西郷隆盛上陸地(沖永良部島の伊延港)~長く辛い囚人生活の始まり~

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この記事は鹿児島地元人のララが書いています。

鹿児島の英雄・西郷隆盛は沖永良部島に島流しされ、ここで1年6ヶ月を過ごしました。沖永良部島で西郷隆盛が上陸したという歴史スポットにやってきました!

 

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沖永良部島の伊延港

鹿児島市と那覇市の間を就航しているフェリーは、沖永良部島に寄港するとき、島の南側の和泊港に寄港するのが普通です。

しかし、天候によっては島の北側の伊延港(いのべこう)に到着します。

 

私が沖永良部島に来た時も、南風が強かったため、フェリーは伊延港に到着しました。

島の南側の和泊港近くのホテル(シーワールド)を予約していたため焦りましたが、ホテルのスタッフさんに迎えに来てもらえました。

 

ちなみに、伊延港は下の写真です。

沖永良部島の伊延港

下の写真は、伊延港でフェリーを下船するときに撮影したものです。大勢の人でにぎわっていました。

実はこの伊延港のすぐ近くに、鹿児島の英雄・西郷隆盛が上陸したという場所があります!

 

西郷隆盛上陸地の場所

沖永良部島をドライブしたとき、潮吹き洞窟「フーチャ」を見た後、西郷隆盛上陸地にやってきました。

伊延港から国道に出てすぐの看板が目印です!

沖永良部島の西郷隆盛上陸地

沖永良部島の西郷隆盛上陸地

 

西郷隆盛は、最初は徳之島に島流しされ、そこで2か月を過ごしましたが、更に南の沖永良部島に島流しされました。

文久2年(1862年)8月14日に西郷隆盛を護送した船は沖永良部島に到着しますが、沖永良部島に牢屋が無かったため、牢屋が建設されるまでの2日間、船の中の牢屋で過ごしました。

8月16日、迎えにきた代官たちが西郷隆盛に乗馬をすすめますが、西郷隆盛は断ります。

 

「いや、私は牢に入る身。もう二度と土を踏むことがないと思いますので、どうか和泊まで歩かせてください。」

 

そう言って、和泊まで約4キロの道を歩いたそうです。

西郷隆盛の罪人として謙虚に振舞う態度は、島の人たちを感動させたことでしょう。 

 

昔のこの辺りの景色は、今はすっかり変わったことでしょう。

しかし、偶然にも、自分が尊敬する英雄・西郷隆盛と同じ場所に上陸できたことに、鹿児島県民として喜びを感じました!

 

沖永良部島の西郷隆盛の史跡

沖永良部島には西郷隆盛ゆかりの史跡がいくつかあります。

この西郷隆盛上陸地を見てから、和泊町にある南洲神社と西郷南洲記念館に立ち寄ると、より西郷隆盛の沖永良部島での暮らしについて理解が深まるでしょう。

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西郷隆盛は文久2年(1862年)、島津久光の怒りに触れて重罪人となり、沖永良部島に流罪になりました。 西郷隆盛は1年6ヶ月の間、沖永良部の牢で囚人として生活していましたが、島の人に支えられ交流を深める間に「敬天愛人」の精神を完成させたといわ...

 

西郷隆盛上陸地の観光情報

アクセス

伊延港から徒歩すぐ。和泊港から車で約5分。フーチャから車で約5分。

地図

西郷隆盛が沖永良部島に流罪になったとき上陸した場所

 

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