鹿児島市の一之宮神社は鹿児島市内最古の神社です。
島津家が三社参りしていた神社のうちの一社です。
賑やかな電車通りから少し離れた場所にある神社で、時間がゆっくり流れている不思議な場所です。
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一之宮神社のアクセス&駐車場情報
市電「中郡」電停または市電「郡元」電停を下車し徒歩5分。
鹿児島市の住宅街のなかに静かにたたずんでいます。
上の写真の向かって左側に神社専用の駐車場があります。
一之宮神社の鳥居
一之宮神社は映画「六月燈の三姉妹」のロケ地にもなったことがあります。
歴史を感じる素朴で力強い鳥居です。
入口の両側に駐車場があります。
風が吹くたびに頭の高いところでクスノキが梢をゆらします。
一斉に木の葉がすれる音を聞くと、こころがスーッ・・・と落ち着きます。
一之宮神社の御由緒
一之宮神社は、第38代天皇である天智天皇(626~672年)の時代に建てられたという鹿児島市内最古の神社です。
天智天皇とえば、大化の改新(645年)を行ったことで有名ですね。
天智天皇の一之姫宮が薩摩一之宮・枚聞神社(指宿市)の御分霊を祀ったのが始まりとされています。
枚聞神社の主祭神は天照大御神なので、こちらの神様も天照大御神となっています。
薩摩藩を統治した島津氏の崇高も厚かったようです。
島津家の初代・島津忠久(平安時代末期~鎌倉時代初期)から、第18代島津家久(1547~1587年)まで、元日になるとまず、一之宮神社を参拝していました。
島津家は一之宮神社の次に二之宮(鹿児島神社)、そして三之宮(川上天満宮)を参拝するのが習わしだったようです。これらの三社を参拝することを「三社参り」といいます。
一之宮神社の力石
神社の境内に入ってすぐ目に入ったのが、この力石。
106キロもあるようですが、持ち上げられるかな?
お、重い。これはとてもムリです。
境内を掃除されている方に「無理しないでね」と声をかけてくださいました。(笑)
となりには「大永の名号板碑」があります。
近くで撮影すると、このような石碑です。
一之宮神社の手水舎
昼下がりの淡い木漏れ日が美しく境内に注いでいます。
こちらで心と体を清めます。
一之宮神社の社殿
お正月にはお宮の建物の前にこんな牛の像があります。
1月3日に一之宮神社で行われる打植祭(お田植神事)では、その年の五穀豊饒を願い、祈願祭の後、この木製の牛を引いて社殿を三周するそうです。
牛を撫でてさすった餅を食べると、その年は無病息災になるそうですよ!
弥生式住居跡
この社殿の横に弥生式住居跡があります。
戦後間もない昭和25年に発見されました。当時、南九州で初めての竪穴式住居の発見でした。
では、ちょっと入ってみましょうか。
住居跡はフェンスで囲まれています。
中には落ち葉が溜まっていて、残念ながら住居跡を見ることはできませんでした。
この住宅街に突然住居跡を発見した人々の驚きを想像すると、感慨深いものがありますね!
一之宮神社の大楠
神社の境内が心地よいマイナスイオンであふれていました。^^
一之宮神社の御朱印帳
参拝の記念に社務所で御朱印をいただいくことにしました。^^
こちらが一之宮神社でいただいた御朱印です。
一之宮神社の参拝情報
電話
099-254-0092
住所
鹿児島市郡元2-4-27
地図
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