大河ドラマ西郷どん46話「西南戦争」あらすじ&感想~地元鹿児島人のレポート!

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この記事は鹿児島地元人のララが書いています。

政(まつりごと)の是非を問うために西郷どんたちは東京へ向かいます。

しかし、明治政府の強大な軍隊が立ちふさがり・・・。

 

前回のレポートはこちら!

 

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熊本城攻撃

物語もいよいよクライマックスに差し掛かってきましたね!

西郷どんたちは、あくまで政治について「話し合う」ために東京へ向かいましたが、大久保は西郷どんたちを「賊軍」とみなして夜襲を行いました。

長い沈黙のあと、ゆっくり立ち上がり、西郷どんは「力で押しとおる。それしか道はない」と言い、ついに西南戦争がはじまりました。

本当にそれしか道はなかったのでしょうか?

今までの西郷どんであれば、戦争を回避する方法を何かしら考えつくのではないかと思いました。

しかし、今回は時間の余裕は一切与えられない状況であり、西郷どんは不平士族たちの思いを一身に受け止めていて、もはや時の流れに逆らえないことを悟っていたのでしょうね。

 

熊本鎮台は熊本城の城下町に火をつけていましたね。

放火の理由は、城下町の見晴らしを良くして西郷軍の動きを把握するためだったと伝えられています。

この放火で知覧武家屋敷群のような貴重な武家屋敷が消失してしまいました・・・。

私たちは「鹿児島観光ガイド」ではありますが、西南戦争で熊本の貴重な武家屋敷が消えてしまったのは残念です。💦

 

田原坂などの激しい戦闘で、次々と命が失われていきました。

西郷軍は士族が中心だったので剣術に優れていましたが、明治政府はこれに対して警視抜刀隊を組織。

これが戦いの流れを変えることになりました。

戦闘の途中で西郷軍の中村半次郎と政府軍の川路利良がにらみ合うシーンがありましたね。

同じ薩摩出身の者たちが殺し合わなければならなかったのが、とても悲しいです!

 

息子・菊次郎は右足を失い、それをかばおうとして、弟の小兵衛が命を失いました。

戊辰戦争のときに吉次郎が亡くなったときとシーンが重なりましたね。

戦争で弟を二人も無くすのはどれだけ悲しいことでしょう・・・。

西郷どんは小兵衛の頬に手を当てて静かに涙を流していましたが、実際は号泣したと言われています。

 

新政府は鹿児島の島津久光のもとにも勅使を派遣し、西郷軍を止めるように働きかけていました。

今まで久光は西郷どんと対立ばかりしていましたが、久光は「シサツ」が果たして「視察」か「刺殺」だったのか食い下がり、「道理が通らないことは承服しかねる!」と言って政府の要求を蹴飛ばしていました。

久光のとなりで海江田が深々と頭を下げていましたが、気持ちのいっぱいこもった表情が印象的でした。

海江田は西郷どんの古い友として、久光が政府の味方にならなかったことがうれしかったのだと思います!

 

西郷軍は圧倒的に多い官軍を相手に徐々に押されていきます。

菊次郎は西郷どんに殺してもらうようにお願いしていましたが、西郷どんは聞き入れず、菊次郎を背負って歩いていました。

菊次郎にとって父としての西郷どんの偉大さを感じた場面だったと思います。

実際は、西郷どんは当時はフィラリアという病気で歩くことが難しく、籠(かご)や馬に乗って移動していたようです。

 

一方、東京では・・・

東京では木戸孝允(桂小五郎)が病死してしまいました。

ドラマ中では西郷どんの味方だったので、西郷どんが決起したのを最後まで信じられないようでしたね。

「西郷くん、いいかげんにしないか」という言葉を残して世を去っていました。

 

弟・従道も辛い立場です。本当はすぐに兄の元に駆けつけたかったはずなのに。

賊軍の大将の弟として、政府内で疑われることも多かったと思います。

 

延岡にイトが?

西郷軍は宮崎県北部の延岡まで追い詰められ、ついに西郷どんは軍を解散しました。

「もう東京には行けない」という言葉が切なかったです。

確かに無理なのは覚悟していたはずですが、私としては、もう一度大久保と膝を突き合わせて話し合うことが出来れば良かったのに、と思えてなりません。

 

はるばる鹿児島からやってきたイトと最後の別れが切なくて仕方ありませんでした。

実際は鹿児島から延岡までは500キロほど距離があり、戦闘が行われている場所まで女性が来れたとは考えにくいのですが、ドラマとしては素敵な演出だったと思います。

 

短すぎる西南戦争?

実際の西南戦争は、8か月にも及ぶ長い戦争でした。

熊本城攻撃から延岡撤退まで7か月分の戦いを、わずか1話で収めようとしたのはどうしても無理を感じてなりません。

8か月の戦闘における、西郷どんや桐野利明たちの想いの変化を追うためにも、せめて2~3話かけてほしかったなと思います。

 

次回はいよいよ最終話「敬天愛人」です。

この大河ドラマがどのようなラストを飾るのか、ぜひ見届けましょう!

 

NHK大河ドラマ「西郷どん」館

1月末まで開館されています!ドラマのストーリーを思い出しながら楽しんではいかがでしょうか?

 

あらすじ&感想特集(まとめ)

第1話から感想レポートを地元目線で書いています。

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西郷どん観光コース

 

豆知識☆ちょこっと鹿児島弁講座( ..)φメモメモ

今回も、薩摩弁を5つご紹介します♪

・「まこち?」⇒「本当に?」

・「よかけ?」⇒「良いでしょうか?」

・「びんてきた!」⇒「腹が立った!」

・「おらぶ」⇒「叫ぶ」

・「あっぱる」⇒「焦る」

いかがでしたか?読み方としては、語尾を上げるのがポイントです。

次回も大河ドラマ「西郷どん」の劇中に登場するかもしれないし、しないかもしれない薩摩弁をご紹介しますので、楽しみにしていてくださいね!

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