鹿児島市桜島町の豊受大山津見神社のご紹介です。
桜島の北にある小さな神社です。
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アクセス&駐車場情報
桜島フェリーターミナルから車で約13分の場所にあります。
神社の入口前に2~3台ほど車を停めるスペースがあります。
この細い階段を登っていきます。手すり等はありません。
大きな木々や石に囲まれた階段を登っていくと、神聖で不思議な雰囲気がします。
鳥居
素朴な石造りの鳥居です。
社殿
この神社は社殿が二つあります。
手前の社殿では、地域の方々が集まって何か行事の準備をされているようでした。
境内の左奥に鳥居があり、もう1つ社殿(下の写真)があります。
主祭神
社殿が2つあることから推測できるように、豊受大山津見神社は2柱の神様を祭っています。
豊受売命(トヨウケノミコト)
トヨウケは食物神で、太陽神アマテラスの食事を用意する神様です。
農業や漁業にご利益があります。
大山津見神(オオヤマヅミノカミ)
オオヤマヅミは、イザナギとイザナミという神様の間に生まれた神様です。
イザナギとイザナミの間には、カグヅチという火の神様が生まれましたが、イザナミはカグヅチの出産で火傷をしたせいで亡くなってしまいました。
これに怒ったイザナギはカグヅチを切り殺し、その時に生まれた神様がオオヤマヅミです。
妻を殺した相手を憎むのは当然かもしれませんが、さすがに自分の子どもを殺してしまうとは、驚きですよね。(;´・ω・)
天皇家の祖神である瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が、霧島の山に降り立ち、日本の統治を始めると、オオヤマヅミはニニギノミコトに二人の娘を嫁がせようとしました。
1人は美しい木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)と醜い磐長姫(イワナガヒメ)です。
しかし、ニニギノミコトは外見が醜いイワナガヒメを送り返しました。
オオヤマヅミは「ニニギノミコトの寿命はイワナガヒメを送り返したことで短くなる」と言い、ニニギノミコトとその子孫は寿命を持つようになりました。
ニニギノミコトは永遠の命を捨ててまで一緒になることを拒否されたイワナガヒメ。少しかわいそうですよね
なお、ニニギノミコトは死後は新田神社(薩摩川内市)の可愛山陵に葬られました。
霧島神宮(霧島市)はニニギノミコトを祭っています。
御朱印情報
社務所はありません。
豊受大山津見神社の参拝情報
住所
鹿児島市桜島白浜町1098
地図
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