鹿児島市新屋敷町の「塩竈(しおがま)神社」のご紹介です。
なかなか「塩竈」という漢字を読める方はいないのではないでしょうか?
塩竈神社は静かな住宅街に佇んでいます。
産業発展や延命長寿などに御利益があります。
近くに来た際は、ぜひ参拝してはいかがでしょうか?
駐車場&アクセス
市電の場合は電停「新屋敷」で下車し、徒歩でパース通りを桜島の方向へ500メートルほど歩きます。
車の場合はJR鹿児島中央駅から約13分です。境内に数台駐車場がありますが参拝者用駐車場は1台分なので、駐車できない場合は近くのコインパーキングを利用しましょう。
私が参拝した日は雨が降った後だったので、少し地面がぬかるんでいました。
こちらが参拝者用の駐車場です。
境内の様子
境内のすぐ隣りが公園になっています。
手水舎
こちらで体を清めて参拝をします。
社殿
重厚で力強い狛犬が社殿の両側を守っています!
家族の健康を祈って参拝しました。
御祭神
塩竈神社は塩土老翁命(シオツチノオキナ)を祭っています。
塩土老翁命とはどのような神様でしょうか?
シオツチノオキナは最初の夫婦神・イザナギとイザナミの子として生まれた神様です。
地上の人々に塩の作り方を教えました。
昔、山幸彦(初代天皇の祖父)が兄の釣り針をなくして海辺で悲しみに暮れているとき、シオツチノオキナが現れ、竹で船を作ってあげました。
山幸彦の乗った船は海神が住む宮殿にたどりつき、山幸彦は海神の協力で兄の釣り針を見つけることができました。
このことから、シオツチノオキナは「道しるべの神様」として有名です。
シオツチノオキナは以下のご利益で有名です。
- 漁業、農業、製塩の産業発展
- 海上安全
- 延命寿命
- 家内安全
- 安産守護
- 開運招福
神社の歴史
塩竈神社は、江戸時代1628年(寛永五年)に建てられたと伝えられます。
この神社の一帯(旧塩屋村)は昔は浜辺で、塩が作られていました。塩を作る人たちの「土地を守る神」として大切にされてきました。
現在海岸線は埋め立て等によって、神社から500メートルくらい東に移動しています。
周りはすっかり住宅街になっていて、とても浜辺だったという感じがしません。
御朱印
御朱印の右下に、御祭神についての記述があります。
各種参拝情報
住所
鹿児島市新屋敷町32-13
地図
御朱印あり
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