加し、徳川家康の率いる東軍と戦いました。

しかし、西軍の小早川秀秋の裏切りで西軍は破れ、秀家は同じ西軍だった島津義弘を頼って薩摩まで落ち延びます。

秀家はこの神社の周辺(牛根)に匿われ、毎日この神社を参拝し、薙刀(なぎなた)などを寄進したと伝えられています。

遠い京都からはるばる落ち延びてきた平家に、自分の状況を重ね合わせていたのかもしれませんね。

毎日、屋敷から3キロメートルもの道のりを歩いてお参りするくらい熱心だったようです。

島津義弘の子どもの忠恒が薩摩藩主になると、秀家は徳川幕府に引き渡され、八丈島に流罪となりました。

居世神社

 

祭神

敏達天皇(びだつてんのう)

神社帳では、安徳天皇ではなく、敏達天皇が祭られています。

敏達天皇は6世紀の天皇です。安徳天皇が生まれた12世紀とは600年も隔たりがあります。

これは、源氏の目を逃れるために、安徳天皇を意図的に敏達天皇ということにしたからと考えられています。

 

御朱印情報

社務所はありません。

 

居世神社の参拝情報

住所

垂水市牛根麓591

地図

 

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