薩摩川内市にある「諏訪神社」のご紹介です。
歴史の古い神社で、鳥居がふたつあるユニークな神社です。
夫婦円満のご利益がある神様を祭っているので、ご夫婦やカップルで参拝してはいかがですか?
CONTENTS
双子の鳥居!?
薩摩川内市をドライブ中、川の向こうで二つの鳥居が並んでいるのを見つけました。
二つの鳥居が仲良く並んで建っています。
「天保」の文字が刻まれていることから、江戸時代後期に建てられた鳥居のようです。
なお、南大隅町にも諏訪神社があり、こちらにも2つの鳥居がありますよ。
仁王像
かすれてすっかり顔が見えなくなっています。
長い時の流れを感じますね。
社殿
比較的新しい社殿の前で、大きな杉の木が空に向かって勢いよく伸びています。
社殿の横には社務所があります。
御朱印がいただけるかな、と思って扉を開けましたが、中は休憩所のようになっていて誰もいません。
神社についてのパンフレットが置いてあったのでいただきました。
手水舎
鳥居のように手水も2つあります。大人用と子ども用でしょうか。
祭神
建南方主神(タケミナカタ)
タケミナカタは地上を支配していた大国主(オオクニヌシ)の子です。
アマテラスが雷神タケミカヅチを地上に遣わし、オオクニヌシに地上世界を明け渡すよう要求しました。
オオクニヌシは自分の子二人に答えさせました。
兄の事代主(コトシロヌシ)はすんなり明け渡しに応じましたが、弟のタケミナカタは固く反対。
タケミナカタはタケミカヅチに勝負を挑みますが、腕を握りつぶされて、あっさり負けてしまいます。
タケミナカタは、父と兄に反対せず、自分は諏訪湖から出ないことを誓い、許してもらいました。
国譲りに断固として反対したタケミナカタは軍神として有名です。
子どもが多いことから、夫婦円満・子孫繁栄などのご利益があります。
八坂刀売神(ヤサカトヒメノカミ)
ヤサカトはタケミナカタの妻です。
諏訪湖では「御神渡り」といって、冬になると湖面の氷が一本道のように割れる現象が起きます。
ヤサカトはタケミナカタの妻です。
諏訪湖では「御神渡り」といって、冬になると湖面の氷が一本道のように割れる現象が起きます。
これは夫のタケミナカタが、ヤサカトに会いに行くときに出来る道だと言われています。
ヤサカトは夫婦円満・子孫繁栄などのご利益があります。
これは夫のタケミナカタが、妻のヤサカトに会いに行くときに出来る道だと言われています。
ヤサカトは夫婦円満・子孫繁栄などのご利益があります。
事代主神(コトシロヌシ)
オオクニヌシの子どもにあたる神様です。
兄弟のタケミナカタは地上を譲ることに反対しましたが、最終的にはコトシロヌシが賛成して、平和的に「国譲り」が行われました。
コトシロヌシは、商売繁昌、豊漁、金運上昇などのご利益で有名です。
歴史
鎌倉時代、相模国(現在の神奈川県)の渋谷氏が戦(いくさ)に参加し、恩賞として薩摩の国に土地を与えられました。
関東から薩摩の土地を直接治めるのは大変なので、渋谷家の5人の子どもたちが薩摩に派遣され、土地を分割して治めました。
子どもたちは、それぞれ与えられた土地の姓を名乗りました。(東郷、祁答院、鶴田、入来院、高城)
諏訪神社は渋谷氏が一族の守護神として勧請(分霊を移し祭ること)して建てたものだそうです。
御朱印情報
社務所はありますが常駐の神主様はいないようです。
諏訪神社の参拝情報
住所
薩摩川内市東郷町斧淵6402-イ
地図
鳥居が二つある珍しい神社
薩摩川内市の神社特集
薩摩川内市の有名な神社をまとめました!