鹿児島市原良町の日枝神社のご紹介です。
閑静な住宅街に佇む神社です。
安産や試験合格にご利益のある神様を祭っていますので、ぜひ参拝してはいかがでしょうか?
CONTENTS
アクセス&駐車場情報
車でお越しの場合は、車を停める場所はないので路肩に駐車することになります。
他の車の迷惑にならないようご注意ください。
道路を挟んで向かい側に公園があります。
私が訪れたのは1月3日だったので、お正月の参拝客でにぎわっていました。
鳥居
カメラを持って神社を撮影していましたら、地域の方が「立派なしめ縄を作ったので、しっかり撮影してくださいね!」と声をかけてくださったので、しっかり撮影してきました!^^
写真で伝わるかどうか不安ですが、近くで見るとかなり立派なしめ縄です。これを手作りするなんてすごい!
社殿
社殿は木造りで素朴で力強い印象を受けます。
裏手の山の名前は「山王山」で、原良日枝神社は「山王神社」とも呼ばれます。
社殿は1998年(平成五年)7月に改築されたものです。
お正月のためか、すでにたくさんの絵馬とおみくじが結わえられています!
手水舎
奉納の手洗鉢は江戸時代1749年(寛延二年)に寄進された歴史あるものです。
手水舎には御祭神、行事、主な祈願が記されています。
内容を読んでみますと、特に子宝、安産、学問、家内安全などのご利益がありそうです。
社務所
お正月ということもあって、たくさんの方がお守りを購入していました。
御祭神
大山祇神(オオヤマヅミノカミ)
オオヤマヅミは、イザナギとイザナミという神様の間に生まれた神様です。
イザナギとイザナミの間には、カグヅチという火の神様が生まれましたが、イザナミはカグヅチの出産で火傷をしたせいで亡くなってしまいました。
これに怒ったイザナギはカグヅチを切り殺し、その時に生まれた神様がオオヤマヅミです。
妻を殺した相手を憎むのは当然かもしれませんが、さすがに自分の子どもを殺してしまうとは、驚きですよね。(;´・ω・)
天皇家の祖神である瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が、霧島の山に降り立ち、日本の統治を始めると、大山祇神はニニギノミコトに二人の娘を嫁がせようとしました。
1人は美しい木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)と醜い磐長姫(イワナガヒメ)です。
しかし、ニニギノミコトは外見が醜いイワナガヒメを送り返しました。
オオヤマヅミは「ニニギノミコトの寿命はイワナガヒメを送り返したことで短くなる」と言い、ニニギノミコトとその子孫は寿命を持つようになりました。
ニニギノミコトは永遠の命を捨ててまで一緒になることを拒否されたイワナガヒメ。少しかわいそうですよね
なお、ニニギノミコトは死後は新田神社(薩摩川内市)の可愛山陵に葬られました。
霧島神宮(霧島市)はニニギノミコトを祭っています。
なお、オオヤマヅミは「山の神」「酒の神」として有名で、「商売繁盛」「試験合格」「安産」などのご利益があります。
産土神(ウブスナノカミ)
地域の守り神です。
歴史
原良日枝神社は少なくとも500年以上昔(戦国時代以前)だと伝わっています。
昔から地域住民の神社にたいする崇敬は厚く、子どもが生まれると必ず原良日枝神社に母子そろって参拝し、生まれた子どもの無事息災を祈るなど信仰が厚いようです。
もっと詳しく神社の歴史を調べたかったのですが、神社の由緒記がかすれていて読めなかったのが残念です。
六月灯祭り
毎年7月22日
御朱印情報
社務所の方にうかがったところ、社印がないため御朱印はないとのことでした。
原良日枝神社の参拝情報
電話番号
099-253-0180
住所
鹿児島市原良5丁目3
地図
大山祇神と産土神を祭る神社