鹿児島県肝付町にある二階堂家住宅です。
江戸時代に作られた、昔ながらの藁葺屋根の住宅で貴重な建物です。
なんと20年前まで人が住んでいたそうです!
日本建築や歴史に関心がある方は、ぜひ立ち寄ってみてください!
CONTENTS
アクセス&駐車場情報
住居入り口の前に10台ほど車を停めるスペースがあります。
建物も大きく、住宅の前には小川が流れていて、名家を感じさせる雰囲気があります♪
二階堂家住宅の入場料金
入り口すぐの管理棟横の券売機でチケットを買います。
料金大人300円、小人150円、未就学児無料で、チケットは管理棟受付の箱に入れるようになっています。
二階堂家住宅の画像
二階堂家住宅は江戸時代の1810年頃に建てられました。
「おもて」の棟(上写真の右側)と「なかえ」の棟(上写真の左側)から構成されています。
元衆議院議員・二階堂進氏という偉い方が住んでいたお屋敷です。
管理人さんによると、現在は息子さんが所有されているのですが、息子さんは東京にお住まいなのだそうです。
お庭がとてもキレイです。心がすっと落ち着くようです。
薩摩藩主の別荘だった仙巌園(磯庭園)仙巌園(磯庭園)のものとそっくりな石灯籠もあります。
庭には二階堂進氏の銅像があります。
管理人さんによると、二階堂進さんは小柄ながらも正義感あふれる勇気ある方で、お金のない庶民を救う政策に熱心に取り組んだため、裕福な人たちを敵に回すことも多かったようです。素晴らしい人柄ですね!
二階堂進さんは、こちらの縁側で涼みながら、天下国家について思索を巡らせていたのでしょうか…。
つい20年ほど前までは、サンダル姿で家の周辺を元気に散歩されていたんだとか。
現在、二階堂家住宅は江戸時代の郷士(農村の武士)の住居として重要文化財に指定されています。
軒には太く力強い竹がびっしり。二階堂家住宅の裏山で採ってきた竹だそうです。
分厚い藁葺き屋根が見事です。
管理人さんによると、現在は藁葺きの職人さんも少なくなり、建物の維持が難しくなってきたようです。
見事な藁葺…。たくさんの人の手で建てられたのでしょうね。
日本家屋の良さを永く後世に伝えるために、建物がなるべく永く残ってほしいと願わずにはいられません。
お庭も建物も、江戸時代から現代まで大切にされてきたのが良く分かります。
二階堂家住宅内部を見学
玄関をくぐってみましょう。
残念ながら畳に上がることはできないので、ご注意ください。
衆議院議員ということは多少なりとも裕福だったはずですが、台所や部屋は質素で、質実剛健を旨とする武士の気風が感じられます。
雨が止み管理人さんが戸を開けてくださいました。部屋はとても風通しが良いです。
伝統的な日本家屋が長生きする秘訣は、この風通しの良さなのかもしれません。
あら?お部屋には何故かパンダちゃんが?
とても住み心地が良さそうな家です。このような建物が永く永く後世に伝わってほしいです。
昔ながらの家屋に関心がある方は、鹿児島県南九州市の知覧武家屋敷群やツルで有名な出水市の出水武家屋敷郡を散策してみると面白いですよ!
二階堂家住宅の観光情報
ホームページ
住所
鹿児島県肝属郡肝付町 新富5595
地図
江戸時代から残る武家の住宅。やはり伝統的な日本建築は素敵です!
周辺おすすめランチスポット
やぶさめの里総合公園
二階堂家住宅から車で5分以内にある総合施設です。
レストランのほか、物産館・温泉や、子どもが楽しめる巨大アスレチックなどもあります。
歴史を学んだあとは親子で公園遊びはいかがでしょうか!
肝付町ふるさと納税
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