ついに最終回となりました!
西南戦争に敗れた西郷どんたちは、故郷の鹿児島で最期を迎えることになります。
大河ドラマ「西郷どん」もついにラスト!!
西郷どんはどのような最期を迎えるのでしょうか?
前回のレポートはこちら!
CONTENTS
最期は故郷・鹿児島で!
西郷どんたちは延岡から鹿児島まで450キロもある道のりを帰ってきました!
おかえりなさい、西郷どん!
西郷どんが鹿児島まで帰ったルートは「九州山地」という、かなり険しい山道です。
実際は西郷どんは歩くことが難しく、籠(かご)に乗って移動したようです。
この道のりを政府軍に追われながら歩いてきたのですから、身も心もヘトヘトだったと思います。
それでも戦う意思を失わなかったのは、故郷への熱い愛があったからだと思います。
第1話の石が再登場!
西郷どんたちが桜島と鹿児島市街地を見下ろすシーン。
第1話「薩摩のやっせんぼ」で登場した「Cangoxina」と刻まれた石碑が登場してきましたね。
あっと言う間に駆け抜けてきた1年だったなあと、しみじみ感じました。
この石は最終回に登場するだろうと予測していましたが、ズバリ当たったので嬉しかったです。^^
西郷どんたちは自分たちの私学校が政府軍に占領されているのに気づき、
「もうひと暴れするか!」と言って取り返します。
ここには西南戦争の銃弾跡が残っています。
戦闘の激しさがリアルに伝わるので、ぜひ観光で訪れてほしいですね。^^
東京の大久保は・・・
大久保が家に帰ると子どもたちが迎えに来て、いそいそと大久保の靴を脱がせようしていました。
鹿児島の家が西南戦争で焼けてしまったことを満寿に伝えていましたね。その心中はとっても辛いものがあったでしょう。
西南戦争前に大久保の家族が東京に引っ越してくれて、本当に良かったです。
西郷どんの部下は大久保に反感を持つ士族が多かったので、いったいどうなっていたか考えるだけでも恐ろしい。
胸が張りさける思いの弟・従道
イトと菊次郎は従道のおかげで延岡から鹿児島まで帰ってくることができました。
ドラマでは、西郷どんが西南戦争に出発するときと同じ屋敷ですが、
実際は西南戦争中イトたちは違う場所(西郷野屋敷)に住んでいました。
従道は姉から「兄を討つつもりか!?」「二度と薩摩の地を踏むな!」と言われ、かなり辛かったと思います。
前回は兄と一緒に戦いたいと妻に漏らしていました。
尊敬する兄と共に戦いたいという本心と、国を守らなければいけない立場の板挟みになって、従道はかなり苦しんだでしょうね。(´;ω;`)
姉の言葉を守ったためか、ついに従道は鹿児島に帰ることはありませんでした。
実際は従道は西南戦争中、ずっと東京に留まっていたようですね。
政府としては西郷軍への寝返りを防ぐためにも、実際に兄弟同士を戦わせないようにしたのだと思います。
侍たちの日本最後の戦い!城山決戦!!
西郷どんたちは最初は鹿児島市内で優勢でしたが、政府軍は次々に鹿児島市に到着し、城山に追い詰められました。
いよいよ最後の決戦の始まりです。
西郷どんたち372人の薩軍は、城山の頂上付近に本営を置きました。
一方、山県有朋や川路利良たち政府軍は城山の麓(現在の市役所付近)に本営を置きました。
大久保は西郷どんに「降伏すれば命を助ける」という文書を送りましたね。
最初は桐野利明たち部下は西郷どんの命を助けようとしましたが、西郷どんは「一蔵どんは甘い」と笑って降伏をしませんでした。
西郷どんが生き続けているかぎり、きっと士族たちの反乱はなくならない。
西郷どんが死ぬことで、士族たちは新しい未来を描けるようになる。
死ぬことを美化することは決して良いことではありませんが、時代は西郷どんの死を必要としていたのかもしれませんね・・・。
東京では、西郷の降伏の知らせを心の中で切望していた大久保が、博覧会の参加者たちの前でスピーチをしようとしていました。
スピーチ直前に西郷どんが降伏しなかった知らせを聞き、呆然としていましたね。(*_*)
全国各地から4千点以上の出展があるのに、鹿児島の場所だけ何もないのを目にして、胸が詰まり喋れなくなりました。
日本を強くするために西郷どんと決別したのに、西郷どんへの友情が断ち切れない。
大久保の政治家としての性格と、一個人としての思いが激しく交錯する、強烈に印象的なシーンでした。
また、博覧会のとき流れていたのは「マカベウスのユダ」という曲です。
西南戦争の総攻撃前夜、政府軍は城山の洞窟にこもる西郷どんに尊敬の念を込めて、この曲を演奏したと伝えられています。
1877年9月24日午前4時。
政府軍はついに総攻撃を開始しました。
西郷どんは部下たちを「最後のサムライ、日本の誇りだ」と鼓舞し、自ら先頭となり政府軍に突入していきました。
なお、西郷どんには不思議と弾丸が当たらなかったと伝えられています。
激しい銃弾を遠くに聞く、イトたち家族、官軍本営地の山県有朋と西郷従道。島津久光と海江田俊斎。
島津久光は西南戦争のときは桜島に避難していたようです。
海江田俊斎は唇を震わせながら目を閉じていましたね。
幼いころから一緒に過ごしてきた西郷どんや村田新八が、侍の心で命を散らすときに、
何もせずただ座している自分に対して、苛立ちと共に戦いたかったという気持ちがヒシヒシと伝わってきました!
このシーンにも、涙が出てしまいました(´;ω;`)
意外なラスト!
薩軍兵士たちは次々と命を落としていきました・・・。
桐野利明は奮戦しましたが、最後は親友・川路利良の一撃で命を落としました。
西南戦争は鹿児島県民同士が戦った悲しい戦争だということを改めて感じるシーンでした!
村田新八も銃弾を受けて傷つき倒れ、最後は刀で自害します。
西郷どんはライフルを手に前進を続けましたが、ついに太ももに銃弾を受けました。
続いてお腹に銃弾を受けて、ついに倒れます。
実際は、ここで西郷どんは東京にいる明治天皇に一礼して、別府晋介に介錯を頼み、命を落とすのです。
しかし、別府晋介は登場しませんでした・・・。
首を斬るシーンはさすがにドラマで登場させたらマズいからなのでしょうか。
西郷どんは空を見上げ、「もう、ここらでよか・・・」とつぶやき、満足な顔で静かに目を閉じました。
戦争の生々しさを感じさせない、何とも穏やかなラストシーンでしたね。
地元の人間としては、「えー!!!そこは史実通りにしてもらいたかったー!!!( ;∀;)」と思ってしまいましたが…、
実際の西郷どんも、ドラマのような穏やかな表情で最期を迎えてくれていたらいいなと思いました。
大久保は家に帰るなり、満寿の前で膝をつき、何度も「吉之助さぁ!」と叫んでいましたね。
共に育ち、共に切磋琢磨し、共に夢を追いかけ、時に西郷どんの人柄や人徳にジェラシーを抱き、それでもやっぱり信じ合える。
男と男の誰にも切り離せない友情。
西郷どんへの思いが溢れて理性では止められないほどだったのでしょうね。(´;ω;`)
大久保の西郷どんに対する気持ちを西郷どんに伝えてあげたい。本当は大久保は西郷どんのことが最後まで大好きだった!
そう思うと、かなり切なくなるシーンでした・・・。夫婦共に涙・涙・涙でした。(´;ω;`)ウゥゥ
最後に
鹿児島の誇る英雄のラストシーン。
できれば城山決戦は1話ではなく、2話くらいかけて放送してもらいたかったですね。
「働き方改革」の影響で大河ドラマ「西郷どん」のコマ数が短くなってしまったそうです。
第1話の上野公園の西郷隆盛像のお披露目式へ、話がつながっていかなかったのもすこし残念です。
弟・従道と西郷家の人たちが笑い合うシーンが見たかったなあ。(*’ω’*)
後追いレポートを最後までご覧いただきありがとうございました!
約1年間、大河ドラマ「西郷どん」の後追いレポートをご覧くださってありがとうございました。
大河ドラマ「西郷どん」がスタートした時には、このドラマを通して日本全国の人たちに鹿児島のこと・鹿児島の偉人たちのことを知ってもらいたいと
気合を入れて後追いレポートを書いていたのがつい昨日のようです。(^^)
子どもたちが寝た後に、夫婦水入らずで毎週楽しくドラマを見ていました。
ドラマを見終わったら感想を語りあい、この後追いレポートにどう反映させるか頭を悩ませたものです。
これから「西郷どん」が見れなくなると思うと、週に一度の楽しみが無くなるのが非常に残念です。
この大河ドラマのおかげで、私たちも西郷隆盛をはじめ幕末の偉人たちの偉業と歴史を深く学び、その裏に見え隠れする心の動きにまで注目することが出来ました。
そして、改めて今の日本の礎を築いてくださった方々に敬意を持ちました!
大河ドラマ「西郷どん」をきっかけに、多くの人に西郷どんが生まれ愛した鹿児島に観光に来ていただきたいと願ってやみません。
鹿児島観光ガイドはこれからも、魅力あふれる鹿児島をご紹介していこうと思っておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。!(^^)(^^)!
西郷どん紀行
西郷隆盛銅像
鹿児島市内では定番となっている観光スポットです!上野公園と違って軍服を着ています。
南洲神社・南洲墓地
西郷どんが村田新八や桐野利明たちが眠っている場所です。
あらすじ&感想特集(まとめ)
第1話から感想レポートを地元目線で書いています。
西郷隆盛特集
大河ドラマ『西郷どん』で盛り上がっている鹿児島の観光スポットをご紹介!
大河ドラマ「西郷どん」観光コース
おススメの「西郷どん」観光コースを交通手段・地域ごとにまとめました!
豆知識☆ちょこっと鹿児島弁講座( ..)φメモメモ
最後に薩摩弁を5つご紹介します♪
・「わっぜはやか!」⇒「すごく早い!」
・「んだもしたん!もう終わっとな?」⇒「あらまあ!もう終わりですか?」
・「やかましい」⇒「うるさい」
・「おはん」⇒「あなた」
・「ここらでよか」⇒「この辺りで良い」