縁結びのご利益!霧島神社@鹿児島県指宿市

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この記事は鹿児島地元人のララが書いています。

指宿市の霧島神社のご紹介です。

「霧島」といえば霧島神宮を思い浮かべる方が多いと思いますが、今回ご紹介する霧島神社は田園の中に佇む小さな神社です。

縁結びのご利益で有名なので、未婚の方は参拝されてみてはいかがでしょうか?

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アクセス&駐車場情報

鹿児島市から車で約1時間半かかります。霧島神社に専用駐車場はありません。

特に案内版もないので、一見するとただの森のように見えますが、この森のなかに霧島神社があります!

神社の前には雄大な開聞岳(標高994メートル)がそびえています。とてものどかな風景です。

霧島神社の眺め

鳥居

鳥居の前は民家になっていて、ワンちゃんに吠えられながら鳥居をくぐりました。(笑)

霧島神社の鳥居

手水舎

私が参拝したときは、あまり参拝する方がいない時季のか、水がありませんでした。

霧島神社

社殿

社殿からは堂々と威厳のある風格を感じます。

霧島神社

社殿は大きな木々に守られるように囲まれていて神秘的な感じがしました。

霧島神社

立派な社殿ですが、後述のとおり何人もの神様が祭られていることを考えると、少し小さめかもしれません。

霧島神社

由緒記・ご利益

霧島神社の由緒記

由緒記によると霧島神社は縁結びのご利益があるようです。

祭神

神社の由緒記を見ると、霧島神社は以下の神様を祭っています。

瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)

ニニギノミコトは太陽神アマテラスの孫です。

アマテラスの命を受け天界(天高原)から地上に下り、日本を統治するために霧島(高千穂峰)に降臨しました。

初代天皇(神武天皇)の曽祖父にあたります。

「稲穂の神」として有名で、五穀豊穣、畜産、国家安泰、家内安全などのご利益で有名です。

ニニギを祭る有名な神社には、霧島神宮(霧島市)や新田神社(薩摩川内市)などがあります。

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木花咲耶姫(コノハナサクヤヒメ)

コノハナサクヤヒメは天孫ニニギの妻で、絶世の美女だったと伝えられます。

ニニギがコノハナサクヤヒメとの結婚を申し込むと、父のオオヤマヅミは喜び、コノハナサクヤヒメの姉の岩長姫(イワナガヒメ)も妻に差し出しました。

しかし、イワナガヒメの外見は醜かったため、ニニギはイワナガヒメを送り返してしまいます。

オオヤマヅミは「イワナガヒメを妻として送ったのはニニギの寿命が岩のように長くなるからだったのに。ニニギとその子孫の寿命は木の花のように儚く短くなるだろう」と告げました。

こうしてニニギと現在まで続く歴代の天皇の命は短くなったと伝えられています。

個人的な考えですが、ニニギは偽りの愛の中で長生きするよりも、短い命のなかで一生けん命ひたむきに一人の女性を愛したかったのではないでしょうか。

コノハナサクヤヒメは、「安産」「子授け」などのご利益で有名です。

彦火火出見命(ヒコホホデミノミコト)

ヒコホホデミノミコトは天孫ニニギノミコトの子に当たり、別名「山幸彦」として知られています。

山幸彦は弓を使った狩猟が得意で、兄の海幸彦は釣りを得意としていました。

ある日二人が弓と釣り竿を交換していると、山幸彦は兄の大切な釣り針を無くし、兄の怒りを買います。

山幸彦は海の宮殿を訪れ、そこで豊玉姫という美しい神様に出会い、夫婦になります。

二人が出会った井戸は「玉ノ井」という場所で、霧島神社のすぐ近くにあります。

"TAMANOI" - oldest well in Japan - (Ibusuki City)
The oldest Japanese well is said to be locatd in Kaimon town of Ibusuki City, Kagoshima, Japan.

さらに、豊玉姫の父・海神をかりて兄の釣り針を探し出すことができました。

海神は山幸彦が陸の世界に帰るとき、強力な力を秘めた二つの玉を授けました。

この玉の力によって、山幸彦は対立する兄・海幸彦を屈服させて家来にし、めでたく支配者になったと伝えられます。

なお、ヒコホホデミノミコトは有名な昔話「浦島太郎」のモデルにもなっています。

山幸彦は父親ニニギノミコトと同じく農耕の神様として知られ、「商売繁昌」「航海安全」「縁結び」などのご利益で有名です。

ヒコホホデミノミコトを祭る有名な神社には、鹿児島神宮(霧島市)などがあります。

なお、、ヒコホホデミノミコトの陵は、高屋山上陵(霧島市)にあります。

初代天皇の祖父が眠る「高屋山上陵」鹿児島県霧島市溝部
鹿児島空港近くの高屋山上陵は神武天皇の祖父であるヒコホホデミノミコトの御陵があります。山全体が神聖な空気に包まれています。

豊玉姫命(トヨタマヒメノミコト)

ヒコホホデミノミコトの妻で、初代天皇(神武天皇)の祖母にあたる神様です。

安産の他、海上安全、縁結び、育児の神様として知られています。

山幸彦(日子火々出見命)が無くしてしまった兄の釣り針を海の世界に探しにきたとき、豊玉姫命が海の宮殿前の井戸(玉の井)で水を汲んでいたところ、二人は出会い、結婚しました。

"TAMANOI" - oldest well in Japan - (Ibusuki City)
The oldest Japanese well is said to be locatd in Kaimon town of Ibusuki City, Kagoshima, Japan.

お顔が玉のようにきれいな方で、御子(ウガヤフキアエズ命)を出産するときも、産殿の屋根が葺き終わらないうちに軽々とご出産されたというエピソードがあります。

このことから安産のご利益で有名です。

豊玉姫を祭る有名な神社に、豊玉姫神社(南九州市)があります。


豊玉姫の陵(お墓)は、豊玉姫神社のすぐ近くにあります。

初代天皇の祖母の墓「豊玉姫陵」鹿児島県南九州市知覧
南九州市知覧にある豊玉姫陵のご紹介です。 ここには初代天皇の祖母にあたる豊玉姫が眠っています。 浦島太郎の乙姫様のモデルにもなった神様です。

周辺の観光スポット

玉ノ井

霧島神社に祭られている彦火火出見命と豊玉姫が出会った場所です。霧島神社を参拝の際はぜひお立ち寄りください。

"TAMANOI" - oldest well in Japan - (Ibusuki City)
The oldest Japanese well is said to be locatd in Kaimon town of Ibusuki City, Kagoshima, Japan.

周辺のランチスポット

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