日本の初代天皇は神武天皇ですが、神武天皇の祖父は「天津日高彦火火出見尊」(アマツヒダカヒコホホデノミコト)という神様です。
この神様の御陵(お墓)が霧島市溝部にあるので訪問してきました。
CONTENTS
天皇家の始まりと御陵
鹿児島には神代三山陵といって、神武天皇より前に日本を統治していた三人の神様のお墓があります。
神武天皇と神様の関係をまとめると次のようになります。
曽祖父・天津日高彦火瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)
祖父・天津日高彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト)
- 主に祭られている神社…鹿児島神宮(霧島市)
- 御陵(お墓)…高屋山上陵(霧島市)
父・天津日高彦波瀲武鸕鷀草葺不合尊(ウガヤフキアエズノミコト)
御陵へ至る石段
塩浸温泉公園で足湯を楽しんだ後、鹿児島空港近くの髙屋山上陵に向かいました。
高屋山上陵は、鹿児島空港から北へ車で約5分ほど行った場所にあります。
パワースポットとしても有名です。
杉木立が神秘的で、空港が近くにあることを感じさせません。下の写真は駐車場の様子です。
この階段ですが、なんと200段もあります!お年寄りや足の不自由な方は少しキツいかも。
私たちも赤ちゃん連れだったので、この階段から御座所へ行くのはあきらめました。(;´・ω・)
しかし、ご安心を。高屋山上陵は階段を上らなくても参拝できるルートがあります。
西参拝道から参拝
西参拝道から参拝すると石階段を上らなくても大丈夫です。
下の写真は駐車場から入口を撮影した様子です。(駐車場は10台くらい駐車できそうな広さでした)
駐車場からは徒歩になり300mほど歩きます。(車両は通行禁止)
西参道から御陵を撮影した様子です。人の手の入っていない原木の森が広がっていて、神秘的な空気であたりが満ちています!山の空気が美味しかったです。
木立の切れ間から、遠くに桜島や錦江湾も見えました。
神の眠る場所にふさわしい壮大な風景です。涼しい秋の風が吹いていました。
高屋山上陵の入口です。いよいよ神様の眠る場所に入ると思うと、身が引き締まる思いがします。
階段から上がってくると、このように見えてきます!
ひっそりと静まる森の中、厳かな雰囲気が漂っていました。
可愛山上陵(川内市)と同じように、ここも宮内庁が直接管理しているようです。
日本の国の祖先に手を合わせました。
感想
神代三代陵・・・。今まで自分の故郷である鹿児島に、日本の国の始祖となる神々のお墓があるのをよく知りませんでした。
高屋山上陵のように、今を生きる自分たちと神々のかかわりを感じれる場所を訪問すると、気持ちもリフレッシュできるし、大きな力をもらった気持ちになりますね。
ぜひたくさんの旅行者の方々にも、この場所にきていただいて、巨木の中で自分のルーツを見直し、元気をもらってほしいです。
高屋山上陵の情報
※周辺にトイレはないのでご注意を!
アクセス
鹿児島空港から車で約5分。無料駐車場あり。
地図
初代神武天皇の祖父、天津日高彦火火出見尊(アマツヒダカヒコホホデノミコト)が眠る場所。
関連記事
鹿児島神宮
ヒコホホデミノミコトを祭る神社です。
豊玉姫陵
ヒコホホデミノミコトの妻が眠る場所です。
周辺の観光地
鹿児島空港
鹿児島の空の玄関口!
西郷公園
鹿児島空港のすぐ目の前にある公園です。西郷隆盛について学ぶことができます。