大河ドラマ西郷どん34話「将軍慶喜」あらすじ&感想~地元鹿児島人のレポート!

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この記事は鹿児島地元人のララが書いています。

幕府対薩摩&長州の構図が出来上がるなか、慶喜と西郷どんたちの政治的な駆け引きが熱くなります!

それにしても岩倉具視の屋敷は、セコムもびっくりなホームセキュリティ!再び罠にハマる西郷どんがかわいいかったですねえ☆

根回しで戦いのすべてが決まってしまうと言っても過言ではないくらい、緻密な根回しと先を読む力の大切さを思い知った回となりました!

 

前回のレポートはこちら!

大河ドラマ西郷どん33話「糸の誓い」あらすじ&感想~地元鹿児島人のレポート!
無事に薩長同盟が成立し、薩摩と長州が協力して幕府に立ち向かうことになりました! 西郷どんはさらにイギリスとも接近しますが・・・? 舞台はふたたび薩摩にもどります!

 

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将軍家茂と孝明天皇の死去。慶喜にとって大きな2つのカードがなくなると…

将軍家茂が亡くなり、続いて孝明天皇が崩御しました。

いわば日本のトップ2人が亡くなる混乱の中、西郷どんが予測したとおり、慶喜はついに将軍となりました。

あれだけ将軍になるのを嫌がっていたのに、よく引き受けましたね!

 

西郷どんたちは薩摩藩が有力藩主を主導して、幕府をけん制しようとしました。

しかし、慶喜はかなり賢い!

西郷どんたちが行動する前に、しっかり各藩に根回しをすませていました。

もともと勝手に兵庫港を外国に開港した慶喜を責めるために諸侯会議を開催したのに、久光が再び慶喜にメンツをつぶされていましたね。

久光の悔しそうな顔が、すごくかわいそうです。

せっかく「国父」という立派な立場なのですから、少しは格好よく活躍させてあげてほしいですね💦

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将軍・慶喜の側室が、京都の街中にいていいのかしら…

ふきと西郷どんが再び再会しました。

村田新八にすぐ引っ込められたお虎がかわいかったです。

ふきの「3人でまたかば焼きを食べたい」という願いが切なかったですね。

しかし、側室のふきがあんなに堂々と京都の街中を歩いていいもんなのでしょうか?

…細かいところが気になりましたが、ふきと再会したことで、西郷どんは慶喜の動きがおかしいことを知ります。

 

何を考えちょっとか!慶喜!!(# ゚Д゚)

日本の情勢が不安になるなか、外国が今がチャンスとばかりに日本に触手を伸ばしてきましたね!

イギリスのアーネスト・サトウと会談した西郷どんは、フランスが慶喜(幕府)に接近していることを知ります。

フランスの狙いは日本の一部を領土として編入することです。

しかも、よりにもよって”薩摩藩”!

西郷どんには意地でも薩摩を守ってほしいです!

 

アーネスト・サトウは「イギリスはどんな協力も惜しまない」と西郷どんに言いますが、

日本を侵略をしたい気持ちがはっきり表れていましたね。

日本は外国のものではない!ときっぱり言い放つ西郷どん、カッコよかったです!

 

しかし、、、なんで薩摩なんでしょうね・・・?

鹿児島は桜島の火山灰でできたシラス台地が広がっているので、土地は豊かではありません。

その一方で、琉球との繋がりや異国との繋がりが強く、当時の日本ではかなりの勢いのある藩だったのでしょう。

だから薩摩藩に目を付けたのではないでしょうか。

 

何はともあれ、異国が常に目を光らせている時に、国の中で争っている場合じゃあありませんね!

亡き藩主・島津斉彬のことを思い出して、みんな冷静になればいいのに…なんて、視聴しながら思ってしまいました。

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戦いの肩透かし!歴史を大きく揺るがす『大政奉還』

薩摩が戦いの準備を進めているとき、慶喜はとつぜん大政奉還を行いました。

260年もの長い間続いた江戸幕府が終わった瞬間でした。

ドラマの中では、坂本龍馬の入り知恵で、土佐藩から建白書を出したようですが、

そもそも脱藩した坂本龍馬が藩主に会えないのではないかしら?と首を傾げてしまいました。

脱藩は藩に背く大罪ですからね。

話が逸れてしまいましたが、西郷どんは慶喜の真意を見抜いています。

孝明天皇が35歳という若さで亡くなり、その後天皇になったのは、とても幼かった明治天皇です。

日本の国を動かすには幼すぎるため、慶喜はふたたび自分が実権を握れると踏んだのでしょうね。

 

西郷どんの態度が豹変!?

西郷どんはついに武力で幕府を倒すことを決意しました。

ついには「慶喜の息の根を止める」とまで明言。

慶喜はかつて命を懸けて守った人です。

かつての主君・島津斉彬が日本を引っ張っていくリーダーとして認めた人でもあります。

安政の大獄で命を散らした盟友・橋本佐内が認めた人でもあります。

 

西郷どんは日本国内で日本人同士が血を流しあうことを最も嫌っていたはずです。

今は日本人同士が争うときではない、と。

例えば、寺田屋騒動で亡くなった有馬新七を、必死になって説得して止めようとしていました。

幕府の長州征伐を食い止めるために、命をかけて一人で長州に乗り込み、敵を説得しました。

 

それなのに、なぜ「武力」!?

こんなに西郷どんの態度を豹変させたものはなんでしょうか?

しかも慶喜を呼び捨て…。

国を変えなくてはならない。今までの幕府ではもうダメだ。その気持ちはわかりますが、

なんというか西郷どんの変わり方が極端すぎて“雑”な感じがしてしまいました。

 

いったん戦争が起きてしまえば、外国が日本を侵略する絶好のチャンスを与えてしまうのではないでしょうか?

それに、幕府は長州藩を倒せないほど弱体化しているとはいえ、勝てるかどうか微妙な戦いです。

そんなリスクを冒してまで、武力倒幕、打倒慶喜を掲げる西郷どんの考えが不可解に感じました。

 

西郷どんの豹変っぷりには驚きましたが、この疑問はドラマが進むにつれて理解が進み、解消していければいいなと思います。

 

維新ドラマの道のご紹介

薩長同盟をふくめ、幕末の歴史はとにかく複雑でわかりにくいです。

鹿児島市の甲突川沿いにある「歴史ロード維新ドラマの道」では、歴史ドラマARを使用して、幕末の歴史をわかりやすく理解できます。

歴史ロード「維新ドラマの道」~甲突川沿いを歩きながら明治維新の歴史を楽しく学ぼう♪~
鹿児島市加治屋町には歴史ロード「維新ドラマの道」があります。ここには7基のモニュメントが置かれていて、無料アプリを使用すると歴史ドラマARを視聴して、明治維新前後の歴史について学ぶことができます。

 

あらすじ&感想特集(まとめ)

第1話から感想レポートを地元目線で書いています。

西郷どん後追いレポートバナー

 

西郷隆盛特集

西郷どんの盛り上がっている鹿児島の観光スポットをご紹介!

 

大河ドラマ「西郷どん」観光コース

おススメの「西郷どん」観光コースを交通手段・地域ごとにまとめました!

西郷どん観光コース

 

豆知識☆ちょこっと鹿児島弁講座( ..)φメモメモ

今回も、薩摩弁を5つご紹介します♪

・「ツエ」⇒「強い」

・「うぜらし」⇒「うざったい」

・「てそい」⇒「面倒くさい」

・「はしとせんか!」⇒「シャッキッとしなさい!」

・「すかん」⇒「嫌い」

いかがでしたか?読み方としては、語尾を上げるのがポイントです。

次回も大河ドラマ「西郷どん」の劇中に登場するかもしれないし、しないかもしれない薩摩弁をご紹介しますので、楽しみにしていてくださいね!

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