調所広郷は、薩摩藩の財政を立て直し、その命を捧げた薩摩の英雄です。
調所広郷という人物
第27代島津家当主・斉興(なりおき)に仕えました。
当時赤字だった薩摩藩の財政を、借金の帳消しや密貿易を行って黒字に大幅転換させました!
また、藩内では新田開発や河川改修に取り組み、甲突川には五石橋を建築しました。
薩摩藩は明治維新で中心的な役割を果たしますが、それは豊かな財政基盤があったからこそ可能でした。
調所広郷は強い薩摩の土台を作り上げた人物です。
琉球出兵や密貿易の責任から主君を守るため、責任を自分一人の身で背負い、1848年(嘉永元年)、服毒自殺をしました。
調所広郷の像
鹿児島市天保山の松林に静かにたたずんでいます。
その瞳の見つめる先は、薩摩の未来なのでしょうか。
調所広郷の像の観光情報
アクセス
鹿児島中央駅から車で約15分。
地図
調所広郷