大河ドラマ西郷どん第17話「西郷入水」あらすじ&感想~地元鹿児島人のレポート!

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この記事は鹿児島地元人のララが書いています。

大河ドラマ『西郷どん』の第16話。

安政の大獄が始まり、西郷どんと月照は追っ手を逃れ、薩摩を目指します!

 

前回の記事はこちら!

 

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薩摩に無事到着しましたが・・・

西郷どんは無事に月照を連れて薩摩に到着することができました。

鶴丸城では、島津久光が斉彬の遺言通り、久光の嫡男・茂久を跡取りにすることを父・斉興に報告しました。

兄・斉彬の意思を受け継ぎ、兵を率いて上京することを決意していた久光。

一見、父・斉興も賛成しているかのように見え、うれしそうな久光だったのですが・・・。

 

島津斉興の態度

斉興は再び薩摩藩の実権を握り、戸惑う家臣たちを前に上京しないことを宣言します。

このとき、「薩摩藩の借金500両を帳消しにしたのはワシじゃ!」と言っていましたが、実際に頑張ったのは調所広郷ですよね。

第2話で、調所広郷は薩摩藩が行った琉球出兵や密貿易の罪を一身に背負い、服毒自殺をした方です。

島津斉彬が家督相続を父・斉興に迫った場面でも、斉興は「それは調所がやったこと」と責任をなすりつけていました。

部下の手柄を自分の手柄として自慢するのはまだしも、都合の悪いことを部下に押し付け、自分で恥ずかしくないのでしょうか・・・?

政治の世界って、斉興のように面の皮が厚くないと、務まらない場面もあるのかもしれませんね。

 

ちなみに、大河ドラマでは、斉彬が行っていた大砲製造や洋式兵術の訓練のことを「無駄遣い」と言っていますが、

実際は斉興は「砲術館」や薩摩藩の沿岸に砲台を造ったりしているので、決して斉彬の考えと正反対という訳ではなかったようです。

 

「お前が斉彬の代わりをできると思っているのか!?」

藩主争いで、まさかのロシアンルーレットを迫った斉彬は、父・斉興の想像を超えた存在でした。

そんな斉彬とは対照的に、父と母には素直に育ってきた久光に対し、斉興は能力を甘く見ているようです。

 

「このままでいいのですか?」「斉彬公の遺志を守りたくないですか?」

そう問い詰める大久保正助を、久光は「俺は兄上じゃなか!」と言って蹴り飛ばしました。

 

しかし、兄・斉彬は大久保と同じく、久光の能力を高く評価していたようです。

久光も良い意味で偉そうな父親を見返すチャンスが今後くることを期待します!ギバレ!久光!!p(^_^)q

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男の友情に感動!

一般的に愛(ラブ)は男と女の間で語られるもの。

しかし、今回の「西郷どん」では、同性の間に存在する愛をヒシヒシと感じました!

西郷どんと月照は日向送り(実質的な処刑)に処せられてしまいます。

 

大久保正助とのラブ

大久保正助は、久光公の怒りに逆鱗に触れてまで、久光に懇願し、西郷どんの命を救おうとしました。

また、大久保は山田に取り次いでもらい、島津斉興に直接会い、西郷どんが月照を斬ることを条件に西郷どんの赦免をお願いしました。

普通、ここまで親友のために命かけて直談判しますか?

友のためなら命をかけられる。まるで「走れメロス」のメロスの友人・セリヌンティウスのような男です。

西郷どんをよっぽど男として惚れ込んでいなければ、こんな行為はできません!

 

「おはんがいなければ薩摩も日本国も死んでしまう!」

大久保正助は薩摩のため、日本国のため、月照を斬って生き残るよう西郷どんを説得しますが、怒りに震える西郷どん。

しかし、大久保正助は最後にいいました。

「オイ(私)のために!」

その言葉に、西郷どんは大久保の愛(ラブ)をヒシヒシと感じたのでしょう。

怒りに顔をしかめる西郷どんの顔がゆっくりとゆるみ、「斬りもんそ」と小さく答えました。

 

大久保の西郷どんに対する熱い友情に感動!(´;Д;`)

 

月照さんとのラブ

月照さんは、とてもきれいな御坊様ですね。

まるで男性とは思えないほど・・・。中性的な尾上菊之助さんが演じていると、男性同士のような感じがしません。

西郷どんと月照は迫る追っ手からから逃れ、はるばる京都から薩摩藩まで逃げてきましたが、薩摩藩に匿うことを拒否されました。

 

大河ドラマ中は、月照は西郷どんの自宅に匿われているような演出でしたが、実際は「俵屋」という場所で薩摩藩によって軟禁状態にありました。

 

前回は斉彬公の亡霊に励まされ、生きる希望を取り戻した西郷どんですが、今回は再び絶望のどん底に落ちてしまいました。

西郷どん「ともに詣りもす」

月照さん「ありがとう」

実際に小舟にはほかにも従者がいたと伝えられていますが、西郷どんは自分が助かるために月照を斬るという選択肢もあったはず。

なのに、西郷どんが月照と一緒に死ぬことを選んだのは、お互いが今まで危険を潜り抜けて培ってきた強固な信頼関係が、西郷どんに月照を斬らせることを阻んだのではないでしょうか。

異性の恋人同士が心中するのはドラマでよくあることですが、男同士で心中するというのはよほどの信頼関係がないとできないと思います。

 

西郷どんと月照が入水したのは11月16日。

鹿児島は南国なので海水は凍らないにしても、水は冷たかったに違いありません。

西郷どんと月照は辞世の句を詠んでいました。

 

月照「大君の ためにはなにか 惜しからむ 薩摩の瀬戸に 身は沈むとも」

(天皇のためならば、例え薩摩の海に沈むことになっても、この身は惜しくない)

 

西郷どん「二つなき 道にこの身を捨て小舟 波建てばとて 風ふかばとて

(二つとない命だが、我が身を捨てて乗る小舟である。波が立とうが風ば吹こうが行かねばならない。)

 

その人生において、大久保正助や月照のような人たちと出会えた西郷どんは(激動の人生でしたが)とても幸せ者ですね。

また西郷どん自身が多くの人に「この人のためなら命を預けてもいい」と思わせるような、素晴らしい人格の持ち主だったのかもしれません!

 

次回「流人 菊池源吾」からは舞台が南の島(奄美大島)に移ります。

奄美の美しい自然がどのように描かれ、西郷どんがどんな活躍をしてくれるのか、楽しみです!

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こらうんまか!鹿児島のうなぎ!

西郷どんが家で鰻(ウナギ)を焼いて、つかの間の一家だんらんを楽しんでいるとき、熊吉が「こげんして食わんと、ほっぺが落ちてしまいもす」と頬をしたから支える姿がなんともチャーミングでかわいかったです。(*゚∀゚*)

鹿児島市に美味しい鰻の蒲焼きをいただけるお店をご紹介します!

 

あらすじ&感想特集(まとめ)

 

西郷隆盛特集

 

豆知識☆ちょこっと鹿児島弁講座( ..)φメモメモ

今週も薩摩弁を5つご紹介します♪

  • 「まっこてあいがとな」⇒「本当にありがとう」 西郷どんが親友・正助に言った言葉です。立場が上の人には「あいがとさげもす」と言いましょう。
  • 「しったい だれもした」⇒「ぐったり疲れました」
  • 「ちみだが」⇒(水などが)「冷たい」
  • 「そがらし いそがしか」⇒「すっごく忙しい」
  • 「びんたが ひっぱしっど」⇒「頭が破裂しそうだ!」

次回も大河ドラマ「西郷どん」の劇中に登場するかもしれないし、しないかもしれない薩摩弁をご紹介しますので、楽しみにしていてくださいね!

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