天皇家の祖神を祀る「原五社神社」鹿児島市吉野の絶景スポット

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この記事は鹿児島地元人のララが書いています。

鹿児島市吉野の原五社神社のご紹介です。

この神社では天皇家の祖神が祭られています。

お近くに来た際は、ぜひ参拝してはいかがでしょうか。

 

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アクセス&駐車場情報

薩摩吉田インターチェンジから車で15分かかります。

神社前の道路は桜島の絶景スポットです!車をとめて絶景を楽しむドライバーがたくさんいます。

原五社神社 

 

鳥居

原五社神社

 

社殿

原五社神社

原五社神社はどのような神様を祭っているのでしょうか。

 

御祭神

瓊々杵尊(ニニギノミコト)

ニニギノミコトは太陽神アマテラスの孫です。

アマテラスの命を受け天界(天高原)から地上に下り、日本を統治するために霧島(高千穂峰)に降臨しました。

初代天皇(神武天皇)の曽祖父にあたります。

「稲穂の神」として有名で、五穀豊穣、畜産、国家安泰、家内安全などのご利益で有名です。

ニニギを祭る有名な神社には、霧島神宮(霧島市)や新田神社(薩摩川内市)などがあります。

ニニギの陵(お墓)は、可愛山上陵(薩摩川内市)にあります。

木花開耶姫命(コノハナサクヤヒメノミコト)

コノハナサクヤヒメは天孫ニニギの妻で、絶世の美女だったと伝えられます。

ニニギがコノハナサクヤヒメとの結婚を申し込むと、父のオオヤマヅミは喜び、コノハナサクヤヒメの姉の岩長姫(イワナガヒメ)も一緒に妻として嫁がせようとしました。

しかし、イワナガヒメを愛することをできなかったため、ニニギはイワナガヒメを送り返してしまいます。

オオヤマヅミは「イワナガヒメを妻として送ったのはニニギの寿命が岩のように長くなるからだったのに。ニニギとその子孫の寿命は木の花のように儚く短くなるだろう」と告げました。

こうしてニニギから現在まで続く歴代の天皇の命は短くなったと伝えられています。

個人的な考えですが、ニニギは偽りの愛の中で長生きするよりも、短い命のなかで一生けん命ひたむきに一人の女性を愛したかったのではないでしょうか。

コノハナサクヤヒメは、「安産」「子授け」などのご利益で有名です。

彦火火出見尊(ヒコホホデミノミコト)

ヒコホホデミノミコトは天孫ニニギノミコトの子に当たり、別名「山幸彦」として知られています。

山幸彦は弓を使った狩猟が得意で、兄の海幸彦は釣りを得意としていました。

ある日二人が弓と釣り竿を交換していると、山幸彦は兄の大切な釣り針を無くし、兄の怒りを買います。

山幸彦は海の宮殿を訪れ、そこで豊玉姫という美しい神様に出会い、夫婦になります。

さらに、豊玉姫の父・海神をかりて兄の釣り針を探し出すことができました。

海神は山幸彦が陸の世界に帰るとき、強力な力を秘めた二つの玉を授けました。

この玉の力によって、山幸彦は対立する兄・海幸彦を屈服させて家来にし、めでたく支配者になったと伝えられます。

ヒコホホデミノミコトは有名な昔話「浦島太郎」のモデルにもなっています。

山幸彦は父親ニニギと同じく農耕の神様として知られ、「商売繁昌」「航海安全」「縁結び」などのご利益で有名です。

ヒコホホデミノミコトを祭る有名な神社には、鹿児島神宮(霧島市)などがあります。

なお、ヒコホホデミノミコトの御陵(お墓)は、高屋山上陵(霧島市)にあります。

鵜草葺不合尊(ウガヤフキアエズノミコト)

ウガヤフキアエズは初代天皇(神武天皇)の父です。

山の神ヒコホホデミ(山幸彦)と海神の娘・豊玉姫の間に生まれ、山と海の両方の霊力を併せ持つ偉大な神様です。

「ウガヤフキアエズ」という名前は、母の豊玉姫が出産するとき、産屋(うぶや)の屋根の茅(かや)を葺(ふ)き終わらないうちに生まれたことに由来しています。

農業の神様として有名で、「夫婦和合」「子宝安産」「延命長寿」などのご利益で有名です。

玉依姫命(タマヨリヒメノミコト)

タマヨリビメは初代天皇の母君です。

豊玉姫の妹にあたり、豊玉姫がウガヤフキアエズ命を出産し、海の世界に帰った後は、ウガヤフキアエズ命を育てました。

甥に当たるウガヤフキアエズ命と結婚し、4人の子どもをもうけ、そのうち一人が神武天皇となりました。

タマヨリビメは「子宝安産」「豊作豊漁」「商売繁盛」などのご利益で有名です。

 

歴史

1779年(安永八年)桜島が大噴火し、桜島黒神村より移住した人たちが、故郷の守護神原五社の祭神を祭って、この地に社殿を作ったのが、原五社神社の始まりとされています。

桜島の黒神地域には黒神埋没鳥居という史跡があり、桜島の噴火のすさまじさを感じることができます。

なお、この埋没鳥居の属する神社は「腹五社神社」という名前で、この神社「原五社神社」と同音です。

どちらの神社も、ほぼ同じ神様を祭っています。

歴史を調べてみると、桜島から避難してきた人たちは、この一帯に「上ノ原村」を作り、村の名前にちなんで「腹」を「原」と変えたようです。

最初は耕地がせまく生活も苦しかったようですが、何度も村役場に頼んだところ、広い耕地を与えられ生活は大いに改善しました。

1848年(嘉永元年)9月、上ノ原村の人たちが村の歴史を刻んだ石塔が、今でも社殿横に残っています。

原五社神社

原五社神社

今も原五社神社は故郷の桜島を見守り続けています。

原五社神社

神社の前の広場で子どもたちが楽しそうに遊んでいました。

原五社神社

 

御朱印情報

社務所はありません。

 

原五社神社の参拝情報

住所

〒892-0871鹿児島市吉野町6648

地図

桜島を高台から眺める絶景スポットです!

 

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