大河ドラマ西郷どん第7話「背中の母」あらすじ&感想~地元鹿児島人のレポート!

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この記事は鹿児島地元人のララが書いています。

立て続けに祖父・龍右衛門、父・吉兵衛、母・満佐(正確には❝政佐❞)を亡くした吉兵衛(西郷隆盛)。

龍右衛門は前回まで咳をしていましたが、やはり死因は結核でした。

6ヶ月のうちに肉親を3人もなくしてしまうなんて、西郷どんは可哀そうすぎます・・・。

前回(第6話)の後追いレポートはこちら☆

 

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連続する大切な人たちとの別れに涙(/_;)

今回は西郷家の話が中心のストーリー展開でしたね。

家族を想う気持ちと自分の願望との狭間で揺れる西郷どんの表情に、見ているこちらも胸が締め付けられる思いでした(ノД`)。

 

新藩主となった島津斉彬が動き出しましたね!

仙巌園の御殿に於一(篤姫)を招き、養女にさせることを伝えました。

今回も仙巌園は登場しましたね!観光客の数もどんどん増えているようで、鹿児島観光ブログとしては喜ばしいかぎりです。

斉彬は於一を将軍に嫁がせることで、幕府への影響力を高めようとします。

於一が住んでいた今和泉島津家屋敷跡の紹介記事はこちら。

 

一方で、大山格之介(後の大山綱吉)と有村俊斎(後の海江田信義)は、島津斉彬の江戸行きに同行することになりました。

大山格之介は、薬丸自顕流の達人としても有名です。

西南戦争(1877年)のとき鹿児島県知事でしたが、西郷どんに資金援助をしたため、罪を問われて処刑されてしまいます。

大山綱吉(出典wikipea)

 

有村俊斎は薩英戦争のきっかけとなった生麦事件で、イギリス人を殺傷したことで知られています。

海江田信義(出典wikipedia)

 

下鍛冶屋町郷中の二才頭だった吉之助が、なぜ江戸に行けなかったのか・・・。

その原因は、吉之助の先の短い母・満佐を想う優しいこころにありました。

 

小さい頃、父・吉兵衛と三人でよく来た海岸で、母・満佐が吉之助の背中で静かに息を引き取ります。

今日の回を視聴していた視聴者で、離れた両親を想って、久しぶりに電話をかけてしまった方も多いのではないでしょうか?(*’ω’*)

 

「これからは好きに生きなさい」という母の言葉が印象的でした。

この後の歴史では、この母の言葉に従ったかのように、吉之助は島津斉彬に従って江戸に行くことになります。

 

西郷どん、ついに結婚!

西郷どんが家族のために結婚を決意しました。

相手はなかなか笑えない不器用なお嫁さん、「須賀」さん。

けっこう、インパクトの強いキャラクターでしたね!

 

ドラマの中で、須賀が西郷どんと政佐に向かって「貧乏は恥ではないので。」と言い、満佐を一安心させるシーンがありました。

実際、西郷南洲顕彰館(鹿児島市)の展示資料には、西郷隆盛の母・政佐は子どもたちに対して

『貧乏を恥じてはいけません。貧乏に負けることが恥なのです。』

と説いていたと書かれています(^_-)

この素晴らしい政佐の教えが、お嫁さん・須賀の台詞になっていてびっくりしましたが、実際の歴史とドラマとの違いが分かると、ドラマをますます楽しく鑑賞できますよね!

西郷南洲顕彰館に関する記事はこちら☆

 

小ネタですが、須賀さんは、父は薩摩藩士・伊集院兼善で、家は薩摩の有力豪族・伊集院家の分家の一つ。

須賀さんの弟伊集院 兼寛(いじゅういん かねひろ)は薩摩藩士で軍人・官僚でもあります。

明治期には海軍少輔・元老院議官・貴族院議員を歴任し、子爵にまでなった偉人です。

下級武士であった西郷どんにとっては、家柄の良いお嫁さんを迎えることができて、すごくありがたい縁談だったんですね!

 

さて、次回の西郷どんの題名は第8話『不吉な嫁』。

西郷どんと須賀さん。少しでも距離が縮まるといいのですが…(´・ω・`)

ドラマでどのように展開していくのかが楽しみです!

 

次回(第8話)の後追いレポートはこちら☆

 

あらすじ&感想特集(まとめ)

 

西郷隆盛特集

 

豆知識☆ちょこっと鹿児島弁講座( ..)φメモメモ

さあ!今週も薩摩弁を5つご紹介します♪

・「ほんのこて」⇒「本当に」

・「なんちゅあならん!」=「言葉にならないほど感動的です!」

・「ひったまがった」=「びっくりした」

・「じょっじゃっが」⇒「上手ですね」

・「あったらしか」⇒「もったいない」

いかがでしたか?読み方の基本としては、語尾を上げるのがポイントです。

次回も大河ドラマ「西郷どん」の劇中に登場するかもしれないし、しないかもしれない薩摩弁をご紹介しますので、楽しみにしていてくださいね!

ぜひ、学校や職場で薩摩弁をご活用ください!

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