前回は薩摩藩の重鎮・調所広郷が命を絶ってしまいました。
今回(第4話)はお由羅騒動で薩摩藩が大きく揺れました!
前回の話はこちら
CONTENTS
お由羅騒動
お由羅騒動とは、島津斉興の跡継ぎ争いのことです。
島津家が島津斉興と側室・お由羅の子・久光を跡継ぎとする派閥と、正室の子・斉彬を跡継ぎとする派閥に別れて争いました。
お由羅さんは元・江戸の町娘から島津斉興の側室となった女性です。
自分の子どもを次の藩主にしたいという気持ちは、子どもを思う母としては当然ですよね。(;^_^A
赤山靱負の死
なんと、西郷どんたちの恩師である赤山靱負が切腹を命じられてしまいました…!
赤山靱負は日置島津家の出身で、島津本家の次に名門の家柄で、代々家老を始めとする重要な職を務めてきました。
赤山靱負の切腹にあたり、吉之助(西郷隆盛)の父・吉兵衛が介錯を命じられてしまいます。
前回、吉之助の性格について嘆く吉兵衛に、赤山靱負が「良い親子だな」と言ったシーンを思い出し、思わず泣けてきました。(´;ω;`)ウッ…
吉之助たちが島津久光に赤山靱負の助命をお願いしますが、「俺は無力だ」とまったく相手にされません・・・。
吉之助たち門弟の成長と、これからの薩摩の未来を思い描いていただけに、赤山靱負はさぞかし無念だったことでしょう!
門弟を集めて酒を酌み交わすシーンではまたまた目頭を熱くして見入ってしまいました(*_*)涙
赤山靱負が切腹した屋敷のロケ地は知覧武家屋敷です。
なお、ドラマの中で赤山靱負が切腹した屋敷は、知覧武家屋敷内の「森重竪邸」という庭園です。
庭園と赤山靱負の凛々しい姿がとても美しかったです…(´;ω;`)
知覧武家屋敷では、7つの武家屋敷を見学できますが、森重竪邸は唯一池がある武家屋敷です。
ちなみに、となりのお茶屋では、無料で地元の名産品・知覧茶を飲ませていただけます。^^
お由羅騒動の影響は、吉之助の友人・正助(大久保利通)の父にも及びます。
正助の父は喜界島に島流しになってしまいました。
吉之助の父と正助の父が相撲をとるシーンでは、二人の熱い友情に、思わず泣けてしまいました。
吉之助と正助にとって辛い時期でした。
お由良騒動の頃、二人は善行寺の無参(むさん)和尚のもとで座禅の修行に励み、激動の時代に揉まれながら、己自身を見つめなおしていました。
今でも二人が座禅を組んで修行していたという座禅石が残っています。
吉之助は嘆願書を書き、島津斉彬にお由羅騒動で揺れる薩摩の状況を訴えます。
そして、斉彬に「あなたが藩主になるしかない!」と奮起を訴えます!
この嘆願書は「西郷どん大河ドラマ館」で見ることができますよ♪
吉之助の嘆願書と赤山靱負の血染めの衣に後押しされ、島津斉彬が薩摩藩第11代藩主になりました!
父・島津斉興とのロシアンルーレットをするシーンでは、かなりハラハラしましたね!
ちなみに、島津斉彬が薩摩にお国入りするシーンは、重富海岸(鹿児島県姶良市)で撮影されています。
赤山靱負をはじめ、あまりもの多くの犠牲を払ったあと、次回からは新しい薩摩がスタートします!
楽しみですね!来週が待ち遠しいです!!
少年・中村半次郎との再会
今回、中村半次郎(桐野利秋)がサツマイモを持って吉之助を訪ねるシーンがありましたね!
鹿児島市吉野には中村半次郎の生家があり、今では小さな公園になっています。
ドラマでは描かれませんでしたが、実際はこの時に吉之助の弟も居合わせていたようです。
中村半次郎が土にまみれたサツマイモを風呂敷に包み、お土産として渡すと、風呂敷を開いた吉之助の弟は、思わず「ぷっ」と吹き出してしまいました。
西郷隆盛は「この人にとって、これがどれだけ大切なものかわからないのか」と言って弟を叱りました。
その時こそ、中村半次郎が「この人(西郷隆盛)についていこう」と決めた瞬間だったようです。
ドラマ構成の都合で省略されたのだと想像しますが、このエピソードも出てきてほしかったなと思います。
番組終了後の史跡紹介
御殿(仙巌園内)
島津斉彬像(照国神社内)
玉里邸
あらすじ&感想特集(まとめ)
西郷隆盛特集
豆知識☆ちょこっと鹿児島弁講座( ..)φメモメモ
さあ!今週も薩摩弁を5つご紹介します♪
・「ちごち」⇒「違うってば」
・「ないごて?」⇒「なぜ?」
・「きばいやんせ!」⇒「頑張りなさい!」
・「ほんのこいな?」⇒「本当ですか?」
・「まっこて」⇒「誠に・本当に」
いかがでしたか?読み方の基本としては、語尾を上げるのがポイントです。
次回も大河ドラマ「西郷どん」の劇中に登場するかもしれないし、しないかもしれない薩摩弁をご紹介しますので、楽しみにしていてくださいね!
ぜひ、学校や職場で薩摩弁をご活用ください!
次回(第5回)のレポートはこちら!