西郷隆盛 | 地元人おすすめ!鹿児島観光ガイド! https://kagoshimalove.com 鹿児島をディープに楽しむ Tue, 21 May 2019 13:09:54 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.8 86031187 西郷隆盛ゆかりの史跡「手水鉢・妹背橋」鹿児島県薩摩川内市 https://kagoshimalove.com/imose-bridge-stone-basin/ Sat, 23 Feb 2019 02:33:54 +0000 https://kagoshimalove.com/?p=43551 薩摩川内市にある西郷隆盛ゆかりの地の史跡をご紹介します。 歴史に関心のある方は、ちょっと寄り道してはいかがでしょうか? 西郷どんの手水鉢 こちらに若き頃の西郷隆盛が使っていた手水鉢があります。 説明版には宮薗さん宅に3年 […]

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薩摩川内市にある西郷隆盛ゆかりの地の史跡をご紹介します。

歴史に関心のある方は、ちょっと寄り道してはいかがでしょうか?

西郷どんの手水鉢

こちらに若き頃の西郷隆盛が使っていた手水鉢があります。

西郷どんの手水鉢

説明版には宮薗さん宅に3年宿泊していたそうですが、現地のガイドさんの話によると、この近所では「西郷どんが宿泊した家は自分の場所だ」と考えているご家庭が複数あるようです💦

 

旧薩摩街道

西郷どんの手水鉢の前を通るの細い道は、薩摩藩が参勤交代で通ったこともある薩摩街道です。

今でこそアスファルトで塗り固められていて当時の面影はありませんが。

篤姫が江戸に嫁ぐときも通った道で、西郷隆盛も何度も通った道だと考えると、感慨深いものがありますね。

 

妹背橋(いもせばし)

西郷丼は妹背橋の建設に3年間取り組みました。

今では現代的な橋になっていて、面影がありません。保存されていたら素敵だったでしょうね💦

妹背橋

 

西郷どんの手水鉢・妹背橋の観光情報

住所

鹿児島県薩摩川内市高城町

地図

周辺の観光スポット

新田神社

天孫ニニギノミコトを祭る神社です。子宝や安産のご利益でも有名です。

寺山いこいの広場公園

薩摩川内市の素晴らしい眺めが一望できる公園です。遊具も充実しています!

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鹿児島県薩摩川内市の美人湯「川内高城温泉」へのアクセス等を紹介! https://kagoshimalove.com/sendaitaki-spa/ Wed, 02 Jan 2019 04:30:02 +0000 https://kagoshimalove.com/?p=39589 薩摩川内市の川内高城(せんだいたき)温泉のご紹介です。 山奥にある秘境で、薩摩藩の歴代当主や鹿児島の英雄・西郷隆盛が、泉質の良さに魅了され利用していたことがあると言われる有名地です。 山奥でゆったり温泉につかりながら、癒 […]

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薩摩川内市の川内高城(せんだいたき)温泉のご紹介です。

山奥にある秘境で、薩摩藩の歴代当主や鹿児島の英雄・西郷隆盛が、泉質の良さに魅了され利用していたことがあると言われる有名地です。

山奥でゆったり温泉につかりながら、癒しの時間を過ごしませんか?

アクセス

鹿児島市から南九州道に乗り「薩摩川内水引IC」で下車し、県道340号線を北上します。

鹿児島市内から約60分かかります。

温泉街の入口に無料駐車場があります。

 

こちらは温泉街の入口にある鳥居です。階段の左側にあるパイプが温泉街に温泉を供給しています。

 

泉質・効能

温泉の泉質はpH9.3以上の無色透明アルカリ性単純硫黄泉。

皮膚炎、神経痛、関節痛、リウマチなどに効能があります。

お湯自体にトロみがあり、お肌が鰻みたいにつるつるになります。

「美人の湯」としても有名ですよ!

泉質の良さから、全国3,000か所の温泉のうちから、日本名湯100選にも選ばれています!

 

趣深い街並み

川内高城温泉は歴史が古く、一番古い記録は鎌倉時代までさかのぼります。

昔懐かしい街並みです。

まるで昔にタイムスリップしたような気持ちになります。

昔は農閑期に農民たちで賑わい、疲れをいやしてきました。

世の中から離れた山の中で、街並みの懐かしい感じのせいか、街を歩いていると思わず古い旧友に会えるような、そんな錯覚に陥ります。

 

西郷隆盛の歴史

川内高城温泉は西郷隆盛が訪れていた歴史もあります。

地元・薩摩川内市は、西郷隆盛の愛犬ツンの出身地として有名です。

西郷隆盛は征韓論に敗れて鹿児島に帰郷した後、西南戦争(1877年)が始まるまで、鹿児島の各地を訪れて温泉や狩猟を楽しみました。

皮膚病を患っていたことから皮膚病に効能のある温泉を選び、肥満を防止するために狩猟をしていました。

きっと川内高城温泉でも愛犬ツンと楽しい時間を過ごしたことでしょう。

川内高城温泉のほかにも、西郷隆盛の足跡は鹿児島県内の各地に残っています。

区営鰻温泉(指宿市)

美しい鰻池のほとりにある温泉です。

中島温泉旅館(日置市)

こちらも皮膚病に効能がある温泉です。

日当山温泉(霧島市)

西郷隆盛が何回も訪れたという温泉です。

栗の岳温泉(湧水町)

西郷隆盛が「仙郷」と絶賛した温泉です。

 

共同湯

ここの湯は西郷隆盛も好んで入浴したと伝えられています。

川内高城温泉

 

川内高城温泉の観光情報

立ち寄り湯時間(共同湯)

06:00-21:00

立ち寄り湯料金(共同湯)

大人200円 小人100円

電話(共同湯)

0996-28-0117

ホームページ

川内高城温泉のホームページ

住所

鹿児島県薩摩川内市湯田町

地図

 

川内高城温泉のおすすめ宿泊ホテル

周辺の観光スポット

入来麓武家屋敷群

鎌倉時代から続く由緒ある武家屋敷群です。

甲冑工房丸武

時代劇で登場した鎧がずらり!

長野滝

大河ドラマ「西郷どん」第11話のロケ撮影が行われた場所です!神秘の滝に感動!

 

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大河ドラマ西郷どん47話「敬天愛人」あらすじ&感想~地元鹿児島人のレポート! https://kagoshimalove.com/segodon-47th-story/ Sat, 15 Dec 2018 22:44:14 +0000 https://kagoshimalove.com/?p=40447 ついに最終回となりました! 西南戦争に敗れた西郷どんたちは、故郷の鹿児島で最期を迎えることになります。 大河ドラマ「西郷どん」もついにラスト!! 西郷どんはどのような最期を迎えるのでしょうか?   前回のレポー […]

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ついに最終回となりました!

西南戦争に敗れた西郷どんたちは、故郷の鹿児島で最期を迎えることになります。

大河ドラマ「西郷どん」もついにラスト!!

西郷どんはどのような最期を迎えるのでしょうか?

 

前回のレポートはこちら!

 

最期は故郷・鹿児島で!

西郷どんたちは延岡から鹿児島まで450キロもある道のりを帰ってきました!

おかえりなさい、西郷どん!

 

西郷どんが鹿児島まで帰ったルートは「九州山地」という、かなり険しい山道です。

実際は西郷どんは歩くことが難しく、籠(かご)に乗って移動したようです。

この道のりを政府軍に追われながら歩いてきたのですから、身も心もヘトヘトだったと思います。

それでも戦う意思を失わなかったのは、故郷への熱い愛があったからだと思います。 

 

第1話の石が再登場!

西郷どんたちが桜島と鹿児島市街地を見下ろすシーン。

第1話「薩摩のやっせんぼ」で登場した「Cangoxina」と刻まれた石碑が登場してきましたね。

あっと言う間に駆け抜けてきた1年だったなあと、しみじみ感じました。

この石は最終回に登場するだろうと予測していましたが、ズバリ当たったので嬉しかったです。^^

 

西郷どんたちは自分たちの私学校が政府軍に占領されているのに気づき、

「もうひと暴れするか!」と言って取り返します。

ここには西南戦争の銃弾跡が残っています。

戦闘の激しさがリアルに伝わるので、ぜひ観光で訪れてほしいですね。^^

 

東京の大久保は・・・

大久保が家に帰ると子どもたちが迎えに来て、いそいそと大久保の靴を脱がせようしていました。

鹿児島の家が西南戦争で焼けてしまったことを満寿に伝えていましたね。その心中はとっても辛いものがあったでしょう。

西南戦争前に大久保の家族が東京に引っ越してくれて、本当に良かったです。

西郷どんの部下は大久保に反感を持つ士族が多かったので、いったいどうなっていたか考えるだけでも恐ろしい。

 

胸が張りさける思いの弟・従道

イトと菊次郎は従道のおかげで延岡から鹿児島まで帰ってくることができました。

ドラマでは、西郷どんが西南戦争に出発するときと同じ屋敷ですが、

実際は西南戦争中イトたちは違う場所(西郷野屋敷)に住んでいました。

 

従道は姉から「兄を討つつもりか!?」「二度と薩摩の地を踏むな!」と言われ、かなり辛かったと思います。

前回は兄と一緒に戦いたいと妻に漏らしていました。

尊敬する兄と共に戦いたいという本心と、国を守らなければいけない立場の板挟みになって、従道はかなり苦しんだでしょうね。(´;ω;`)

姉の言葉を守ったためか、ついに従道は鹿児島に帰ることはありませんでした。

 

実際は従道は西南戦争中、ずっと東京に留まっていたようですね。

政府としては西郷軍への寝返りを防ぐためにも、実際に兄弟同士を戦わせないようにしたのだと思います。

 

侍たちの日本最後の戦い!城山決戦!!

西郷どんたちは最初は鹿児島市内で優勢でしたが、政府軍は次々に鹿児島市に到着し、城山に追い詰められました。

いよいよ最後の決戦の始まりです。

西郷どんたち372人の薩軍は、城山の頂上付近に本営を置きました。

一方、山県有朋や川路利良たち政府軍は城山の麓(現在の市役所付近)に本営を置きました。

 

大久保は西郷どんに「降伏すれば命を助ける」という文書を送りましたね。

最初は桐野利明たち部下は西郷どんの命を助けようとしましたが、西郷どんは「一蔵どんは甘い」と笑って降伏をしませんでした。

西郷どんが生き続けているかぎり、きっと士族たちの反乱はなくならない。

西郷どんが死ぬことで、士族たちは新しい未来を描けるようになる。

死ぬことを美化することは決して良いことではありませんが、時代は西郷どんの死を必要としていたのかもしれませんね・・・。

 

東京では、西郷の降伏の知らせを心の中で切望していた大久保が、博覧会の参加者たちの前でスピーチをしようとしていました。

スピーチ直前に西郷どんが降伏しなかった知らせを聞き、呆然としていましたね。(*_*)

全国各地から4千点以上の出展があるのに、鹿児島の場所だけ何もないのを目にして、胸が詰まり喋れなくなりました。

日本を強くするために西郷どんと決別したのに、西郷どんへの友情が断ち切れない。

大久保の政治家としての性格と、一個人としての思いが激しく交錯する、強烈に印象的なシーンでした。

 

また、博覧会のとき流れていたのは「マカベウスのユダ」という曲です。

西南戦争の総攻撃前夜、政府軍は城山の洞窟にこもる西郷どんに尊敬の念を込めて、この曲を演奏したと伝えられています。

 

1877年9月24日午前4時。

政府軍はついに総攻撃を開始しました。

西郷どんは部下たちを「最後のサムライ、日本の誇りだ」と鼓舞し、自ら先頭となり政府軍に突入していきました。

なお、西郷どんには不思議と弾丸が当たらなかったと伝えられています。

 

激しい銃弾を遠くに聞く、イトたち家族、官軍本営地の山県有朋と西郷従道。島津久光と海江田俊斎。

島津久光は西南戦争のときは桜島に避難していたようです。

海江田俊斎は唇を震わせながら目を閉じていましたね。

幼いころから一緒に過ごしてきた西郷どんや村田新八が、侍の心で命を散らすときに、

何もせずただ座している自分に対して、苛立ちと共に戦いたかったという気持ちがヒシヒシと伝わってきました!

このシーンにも、涙が出てしまいました(´;ω;`)

 

意外なラスト!

薩軍兵士たちは次々と命を落としていきました・・・。

桐野利明は奮戦しましたが、最後は親友・川路利良の一撃で命を落としました。

西南戦争は鹿児島県民同士が戦った悲しい戦争だということを改めて感じるシーンでした!

村田新八も銃弾を受けて傷つき倒れ、最後は刀で自害します。

 

西郷どんはライフルを手に前進を続けましたが、ついに太ももに銃弾を受けました。

続いてお腹に銃弾を受けて、ついに倒れます。

実際は、ここで西郷どんは東京にいる明治天皇に一礼して、別府晋介に介錯を頼み、命を落とすのです。

しかし、別府晋介は登場しませんでした・・・。

首を斬るシーンはさすがにドラマで登場させたらマズいからなのでしょうか。

西郷どんは空を見上げ、「もう、ここらでよか・・・」とつぶやき、満足な顔で静かに目を閉じました。

戦争の生々しさを感じさせない、何とも穏やかなラストシーンでしたね。

地元の人間としては、「えー!!!そこは史実通りにしてもらいたかったー!!!( ;∀;)」と思ってしまいましたが…、

実際の西郷どんも、ドラマのような穏やかな表情で最期を迎えてくれていたらいいなと思いました。

 

大久保は家に帰るなり、満寿の前で膝をつき、何度も「吉之助さぁ!」と叫んでいましたね。

共に育ち、共に切磋琢磨し、共に夢を追いかけ、時に西郷どんの人柄や人徳にジェラシーを抱き、それでもやっぱり信じ合える。

男と男の誰にも切り離せない友情。

西郷どんへの思いが溢れて理性では止められないほどだったのでしょうね。(´;ω;`)

大久保の西郷どんに対する気持ちを西郷どんに伝えてあげたい。本当は大久保は西郷どんのことが最後まで大好きだった!

そう思うと、かなり切なくなるシーンでした・・・。夫婦共に涙・涙・涙でした。(´;ω;`)ウゥゥ

 

最後に

鹿児島の誇る英雄のラストシーン。

できれば城山決戦は1話ではなく、2話くらいかけて放送してもらいたかったですね。

「働き方改革」の影響で大河ドラマ「西郷どん」のコマ数が短くなってしまったそうです。

第1話の上野公園の西郷隆盛像のお披露目式へ、話がつながっていかなかったのもすこし残念です。

弟・従道と西郷家の人たちが笑い合うシーンが見たかったなあ。(*’ω’*)

 

後追いレポートを最後までご覧いただきありがとうございました!

約1年間、大河ドラマ「西郷どん」の後追いレポートをご覧くださってありがとうございました。

大河ドラマ「西郷どん」がスタートした時には、このドラマを通して日本全国の人たちに鹿児島のこと・鹿児島の偉人たちのことを知ってもらいたいと

気合を入れて後追いレポートを書いていたのがつい昨日のようです。(^^)

子どもたちが寝た後に、夫婦水入らずで毎週楽しくドラマを見ていました。

ドラマを見終わったら感想を語りあい、この後追いレポートにどう反映させるか頭を悩ませたものです。

これから「西郷どん」が見れなくなると思うと、週に一度の楽しみが無くなるのが非常に残念です。

この大河ドラマのおかげで、私たちも西郷隆盛をはじめ幕末の偉人たちの偉業と歴史を深く学び、その裏に見え隠れする心の動きにまで注目することが出来ました。

そして、改めて今の日本の礎を築いてくださった方々に敬意を持ちました!

 

大河ドラマ「西郷どん」をきっかけに、多くの人に西郷どんが生まれ愛した鹿児島に観光に来ていただきたいと願ってやみません。

鹿児島観光ガイドはこれからも、魅力あふれる鹿児島をご紹介していこうと思っておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。!(^^)(^^)!

 

西郷どん紀行

西郷隆盛銅像

鹿児島市内では定番となっている観光スポットです!上野公園と違って軍服を着ています。

南洲神社・南洲墓地

西郷どんが村田新八や桐野利明たちが眠っている場所です。

 

あらすじ&感想特集(まとめ)

第1話から感想レポートを地元目線で書いています。

西郷どん後追いレポートバナー

 

西郷隆盛特集

大河ドラマ『西郷どん』で盛り上がっている鹿児島の観光スポットをご紹介!

 

大河ドラマ「西郷どん」観光コース

おススメの「西郷どん」観光コースを交通手段・地域ごとにまとめました!

西郷どん観光コース

 

豆知識☆ちょこっと鹿児島弁講座( ..)φメモメモ

最後に薩摩弁を5つご紹介します♪

・「わっぜはやか!」⇒「すごく早い!」

・「んだもしたん!もう終わっとな?」⇒「あらまあ!もう終わりですか?」

・「やかましい」⇒「うるさい」

・「おはん」⇒「あなた」

・「ここらでよか」⇒「この辺りで良い」

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大河ドラマ西郷どん46話「西南戦争」あらすじ&感想~地元鹿児島人のレポート! https://kagoshimalove.com/segodon-46th-story/ Sun, 09 Dec 2018 14:34:35 +0000 https://kagoshimalove.com/?p=40363 政(まつりごと)の是非を問うために西郷どんたちは東京へ向かいます。 しかし、明治政府の強大な軍隊が立ちふさがり・・・。   前回のレポートはこちら!   熊本城攻撃 物語もいよいよクライマックスに差し […]

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政(まつりごと)の是非を問うために西郷どんたちは東京へ向かいます。

しかし、明治政府の強大な軍隊が立ちふさがり・・・。

 

前回のレポートはこちら!

 

熊本城攻撃

物語もいよいよクライマックスに差し掛かってきましたね!

西郷どんたちは、あくまで政治について「話し合う」ために東京へ向かいましたが、大久保は西郷どんたちを「賊軍」とみなして夜襲を行いました。

長い沈黙のあと、ゆっくり立ち上がり、西郷どんは「力で押しとおる。それしか道はない」と言い、ついに西南戦争がはじまりました。

本当にそれしか道はなかったのでしょうか?

今までの西郷どんであれば、戦争を回避する方法を何かしら考えつくのではないかと思いました。

しかし、今回は時間の余裕は一切与えられない状況であり、西郷どんは不平士族たちの思いを一身に受け止めていて、もはや時の流れに逆らえないことを悟っていたのでしょうね。

 

熊本鎮台は熊本城の城下町に火をつけていましたね。

放火の理由は、城下町の見晴らしを良くして西郷軍の動きを把握するためだったと伝えられています。

この放火で知覧武家屋敷群のような貴重な武家屋敷が消失してしまいました・・・。

私たちは「鹿児島観光ガイド」ではありますが、西南戦争で熊本の貴重な武家屋敷が消えてしまったのは残念です。💦

 

田原坂などの激しい戦闘で、次々と命が失われていきました。

西郷軍は士族が中心だったので剣術に優れていましたが、明治政府はこれに対して警視抜刀隊を組織。

これが戦いの流れを変えることになりました。

戦闘の途中で西郷軍の中村半次郎と政府軍の川路利良がにらみ合うシーンがありましたね。

同じ薩摩出身の者たちが殺し合わなければならなかったのが、とても悲しいです!

 

息子・菊次郎は右足を失い、それをかばおうとして、弟の小兵衛が命を失いました。

戊辰戦争のときに吉次郎が亡くなったときとシーンが重なりましたね。

戦争で弟を二人も無くすのはどれだけ悲しいことでしょう・・・。

西郷どんは小兵衛の頬に手を当てて静かに涙を流していましたが、実際は号泣したと言われています。

 

新政府は鹿児島の島津久光のもとにも勅使を派遣し、西郷軍を止めるように働きかけていました。

今まで久光は西郷どんと対立ばかりしていましたが、久光は「シサツ」が果たして「視察」か「刺殺」だったのか食い下がり、「道理が通らないことは承服しかねる!」と言って政府の要求を蹴飛ばしていました。

久光のとなりで海江田が深々と頭を下げていましたが、気持ちのいっぱいこもった表情が印象的でした。

海江田は西郷どんの古い友として、久光が政府の味方にならなかったことがうれしかったのだと思います!

 

西郷軍は圧倒的に多い官軍を相手に徐々に押されていきます。

菊次郎は西郷どんに殺してもらうようにお願いしていましたが、西郷どんは聞き入れず、菊次郎を背負って歩いていました。

菊次郎にとって父としての西郷どんの偉大さを感じた場面だったと思います。

実際は、西郷どんは当時はフィラリアという病気で歩くことが難しく、籠(かご)や馬に乗って移動していたようです。

 

一方、東京では・・・

東京では木戸孝允(桂小五郎)が病死してしまいました。

ドラマ中では西郷どんの味方だったので、西郷どんが決起したのを最後まで信じられないようでしたね。

「西郷くん、いいかげんにしないか」という言葉を残して世を去っていました。

 

弟・従道も辛い立場です。本当はすぐに兄の元に駆けつけたかったはずなのに。

賊軍の大将の弟として、政府内で疑われることも多かったと思います。

 

延岡にイトが?

西郷軍は宮崎県北部の延岡まで追い詰められ、ついに西郷どんは軍を解散しました。

「もう東京には行けない」という言葉が切なかったです。

確かに無理なのは覚悟していたはずですが、私としては、もう一度大久保と膝を突き合わせて話し合うことが出来れば良かったのに、と思えてなりません。

 

はるばる鹿児島からやってきたイトと最後の別れが切なくて仕方ありませんでした。

実際は鹿児島から延岡までは500キロほど距離があり、戦闘が行われている場所まで女性が来れたとは考えにくいのですが、ドラマとしては素敵な演出だったと思います。

 

短すぎる西南戦争?

実際の西南戦争は、8か月にも及ぶ長い戦争でした。

熊本城攻撃から延岡撤退まで7か月分の戦いを、わずか1話で収めようとしたのはどうしても無理を感じてなりません。

8か月の戦闘における、西郷どんや桐野利明たちの想いの変化を追うためにも、せめて2~3話かけてほしかったなと思います。

 

次回はいよいよ最終話「敬天愛人」です。

この大河ドラマがどのようなラストを飾るのか、ぜひ見届けましょう!

 

NHK大河ドラマ「西郷どん」館

1月末まで開館されています!ドラマのストーリーを思い出しながら楽しんではいかがでしょうか?

 

あらすじ&感想特集(まとめ)

第1話から感想レポートを地元目線で書いています。

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西郷どん観光コース

 

豆知識☆ちょこっと鹿児島弁講座( ..)φメモメモ

今回も、薩摩弁を5つご紹介します♪

・「まこち?」⇒「本当に?」

・「よかけ?」⇒「良いでしょうか?」

・「びんてきた!」⇒「腹が立った!」

・「おらぶ」⇒「叫ぶ」

・「あっぱる」⇒「焦る」

いかがでしたか?読み方としては、語尾を上げるのがポイントです。

次回も大河ドラマ「西郷どん」の劇中に登場するかもしれないし、しないかもしれない薩摩弁をご紹介しますので、楽しみにしていてくださいね!

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大河ドラマ西郷どん45話「西郷立つ」あらすじ&感想~地元鹿児島人のレポート! https://kagoshimalove.com/segodon-45th-story/ Sun, 02 Dec 2018 09:49:11 +0000 https://kagoshimalove.com/?p=40210 西郷どんは明治政府に不満を持つ士族たちを抑えようとしますが、ついに西南戦争が起きます!   前回のレポートはこちら!   安息の日々 西郷どんは私学校の生徒たちと開墾する土地を探していました。 西郷ど […]

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西郷どんは明治政府に不満を持つ士族たちを抑えようとしますが、ついに西南戦争が起きます!

 

前回のレポートはこちら!

 

安息の日々

西郷どんは私学校の生徒たちと開墾する土地を探していました。

西郷どんが農地の開墾に励んだ場所には、今でも石碑が建っています。

西郷どんが未来の日本を夢見ながら開墾していた土地ですが、今ではうっそうと木が茂っていて、農地の面影もありません・・・。

 

また、息子・菊次郎と温泉につかったりするシーンが何回か登場しましたね。

西郷どんは大の温泉好きとしてしられ、鹿児島に帰ってから様々な温泉地に足を運んでいます。

西郷どんが入浴した温泉は今でも有名な観光地になっています。フィラリアを患っていたことから、主に皮膚病に効果のある温泉に浸かっていたようです。

しかし、時代の流れは西郷どんの平穏な日々を長く続かせてはくれませんでした・・・。

 

私学校へのスパイ

私学校は2千人もの生徒を抱え、さらに生徒がぞくぞくと集まっていましたね。

なお、西郷どんが設立した私学校跡は今では国立病院が建っていますが、当時の石垣がそのまま残っています。

 

北は遠く庄内藩(山形県)からも生徒が来ていましたね。

西郷どんは戊辰戦争のとき、旧幕府側についた庄内藩を厳しく罰せず、寛大な処置をしたことで有名です。

西郷どんが暮らしていた武屋敷には、今でも西郷どんと庄内藩の関係を示す銅像が建っています。

 

しかし、どんどん生徒の増える私学校について、大久保の率いる明治政府は疑心暗鬼で、鹿児島へのスパイを増やします。

明治政府に残った川路利良は西郷従道に、大久保も川路自身も西郷どんを信じていて、西郷どんは反乱しないと信じていることを伝えていました。

鹿児島県民としては、大久保と川路が西郷どんと戦いたくないという描写をドラマ中に入れていただけたのは嬉しかったです。^^

西郷どんと大久保が親友だったように、川路利良と中村半次郎(桐野利明)も共に苦難を乗り越えてきた仲間でした。

西南戦争が始まったとき、川路利良もとてもつらかったかもしれません。

 

士族たちは、廃刀令や秩禄処分によって、次々と特権を失っていきました。

私学校の士族たちは、武士の誇りを失う口惜しさに耐えつつ、スパイを送り込んでいるという明治政府に不満を募らせていました。

西郷どんはスパイがいたとしても何も悪いことはしてないのだから胸を張っていればよいと堂々としています。

西郷どんの大らかな人柄には感心しました。

最悪の場合、スパイに殺されてしまうかもしれないのに・・・。

 

西南戦争が勃発!

西郷どんは大久保の作ろうとしている日本を見るために、必死に士族たちを抑えようとしていました。

しかし、ついにスパイが捕らえられ、スパイの自白で明治政府が西郷どんを「刺殺」しようとしていることが判明します。

実際の歴史では、この「シサツ」は単なる「視察」だったのか確たる証拠はないようです。

 

明治政府は、武士の命たる刀を失い、生活に必要な給料も失い、さらには、自分たちの大切な西郷先生まで奪おうとしている・・・!

中村半次郎をはじめ私学校の生徒たちはついに暴動をおこし、政府の武器庫を襲撃しました!

西郷どんが武器庫襲撃を知ったとき、ドラマ中では菊次郎と一緒に温泉に浸かっていましたが、実際は根占で狩りをしていました。

そのとき西郷どんが宿泊していた建物が残っていますよ!

 

西郷どんは、ただただ涙を流し、とても悔しそうでした。

そして、ついに明治政府に政(まつりごと)の在り方を問いただすために出兵を決意します。

 

私は西郷どんは必ず負けてしまうことを知っていた気がします。

西郷どんは明治政府の軍隊を作り上げていた立場の人なので、最新鋭の武器を持ち、数で勝る政府軍に対して勝算は無かったでしょう。

血気にはやる若者たちが起こしてしまった暴動の責任を取るために指導者という立場にならざるを得なかったのでしょう。

もやは未来の日本のために死を覚悟し、礎(いしずえ)となることが自分の運命だと悟ったのかもしれませんね・・・。

 

一方、西郷どんが反乱を起こしたという知らせを聞いたとき、大久保はとても信じられれない様子でした。

まず一番最初に西郷どんに会って気持ちを確かめたかったのは大久保でしょう。

しかし、大久保は明治政府では今や要(かなめ)となっています。

親友のもとに直ちに駆けつけたいのに、行くことができない。

大久保の悔しさがビンビン伝わってきました!

 

西郷どんの率いる軍隊はオープニングでも登場する龍門寺坂を通って東京に向かいました。

ここでは多くの地元の人たちが、太鼓などを演奏して西郷どんたちを見送ったそうです。

 

あらすじ&感想特集(まとめ)

第1話から感想レポートを地元目線で書いています。

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西郷隆盛特集

大河ドラマ『西郷どん』で盛り上がっている鹿児島の観光スポットをご紹介!

 

大河ドラマ「西郷どん」観光コース

おススメの「西郷どん」観光コースを交通手段・地域ごとにまとめました!

西郷どん観光コース

 

豆知識☆ちょこっと鹿児島弁講座( ..)φメモメモ

今回も、薩摩弁を5つご紹介します♪

・「んなこっちゅわ!」⇒「なんということでしょう!(直視し難い現実を受け入れる時の表現)」

・「ほがね」⇒「頼りない」

・「かかじる」⇒「掻く」

・「のんかた」⇒「飲み会」

・「どーっち、行ってけー!」⇒「どーんと(胸を張って)行ってこい!」

いかがでしたか?読み方としては、語尾を上げるのがポイントです。

次回も大河ドラマ「西郷どん」の劇中に登場するかもしれないし、しないかもしれない薩摩弁をご紹介しますので、楽しみにしていてくださいね!

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大河ドラマ西郷どん44話「士族たちの動乱」あらすじ&感想~地元鹿児島人のレポート! https://kagoshimalove.com/segodon-44th-story/ Mon, 26 Nov 2018 14:40:06 +0000 https://kagoshimalove.com/?p=39610 新政府を去り、鹿児島に帰った西郷どん。 しかし、時代は西郷どんに安らぎのときを与えてはくれません。 西郷どんを慕う者たちが、次々と鹿児島に帰ってくることになり・・・?   前回のレポートはこちら!   […]

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新政府を去り、鹿児島に帰った西郷どん。

しかし、時代は西郷どんに安らぎのときを与えてはくれません。

西郷どんを慕う者たちが、次々と鹿児島に帰ってくることになり・・・?

 

前回のレポートはこちら!

 

西郷どんを追って・・・

西郷どんが鹿児島に帰った後、半次郎たちも続々と鹿児島に帰郷しましたね。

ついに、篠原国幹、辺見十郎太など西南戦争で重要な幹部となる者たちも登場しました。

 

今の時代、組織を辞職することはものすごく勇気のいることですが、いっぺんにこれだけの人に辞職させてしまう西郷どんのカリスマ性はすさまじいものがありますね!

西郷どんは、その大らかで優しい人柄のため、人気があり、愛されています。

 

元陸軍と元警察官、合わせて600人帰ってきたとなると、明治政府としても無視できず、大久保さんは鹿児島へのスパイを増やします。

この結果、西南戦争が発生するのは、みんなの西郷どんの素晴らしい人格とカリスマ性が招いた悲劇と言わざるを得ません。

歴史とはとても皮肉なものだと、改めて痛感します!

 

イトさん、ナイスガッツ!

半次郎たちが鹿児島に帰ってきたのは、新政府に西郷どんを呼び戻すためでした。

しかし、西郷どんは頑なに断っていましたね。

西郷どんの留守中に半次郎たちが訪問してきたとき、妻の糸さんが彼らを追い払うセリフが格好よかったです!

「皆さんを見てると腹が立って仕方がなか!

いつまでも他人を頼ってないで、今度は自分で走れ!」

体格の良い男たちを前に、こういうことを言えるなんて、イトさんの勇気に感心しました!

 

大久保家でも修羅場が!

鹿児島に残った満寿(ます)と子どもたちが家に石を投げ込まれていました。

いくら不満を抱えているとはいえ、力なきものにぶつけるのは卑怯ですよね・・・。💦

 

大久保の招きで、満寿たちは東京へ引っ越しましたが・・・。

ついに満寿とおゆうさんが対面することになりました!

二人とも笑顔でしたが、こわばってましたね!

二人の笑顔の奥にある複雑な思いに、思わずハラハラしてしまった視聴者さんも多かったのではないでしょうか?

 

一方、大久保はそんな女性同士の静かなぶつかり合いをさほど気にしていない様子。💦

帰宅すると、子どもたちが我先にと大久保の靴を脱がそうとしていて、すっかり暖かな家庭のパパでした。

あまり知られていませんが、大久保は仕事では厳しかったことで有名ですが、とても子煩悩だったことでも知られています。

 

また、大久保利通は実質上政府で一番権力を持つ「内務卿」地位にありながら、プライベートではかなり質素な生活をしていたそうです。

大久保利通は西南戦争の翌年(1878年)に士族から暗殺されたとき、持っていた財産は「8千円」の借金だけだったそうです。

大きなお金がかかる政策を実行するときに、政府が十分なお金を用意できないときは、大久保利通は自分のお金を投資していたようです。

政策に私財を投じる政治家は、今の日本ではなかなかいないのではないでしょうか?

 

地元・鹿児島では西郷どんが圧倒的に人気ですが、大久保は西郷どんを死に追いやった悪役として描かれることが多いです。

大久保の没後100年を記念して、1979年(昭和54年)に大久保の銅像が鹿児島市加治屋町に建てられましたが、建設中には石を投げられたというエピソードがあります。

西郷どんと別の道を歩んでしまったとはいえ、今の日本の功労者には違いありませんから、ぜひ皆さんも大久保の良い面も知っていただいて、西郷どんと同じく良い評価を受けてほしいと願ってやみません。

 

新政府に残った者たちは?

弟・西郷従道、川路利良、村田新八はまだ新政府に残っていました。

西郷どんを追って大量の陸軍兵士・警察官が辞職してしまい、従道は軍隊、川路利良は警察官の立て直しに追われます。

鹿児島出身の者たちが次々と政府を去る中、彼らも深く迷ったに違いありません。

 

「私情を捨てて」新政府のために尽くした川路利良は「日本警察の父」として、鹿児島県庁に銅像が建てられています。^^

 

一方、村田新八は西郷どんを追って鹿児島に帰郷します。

欧米は産業の発展が日本より数段階も発達していて強い国でした。

しかし、欧米では産業発展の陰で、労働者の搾取が行われていて、貧富の格差は広がっていました。

村田新八はこのような現状を見て、欧米の国のような発展を目指している明治政府では、理想の国造りができないと判断したのかもしれません。

 

佐賀の乱が発生!

各地で明治政府に不満を抱える士族たちが不満が現れてきました。

土佐藩による岩倉具視の暗殺未遂に続き、江藤新平が佐賀の乱をおこしました。

 

大久保さん率いる明治政府軍に敗れた江藤新平が、西郷どんも立ち上がるよう説得するために自宅を訪問していましたね。

実際、江藤新平が西郷どんに会ったとき、西郷どんは鰻温泉(鹿児島県指宿市)で湯治中でした。

大河ドラマ中の西郷どんは静かに「それは私情です」と江藤新平をなだめていましたが、

実際は「何度言っても聞き入れないのなら、相談する当てが違います!」と怒鳴ったそうです。

 

結局、江藤新平は捕らえられ、裁判で十分な弁明のチャンスも与えられないまま、斬首・さらし首の刑になってしまいました。

鹿児島の士族をはじめ、日本全国の士族に対する見せしめだったのでしょう。

「江藤さんの最後のお役目です」と言う大久保さんの表情が機械のように凍り付いていて、かなり怖かったです・・・。

(瑛太さんは言葉なしで表情だけでも強烈なメッセージを伝えられる凄腕の役者さんですね!改めて感心してしまいました・・・)

 

私学校を設立するが・・・

西郷どんは士族の不満を抑えるために私学校を建てました。

私学校では、異国に留学させたり、商売や農業などの学問を教えられました。

未来の人材を育てる施設としては、主君・島津斉彬の理想を実現したかのような立派な学校でしたが・・・、

不満を持つ士族たちを集めることで、明治政府は私学校を危険視するようになり、結果として私学校設立は西南戦争への火種となってしまうのです。

 

ドラマ中、同じ郷中出身で県令(現在の県知事)の大山綱吉は喜んで資金を提供していましたね。

私学校は素晴らしい理想ですが、あまり西郷どんに肩入れすると、内務卿・大久保から怒られてしまうのではないでしょうか?

かなり心配です💦

 

あらすじ&感想特集(まとめ)

第1話から感想レポートを地元目線で書いています。

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西郷隆盛特集

大河ドラマ『西郷どん』で盛り上がっている鹿児島の観光スポットをご紹介!

 

大河ドラマ「西郷どん」観光コース

おススメの「西郷どん」観光コースを交通手段・地域ごとにまとめました!

西郷どん観光コース

 

豆知識☆ちょこっと鹿児島弁講座( ..)φメモメモ

今回も、薩摩弁を5つご紹介します♪

・「いした!」⇒「あら!」(感嘆詞。風呂場で顔にお湯をかけられたときなど、驚いたときに使いましょう!)

・「かばしか」⇒「良い香りがする」

・「こらえっくいやい」⇒「勘弁してください」

・「まっげなし」⇒「間違いない」

・「マンボサンボ」⇒「あちらこちら」

いかがでしたか?読み方としては、語尾を上げるのがポイントです。

次回も大河ドラマ「西郷どん」の劇中に登場するかもしれないし、しないかもしれない薩摩弁をご紹介しますので、楽しみにしていてくださいね!

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大河ドラマ西郷どん43話「さらば、東京」あらすじ&感想~地元鹿児島人のレポート! https://kagoshimalove.com/segodon-43rd-story/ https://kagoshimalove.com/segodon-43rd-story/#comments Wed, 21 Nov 2018 14:21:19 +0000 https://kagoshimalove.com/?p=39132 新政府で、西郷どんと大久保が激突! 今まで無二の親友だった二人が、ついに分かれることになりました・・・。 見ていてとても切ない回でしたが、瑛太さん(大久保)の白熱した演技に感動いたしました!   前回のレポート […]

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新政府で、西郷どんと大久保が激突!

今まで無二の親友だった二人が、ついに分かれることになりました・・・。

見ていてとても切ない回でしたが、瑛太さん(大久保)の白熱した演技に感動いたしました!

 

前回のレポートはこちら!

 

朝鮮使節、中止に!?

新政府の閣議で、西郷どんの朝鮮国への派遣をめぐり、西郷どんと大久保が対立しました!

居留民2千人を救うために西郷どんは単身で朝鮮に乗り込もうとしますが、大久保は「今はその時ではない」と主張します。

 

西郷どんは「単身乗り込んで相手を説得する」ことについてはプロです。

有馬新七の説得、長州征伐の中止、パークスの説得など、勇気と寛容な心で、相手を説得し成功を積み重ねてきました。

私の個人的な考えかもしれませんが、きっと西郷どんが朝鮮国に行ったら、朝鮮国すら説得してしまったような気がします。

 

天皇陛下が承認を得る直前だった西郷どんの朝鮮国派遣ですが、なんと大久保と岩倉具視が策略で潰しました。

ドラマ中で大久保は「今の新政府をぶっ壊したい」と言っていましたが・・・。

想像ですが、大久保は親友である西郷どんを殺されたくないから、朝鮮国への派遣を中止させたいという気持ちもあったのではないかと思います。

 

江藤新平や板垣退助は大久保のやり方に激怒しましたが、西郷どんは意外とあっさり退きましたね。

なぜ大久保と岩倉具視に反論しなかったのでしょうか?

天皇陛下が使節の派遣を中止したから、と言えばそれまでなのですが、ほかの理由もありあそうです。

まず、西郷どんが新政府に来たのは外ならぬ大久保の頼みがあったからですよね。

また、西郷どんは大久保を深く信用しています。これから西郷どんがいなくても大久保は新政府を担っていけるという信頼もあったのでしょう。

 

永遠の別れ

東京を去るときに西郷どんが大久保一蔵の自宅を訪れていました。

これもおゆうさんの二人が仲直りするきっかけを作るための粋な計らいだったのでしょう。

 

西郷どんが「俺を政府から追い出したかったのか?」と聞くと、大久保は「ああ」と目をそらしながら応えました。

大久保は西郷どんと目を合わせようとすらしません。

まるで氷のようにつめたい態度をとり続ける大久保に、西郷どんは今までと変わらない親友の表情で思いをぶつけます。

西郷どんは「ずっと腹を割って話し合ってきただろう!?こんなやりかたは好かん!なぜ直接言ってくれなかった?」と責めます。

西郷どんは、あくまで正々堂々と大久保と向かい合いたかったのですね。

 

しかし、それでも大久保は冷たい態度を崩しません。

「卑怯者とでも何とでも言え!憎め!すべては覚悟の上だ」

日本を欧米諸国に負けない強い国にするための、大久保のゆるぎない信念がいっぱいこもった言葉ですね。

冷たい言葉を言われると、たいがいの人は引き下がって距離をとるか、怒り始めるかだと思うのですが・・・。

 

西郷どんの人生は常に大久保に支えられていました。

月照上人と入水自殺しようとしたときも、大久保は西郷どんの命を必死に救おうとしました!

西郷どんが島津久光の怒りを買って切腹を命じられたときも、大久保は命をかけて守ってくれました!

大久保は奄美大島から西郷どんを薩摩に返すために力を尽くしてくれました!

大久保なしでは今までの西郷どんは、何度命を落としていたのか、はかり知れません。

 

西郷どんは静かに答えました。

「無理を言うな。お前を嫌いになれるはずもなか。ずっと二人でやってきたんだ。どうしてお前を憎めというんだ!?」

この言葉で、思わず涙腺がゆるんでしまった視聴者さんも多いのではないでしょうか?

どんなに冷たくされても、西郷どんの大久保に対する深い友情と信頼は変わりません。

 

西郷どんはあくまで親友として、大久保にエールを送ります!

「オイの負けじゃ。あとはお前のやり方でやれ。じゃっどん、やるなら思いっきりやれ!」

前々回(第41回)で、天皇陛下が鹿児島に行幸されたときに、島津久光が西郷どんに「やり抜け!」と言った言葉を思い出させますね。

西郷どんの言葉を聞きながら、今まで冷静だった大久保が視線を迷わせ始めます!

 

西郷どんが行って去ろうとしたとき、大久保が立ち上がって呼び止めます。

ここがとっても印象的なシーンでした!

「吉之助さぁ!」

この時、一瞬だけ大久保の表情が昔に戻りましたね!!!

西郷どんの愛が大久保の固く冷たい心を溶かした瞬間でした!

果たして大久保は西郷どんに何を伝えたかったのか・・・!?

 

しかし、なんと!

タイミング悪くおゆうさんが部屋に入ってきて、大久保は言葉を続けることができませんでした。

おゆうさんは決して悪気はなかったと思うんですが、まさにこのタイミングの悪さが歴史を変えてしまいました・・・。

 

大久保は西郷どんに何を伝えたかったのでしょうか。

単純に、西郷どんに謝りたかったのか。

それとも、西郷どんに新政府にとどまってもらい、一緒に新しい日本を作っていきたいと言いたかったのか。

もしくは、西郷どんには卑怯なことをしたが、これも日本のためだと説得したかったのか。

非常に気になるところですが、それを知るすべはありません・・・。

結局、これが二人の最後の別れとなってしまいました。

 

大久保が震えだし、涙を目に称え、こめかみに手を当てて、必死に感情を押し殺しました。

ここの瑛太さん(大久保役)の演技、かなり上手だと思いませんでしたか!?

素直に西郷どんに自分の感情を伝えられないことが、かなり悔しかったのでしょう。

口惜しさと切なさが心にビンビンと伝わってくる名シーンでした!!

 

政治の世界とは非常なものだとつくづく思います。

西郷どんと大久保のような無二の親友でさえ、決別させてしまうのですから。

 

オープニングの最後のシーンのように、ついに別々の道を歩みだした西郷どんと大久保。

今後どのように物語が展開していくのか、ますます目が離せません!

次回が待ちきれませんね♪

 

再びハンドシェイク!

薩長同盟が成立以来、久しぶりに西郷どんと木戸孝允がハンドシェイクを交わしました!

この二人も今までいろいろありましたよね・・・。

 

一時は西郷どんを「裏切者」と呼んでいたこともありました。

今では、木戸孝允の西郷どんに対する信頼はかなり厚いようです。

岩倉具視にも「西郷君は反乱を起こすような男ではない!」とはっきりいっていました。

西郷どんが東京を去った後も、近所の子どもたちの様子を看ることを引き受けてくれましたね。

 

しかし・・・。

みなさんも知ってのとおり歴史では西南戦争が発生します。

皮肉にも、木戸孝允からすれば、西郷どんは(仕方ないとはいえ)二度目の裏切りをすることになるのです!

そのとき木戸孝允はどのようなリアクションをするのでしょうか。

厚い信頼に再びヒビが入るのを見るのは少し辛いですが、注目していきたいですね!

 

西郷どん紀行

大久保利通生い立ちの地

大久保の家はドラマでは西郷どんの家と隣同士でしたが、実際は200メートルほど離れています。

西郷・大久保座禅石

若き日の西郷どんと大久保が一緒に修行に励んだ思い出の場所。

 

西郷1グランプリに出場してきもした!

前回予告したとおり、ショウが西郷1(せごわん)グランプリ決勝戦に出場しました!

西郷1グランプリでは、「1分間のアピール」「知識クイズ」「ウナギつかみ」で西郷どんへの愛を競います!

 

なんとファイナリストに選ばれたショウは、熱い西郷どん愛をぶつけてまいりました!

 

1分間スピーチでは、次のような愛をぶつけてきました!

オイは鹿児島県指宿市出身、現在2歳と0歳の子育て奮闘中、(ショウ)と申しもす!

ウナギとりも上手じゃっどん、子どものオムツ替えなら、どん父親にも負けんど!

 

西郷どんが海よりも深い愛と、空よりも高い志(こころざし)で、今の日本のために力を尽くしたように・・・。

オイも未来の子どもたちに、よかー鹿児島を残したか!

そう思って、観光ブログを書いて、鹿児島のよかとこを、世界に発信しちょいもす!

 

今日は薩摩隼人(さつまはやと)の底力を示しもんそ!

おはんら、きばっど!

チェストイケー!

 

私たちの西郷どん愛を、鹿児島県知事、指宿市長、西郷どんのご子孫に直接届けられて、とても嬉しかったです。

細かいですが、「チェストイケー!」は第27回「禁門の変」で薩摩兵を鼓舞する西郷どんをイメージしました。

 

惜しくも賞は逃しましたが・・・。

私たちは「西郷1グランプリ」をきっかけに、微力ながらも、更に「鹿児島を盛り上げていこう!」と決意を新たにしました!

 

チェストイケー!

これからも「地元人おすすめ!鹿児島観光ガイド」を、なにとぞよろしくお願いいたします!

 

あらすじ&感想特集(まとめ)

第1話から感想レポートを地元目線で書いています。

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今回も、薩摩弁を5つご紹介します♪

・「わけし」⇒「若い人たち」

・「ひとしこ」⇒「平等に」

・「むかしなじん」⇒「幼馴染(おさななじみ)」

・「ちんけ」⇒「小さい」

・「ないどこいじゃなか!」⇒「とても忙しい!」

いかがでしたか?読み方としては、語尾を上げるのがポイントです。

次回も大河ドラマ「西郷どん」の劇中に登場するかもしれないし、しないかもしれない薩摩弁をご紹介しますので、楽しみにしていてくださいね!

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意外!西郷隆盛の大好きな趣味,特技,好物,飲み物は? https://kagoshimalove.com/saigo-private-life/ https://kagoshimalove.com/saigo-private-life/#comments Wed, 14 Nov 2018 13:57:16 +0000 https://kagoshimalove.com/?p=39118 西郷隆盛は歴史上の人物としては有名ですが、意外とプライベートは知られていないのではないでしょうか? 鹿児島の誇り・西郷隆盛の趣味、特技、好きな食べ物などをご紹介します!   趣味や特技 西郷隆盛は釣りが大好きで […]

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西郷隆盛は歴史上の人物としては有名ですが、意外とプライベートは知られていないのではないでしょうか?

鹿児島の誇り・西郷隆盛の趣味、特技、好きな食べ物などをご紹介します!

 

趣味や特技

西郷隆盛は釣りが大好きでした。

島流しされた奄美大島(竜郷町)でも釣りをするのが好きでした。

また、沖永良部島に島流しをされたときは、漁民のリクエストで釣り道具の烏賊餌木を造っていたそうです。

狩りをするときのワラジも自分で編んでいました。

味噌づくりやしょうゆ作りも上手だったと言われています!

西郷さんは、とっても器用な人だったんですね♪

 

好きな動物

上野公園では西郷隆盛は犬ツンを連れています。

この銅像で表現されているとおり、西郷隆盛は犬が大好きでした。

また、買っていた犬もツンだけではありません。

他にも、シロ、クロ、カヤなどの名前の犬を飼っていました。

 

好きな食べ物

ウナギが大好き!

狩りの帰りには、よく八坂神社近くのウナギ屋を訪れて、ウナギを食べていたようです。

猟犬にも食べさせていたみたいです。猟犬がちょっとうらやましいですね。💦

また甘党だったことも有名で、武屋敷(鹿児島市武)に住んでいたころは、よく「かるかんまんじゅう」を食べていました。

やはり甘党だったから、肥満気味(体重約110キロ)だったのでしょうか?

 

好きな飲み物

薩摩出身だから、やっぱり「焼酎」・・・と思いきや、いいえ、違うんです。

西郷隆盛は焼酎はもちろん、お酒は苦手でした。💦

ただ、タバコは大好きで、奄美大島に島流しされているときは、親友の大久保一蔵(利通)にタバコを送ってもらい、かなり喜んだというエピソードがあります。

考え事をしながらタバコを吸うとき、キセルで目や頭の周辺を撫でまわすのがクセだったうようです。

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大河ドラマ西郷どん42話「両雄激突」あらすじ&感想~地元鹿児島人のレポート! https://kagoshimalove.com/segodon-42nd-story/ https://kagoshimalove.com/segodon-42nd-story/#comments Tue, 13 Nov 2018 14:19:59 +0000 https://kagoshimalove.com/?p=39071 岩倉具視と大久保一蔵たちは欧米を視察するために政府を留守にすることになりました。 発足間もない新政府の留守を預かる西郷どんに大きな難題が現れます!   前回のレポートはこちら!   鬼気迫る名演技! […]

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岩倉具視と大久保一蔵たちは欧米を視察するために政府を留守にすることになりました。

発足間もない新政府の留守を預かる西郷どんに大きな難題が現れます!

 

前回のレポートはこちら!

 

鬼気迫る名演技!

前回、不正融資で長州藩出身で陸軍を総括していた山形有朋が新政府を去りましたが、今度は同じく長州藩出身の井上薫が不正に手を染めてしまいました・・・。

新政府をまとめるために、人事を変えないという約束を反故にして、西郷どんは井上薫を辞めさせます。

長州出身者がいなくなり、土佐と肥前の出身者が牛耳るようになってきました。

なかでも江藤新平の悪キャラさが際立っていましたね。

 

岩倉具視より一足先に日本に帰ってきたときのシーンは本当にヒヤヒヤしました。

なんと、新政府を江藤新平や後藤象二郎たちが牛耳っているではありませんか!

江藤新平から使節団が「税金の無駄遣い」「まったく成果が無い」と指摘されて返す言葉もありません。

 

大久保は、ただ、鬼の形相でにらみつけ、その場を去るのみでした。

そのときの怒りの表情といったら、言葉は一言も発しないのに、すさまじいものがありましたね!

瑛太さんの気迫あふれる演技に感動した方も多いのではないでしょうか?

 

ついに西郷どんと大久保が決別!

大久保は西郷どんに江藤新平たちを新政府から除くために協力をお願いしますが、譲りません。

西郷どんは全員で議論を交わすことが大切だと訴えますが、大久保は議論は無用だと言い切ります。

二人とも「日本を近代化させて強くしたい!」という想いは同じはずなのに。

 

結局、二人とも喧嘩別れしてしまいました。

大久保が西郷どんの家を去るとき、仲良く遊ぶ二人の子どもをしばらくジッと見ていたのが印象的でしたね。

きっと幼い頃からいつも一緒だった大久保自身と西郷どんの姿を重ね合わせていたのでしょう・・・。

 

でも、もうあの頃の二人には戻れない。

そう思うと、とても切ないシーンでした。

大久保からもらったお土産の西洋時計のカチカチと時を刻む音が、まるで西南戦争へのカウントダウンのように聞こえました。。。

 

豹変した大久保

日本のとなりの朝鮮半島で反日ムードが高まり、居留している日本人2千人が危機にさらされる事態に!

戦争もやむなしとする板垣退助を押しとどめ、西郷どんはあくまで朝鮮政府に礼を尽くし、単身乗り込んで説得しようとします。

あくまで「民を守る」という目標を崩さない西郷どん。

そのためなら自分の命すら惜しくないという潔さが、とてつもなくカッコよいです!

 

西郷どんは大久保の家に行って、大久保に直接謝ろうとしましたが、大久保は姿を見せませんでした。

「一蔵どんは頭が言い分、ほどけるのに時間がかかる」と大久保の性格に理解を示します。

今まで何度もけんかしてきたし、きっと今回も仲直りするのだろうと思っていましたが・・・。

 

翌日、西郷どんの朝鮮訪問に現れた大久保はピシャリと言い放ちます。

「私は断固として反対いたします。西郷参議」

大久保一蔵の西郷どんに対する態度が急変していましたね。

自分の大切な友達がいきなり大久保のように態度を変えて冷たくしまったら傷ついてしまいそうです!💦

 

留守政府を預かる西郷どんは、いくつかトラブルはあったものの、一定の成果を挙げていました。

しかし、大久保の参加した使節団は、外国から相手にもされず、まったく不平等条約を改正することができませんでした。

 

近代化の進んだ欧米諸国の力を目の当たりにして、大久保は「日本は早く欧米諸国に追いつかないといけない」と焦るばかり。

西郷どんの「みんなでじっくり話し合おう」とするスタイルでは、日本の近代化は実現できないと思ったのかもしれません。

 

次回は第43話『さらば、東京』。西郷どんと大久保の対立にヒヤヒヤしながら見ることになりそうですね…。

 

☆ お知らせ ☆

来たる2018年11月18日日曜日!!

鹿児島中央駅のアミュ広場で、明治維新150周年記念「秋の祭典」が開催されます!

なんと!!

私の夫でこのブログの管理人でもあるショウが、

西郷隆盛のそっくりさんを決める『西郷1グランプリ 決勝大会』に参加することになっております!!!

全国Web投票235名の中の10名が決勝進出者となり、そこでショウが選ばれました!(笑)

 

愛する鹿児島を盛り上げたいという思いから夫婦でこのブログを始めたのですが、

今回は体を張って鹿児島に貢献!

皆さん、応援よろしくお願いします☆一緒に明治維新150年「秋の祭典」を盛り上げましょう♪♪!(^^)!

 

あらすじ&感想特集(まとめ)

第1話から感想レポートを地元目線で書いています。

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おススメの「西郷どん」観光コースを交通手段・地域ごとにまとめました!

西郷どん観光コース

 

豆知識☆ちょこっと鹿児島弁講座( ..)φメモメモ

今回も、薩摩弁を5つご紹介します♪

・「うっす」⇒「捨てる」

・「ねごなる」⇒「無くなる」

・「かばしか」⇒「良い香りがする」

・「ぶっこぶっこゆな」⇒「たらたら文句を言うな」

・「そにゅ腹けんな」⇒「そんなに腹を立てるな」

いかがでしたか?読み方としては、語尾を上げるのがポイントです。

次回も大河ドラマ「西郷どん」の劇中に登場するかもしれないし、しないかもしれない薩摩弁をご紹介しますので、楽しみにしていてくださいね!

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大河ドラマ西郷どん41話「新しき国へ」あらすじ&感想~地元鹿児島人のレポート! https://kagoshimalove.com/segodon-41st-story/ https://kagoshimalove.com/segodon-41st-story/#comments Thu, 08 Nov 2018 22:26:33 +0000 https://kagoshimalove.com/?p=38852 岩倉具視と大久保一蔵たちは欧米を視察するために政府を留守にすることになりました。 発足間もない新政府の留守を預かる西郷どんに大きな難題が現れます!   前回のレポートはこちら!   薩摩に打ちあがる花 […]

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岩倉具視と大久保一蔵たちは欧米を視察するために政府を留守にすることになりました。

発足間もない新政府の留守を預かる西郷どんに大きな難題が現れます!

 

前回のレポートはこちら!

 

薩摩に打ちあがる花火

廃藩置県によって、権力をすっかり失った久光公が、怒り任せに花火を打ち上げています。

前回、岩倉具視と大久保一蔵が薩摩に来たときは仮病を使っていたので、まぁ、元気になったのは良いですが・・・。

プライドが邪魔をして現実を受け入れられていないのが、カッコ悪いですね。💦

 

岩倉使節団

岩倉具視、木戸孝允、大久保一蔵が、使節団として世界を視察しに行くことになりましたね。

この写真を教科書で見た覚えがある方も多いのではないでしょうか?

岩倉使節団

岩倉使節団(参照 wikipedia)

 

私の母校の日本史の先生がこの写真を見てよく言っていたことがあります。

大河ドラマでもしょっちゅう衝突していますが、木戸孝允と大久保一蔵は仲が悪かったそうです。

確かに、二人とも一番遠くなるように写真の端に座っていますね。

たまたま二人とも離れた位置だったのか、それは実際に本人たちに聞いてみないと分かりませんね。

 

新政府の留守を任された西郷どんは、大久保だけでも日本に残ってくれないかとお願いしますが、

大久保は未来の若い者たちのために自分が行くことを主張して、西郷どんは納得します。

しかし、この二人のしばしの別れが、二人の間に大きな溝をもたらしてしまうとは、だれが予想できたでしょうか・・・。

 

岩倉具視と大久保一蔵は、海外視察中に旧肥前藩と旧土佐藩が政府を牛耳ろうとしないか不安なようです。

薩摩の久光公のことも気がかりなようです。

岩倉具視は「新しいことは何もするな」と西郷どんに念を押します。

果たしてこの大役を西郷どん一人で抑えきれるのでしょうか・・・。

「頼んだど!」と大久保は笑顔で西郷どん別れますが、西郷どんはなんとなく不安そうです。

 

異例の大出世

薩摩藩出身の者たちはすさまじい出世をしていました。

西郷どんいわく「誰よりもハラワタが清き男」こと村田新八は天皇陛下お付きとなりました。

奄美大島に島流しされたときから苦楽を共にしてきていますから、きっと西郷どんの信頼も厚かったのでしょうね。

 

「冷静沈着」な川路利良は視察団に参加して海外の警察制度を勉強しにいくと張り切っています。

鹿児島県庁の前には、川路利良の銅像が建っています。

 

中村半次郎は桐野利明と名前を改め、陸軍少将になりました。

西郷どんによれば「誰よりも先陣を切る」から周りに慕われているようですね。

かつて芋泥棒と罵られていたみすぼらしい少年が、ここまで出世するのはすごいです!

 

しかし、留守政府でさっそく事件は起こります。

陸軍大輔(たいふ)の山形有朋が60万円(当時100億円相当)を不正に貸し付けるという事件が発生しました。

西郷どんは仕方なく山形有朋を辞任させましたが、実際の歴史では西郷どんは留まるように説得しましたが、山形有朋が辞任したようです。

岩倉具視の「人事は動かすな」という言葉を守ることができませんでした・・・。これは帰国後にすごく怒られそうです。💦

少し後の話ですが、山形有朋は西南戦争では官軍の指揮官として、西郷どんと戦うことになります。

 

明治天皇の行幸

西郷どんのアイディアで、天皇陛下が日本各地を行幸されることになりました。

天皇陛下自らが一般民衆の前に姿を現すのは、当時としてはかなりスキャンダルなことだったでしょう。

最初は西郷どんの願いも届かず、部屋を去ってしまった天皇陛下ですが、「私もそう思う」と行って部屋に戻ってきたときは、かなりほっとしました。

天皇陛下のもとに国を一つにまとめようとした西郷どんの画期的なアイディアだったんですね。

 

鹿児島市内には、明治天皇が上陸した場所に石碑が建っています。

天皇陛下はここに上陸した後、鶴丸城で島津久光たちに会い、亡き島津斉彬が造った集成館を見学されたそうです。

 

久光公は西洋の洋服に身を包んだ明治天皇を見てびっくり仰天してましたね!

しかし、明治天皇の新しい出で立ちに、新しい世界の訪れを痛感したのかも知れません。

 

天皇陛下に会った後・・・。

「これが兄・斉彬と作りたかった世なのか?」と西郷どんに尋ねます。

ドラマを見ている側は西郷どんがどんな返事をするのかドキドキしました!

西郷どんは新政府の腐敗1つも止められず、斉彬公と作りたかった世界とかけ離れていると言います。

「ほらみろ!わしの言った通りだろうが!」と久光がふんぞり返って言うのかなと思ったら…

 

「やっせんぼが!」

「やりぬけ!最後までやり抜くんじゃ!やってやって!それでも倒れたときは、こん薩摩に帰ってこい!」

 

思わず目がしらが熱くなって、3回くらい同じシーンを繰り返して見てしまいました。

国父らしい大らかさと、久光公の不器用な優しさと温かさを感じたセリフでした!

久光が仮病を使ったり憂さ晴らしに花火を上げたりしているときは呆れてしまいましたが、このセリフには良い意味で裏切られました!!(*_*)

 

いつか息子に言ってあげたいセリフだと思いましたね。

久光なりの、精いっぱいの西郷どんへのエールだったに違いありません!

久光の思いもしっかり西郷どんに伝わったようでした。^^

 

 

あらすじ&感想特集(まとめ)

第1話から感想レポートを地元目線で書いています。

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西郷隆盛特集

大河ドラマ『西郷どん』で盛り上がっている鹿児島の観光スポットをご紹介!

 

大河ドラマ「西郷どん」観光コース

おススメの「西郷どん」観光コースを交通手段・地域ごとにまとめました!

西郷どん観光コース

 

豆知識☆ちょこっと鹿児島弁講座( ..)φメモメモ

今回も、薩摩弁を5つご紹介します♪

・「はっじだ」⇒「逃げた」

・「かばしか」⇒「良い香りがする」

・「やずろし」⇒「うざったい」

・「ふて」⇒「太い」

・「なっべ」⇒「泣きべそ」

いかがでしたか?読み方としては、語尾を上げるのがポイントです。

次回も大河ドラマ「西郷どん」の劇中に登場するかもしれないし、しないかもしれない薩摩弁をご紹介しますので、楽しみにしていてくださいね!

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